情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「選ばれる大学」へ戦略的広報と危機管理

強い大学をつくる組織改革/現役記者が教える不祥事対処法
日 時:2012年6月4日(月) 10:30〜19:00
会 場:日本記者クラブ 9階宴会場

毎年恒例のエフシージー総合研究所の大学広報パーソン向けセミナーは、「選ばれる大学のための広報戦略」をメインテーマに開催しました。
今回のセミナーでは、官界・大学・メディアの各分野の講師をお招きし、選ばれる大学になるための関係者への効果的なコミュニケーション方法から危機管理対応までを学んでいただきました。

基調講演 大学改革と広報

イメージ 長谷川和弘 文部科学広報官

文部科学省・文部科学広報官の長谷川和弘氏に大学改革と広報をテーマに基調講演をいただきました。冒頭で、長谷川氏は、現在の大学は人材育成、地域活性化あるいは世界的な諸問題の解決などの上で重要な役割を担っていると述べ、大学教育に対する国民の期待の高さについてデータを挙げて説明しました。次いで、質の高い学士教育のためには、学生が主体的に学ぶことや教員の教育力向上が重要であるとする中央教育審議会での議論を紹介しました。また、自身が私立大学の職員として出向中のエピソードを披露しながら、大学の広報担当者は、内部にありながら外部からの視点も持ち、自分の大学がどのような長所を持っているかをよく把握し、さまざまな広報手段の特徴を生かした発信を工夫していく必要性を説明しました。文部科学省としても、取り組んでいる各種施策について、国民に分かりやすい広報を実践すべく、常に効果的な方法を模索していると述べ、講演を締めくくりました。

講演(1) 選ばれる大学になるための経営・広報戦略

イメージ 岩田雅明氏

大学経営コンサルタントの岩田雅明氏に、大学の広報・経営戦略について実例を挙げて解説いただきました。広報が十分な力を発揮するためには、組織として同じビジョンを共有しておかなければならないと岩田氏は語り、「何」を「だれ」に対して伝えたいのかを明確にする必要があると説明しました。保護者、受験生、地域社会など大学を取り巻くさまざまな関係者のニーズを把握し、自分たちの持つ資源でどのようにして、そのニーズにこたえられるかを考え、行動することが大事だと解説し、講演を終了いたしました。

講演(2) プレスリリースの基本と記者会見でやってはいけないこと

イメージ 鈴木裕一 産経新聞編集総務

産経新聞編集局編集総務の鈴木裕一氏にマスコミから見た危機管理広報についてご講演をいただきました。まず、鈴木氏は広報の目的をはっきりさせておくことが重要と指摘し、何のための記者会見なのかがはっきりせず、紛糾した実例を挙げ、会見の良し悪しが企業の浮沈を決めるほど重要になっていると述べました。
では、その会見で何が必要なのか。広報に必要な5つの要素、「謝罪」、「調査」、「原因究明」、「再発防止策」、「処分」についてそれぞれ説明し、会見にはこの5つの要素が盛り込まれていなければならないとアドバイス。このほかにも、会見のコツ10か条を披露し、社会から許される会見と社会からバッシングを受けてしまう会見の違いについて、具体的に解説しました。

メディアトレーニング 不祥事発生時の記者会見のトレーニング

本セミナー恒例の模擬記者会見(メディアトレーニング)を開催。参加者全員が、3〜4人のグループに分かれ、会見者として本番同様に現役の記者から質問を受けるトレーニングを実施しました。記者役は、産経新聞 編集局編集総務の鈴木裕一氏、産経新聞 編集局編集長の近藤豊和氏、産経新聞 編集局社会部長兼科学部長の斎藤浩氏の3氏が務めました。記者からの鋭い質問に立ち往生してしまうチームなどもありましたが、参加者からは「臨場感のあるトレーニングで、とても勉強になった」との感想を多くいただきました。講評で、記者役を務めた講師からは、「会見に当たっては、まず、なんのために開くのかといった目的意識を持つことが重要」とアドバイスがありました。

模擬記者会見で深々と頭を下げる参加者 模擬記者会見で深々と頭を下げる参加者
舌鋒鋭く質問をする記者役の講師陣 舌鋒鋭く質問をする記者役の講師陣

エフシージー総合研究所は、会員制の勉強会「フジサンケイ大学広報フォーラム」を主宰。有識者を招き、広報力のアップや大学関係者間の意見交換を図る会を定期的に開いています。また、どなたでもご参加いただける、プレスリリース作成講座や新任広報担当者のための公開講座も随時開催しております。

――以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています――

産経新聞、フジテレビなどのフジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所では、大学関係者向け広報セミナーを開催いたします。9年目を迎えた今年のセミナーのテーマは、『「選ばれる大学」へ戦略的広報と危機管理』です。

いま大学は大競争の中にあって、「学生を選ぶ」から「学生から選ばれる」大学へ転換しないと淘汰されかねない時代になりました。

そこで、選ばれる大学になるための組織改革と大学が行うべき広報の基本と不祥事対応について学んでいただきます。

官・大学関係者・メディアの各分野から、講師をお招きしています。講演と現役記者による模擬記者会見のトレーニングなどを通じ、学長や理事を含め大学の経営企画・広報担当者が知っておくべき基本知識を学んでいただきます。この機会にぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

参加者には、もれなく限定版小冊子「不祥事会見べからず集」を差し上げます。
テーマ 広報セミナー
「選ばれる大学」へ戦略的広報と危機管理
日 時 2012年6月4日(月) 10:30〜19:00
会 場 日本記者クラブ 9階宴会場 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)
参加費 一般=40,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=35,000円
(各税込み)
申込み 受講申込みはこちら

プログラム

10:30
〜11:30
【基調講演】「強い人材の育成」のための大学教育とは
―文部科学省が推進する教育改革の方向性
 文部科学省広報室長(文部科学広報官) 長谷川 和弘 氏
12:30
〜13:30
選ばれる大学になるための経営・広報戦略
―定員割れ大学をV字回復させる秘策とは
【講 師】
 大学経営コンサルタント 岩田 雅明 氏
13:40
〜14:40
「プレスリリースの基本と記者会見でやってはいけないこと」
【講 師】
 産経新聞編集局編集総務 鈴木 裕一 氏
14:40
〜15:40
【模擬記者会見の準備】
参加者がチームになってニュースリリースと想定問答集を作成
15:40
〜18:15
【模擬記者会見と講評】
【講 師(記者役)】
 産経新聞編集局編集総務 鈴木 裕一 氏
 産経新聞編集局編集長 近藤 豊和 氏
 産経新聞編集局社会部長兼科学部長 斎藤 浩 氏
18:15
〜19:00
参加者からの質問・名刺交換

お申込み受付中のセミナー

広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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