企業事件・不祥事リスト

2025年

5月

京都府警の40代の警部補と20代の巡査が署管内の警察施設のトイレや自分の署の女性トイレに盗撮カメラを設置したとして、府警は性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの容疑で2人を書類送検する方針を固めたことが5月15日判明した。また、20代の巡査の自宅を家宅捜索したところ、押収したカメラなどから、電車内などで複数の女性を盗撮した動画が少なくとも10本以上見つかり、府警が余罪を調べている。

警視庁捜査1課の男性警部(51)が、臨場した火災現場で現金を盗んだとして5月14日、窃盗容疑で警視庁に逮捕された。同警部は「火災犯捜査」担当で、出火原因を調査するエキスパートだったという。警視庁は2022年10月から2025年2月にかけ、臨場した火災現場で、約10件計約900万円を盗んだとみて調べている。火災現場の被害者はいずれも一人暮らしで被害届けなどは出されておらず、焼け跡の物品を記録する前に現金を盗んでいた模様。同警部は「将来が不安で金を盗んだ」などと供述しているという。

新潟県弁護士会で副会長を務めていた男性弁護士=享年44=が複数の依頼人の口座から計約1億1000万円を着服していたことが5月13日判明した。この男性弁護士は2024年11月に死亡しているが、「ギャンブル依存症だった。競馬や競輪に使ってしまった」と記した文書が見つかっている。同弁護士は、依頼人が財産相続や成年後見の目的で預けた口座から200回以上にわたり、1回当たり数十万~100万円程度を送金したり、直接引き出したりしていた模様。

神奈川県警に2024年6月から元交際相手からのストーカー被害を訴えていた女性が今年4月30日、この元交際相手の自宅から遺体が見つかった事件。遺族側は県警の怠慢と訴えているが、警察庁の楠芳伸長官は5月8日の定例記者会見で神奈川県警に対して指導したいと述べた。神奈川県警では2024年に現職警察官が逮捕されるという不祥事が相次いでいる。

関西電力子会社のコンサルティング会社KANSOテクノス(大阪市)が国からの委託費を不正受給していた問題で、2017~23年度に計約2億3千万円多く請求していたことが5月2日判明した。同社は昨年9月に環境省から委託を受けた北海道苫小牧市での環境影響調査事業で、実際は従事していない従業員の人件費などを架空計上していたと発表した。外部の弁護士らが過去にさかのぼって、さらに調査したところ今回の不正請求が判明した。不正請求は事業の委託を受けた08年から行っていた模様だが、書類が残っておらず、2017年以前の水増し請求金額は判明していない。同社は「心よりおわび申し上げる。信頼回復に全力を尽くす」などとコメントしているが、同社ホームページには5月27日現在、本件についての記述は見当たらない。

神戸市立医療センター西市民病院で、2022年と2026年に腫瘍が見つかったにもかかわらず検査をしなかったり、CT撮影での指摘を医師が見落としたりした医療ミスで、70代と60代の男性が死亡していたことが5月2日判明した。病院側は過失を認め遺族に謝罪した。記者会見した病院長は「深く反省し再発予防策を講じる」などと釈明した。

名古屋市の会計年度任用の男性職員(58)が駐輪中のオートバイからヘルメットを盗んだとして、愛知県警に窃盗容疑で逮捕されていたことが5月2日判明した。同職員は4月27日市内の商業施設の駐輪場にとめていたバイクから時価5000円相当のヘルメットを盗んだという。同職員の自宅からはこの他に10個のヘルメットが押収されており、警察では余罪を調べている。

4月

帝国、オークラ、ニューオータニといった御三家など、都内の高級ホテルを運営する大手15社が、客室の平均単価や稼働率などの情報を定期的に交換していたことが判明した。4月17日、公正取引委員会はこうした行為が、カルテルにつながる恐れのあるとして、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで再発防止を求める警告を出す方針を固めた。15社のホテル営業担当者毎月開催の「Front Reservation会」と呼ばれる会合に参加し、将来の単価の設定方針といった非公開情報も共有していた。

トヨタ自動車の直営販売会社「トヨタモビリティ東京」では、人気車種の「アルファード」などの新車を販売する際に有料のボディーコーティングやトヨタファイナンスとのローン契約をしないと販売を拒否することが判明した。同社は都内で180店舗を運営し、各店舗でセット販売を行っていた模様。公正取引委員会では、こうした販売形態が独禁法違反(抱き合わせ販売)の恐れがあるとして4月10日、同社に警告を行った。

三井金属の子会社で建材用製品を手がける「三井金属パーライト」(大阪府貝0塚市)で、検査データの改ざんや捏造が20年以上に渡り行われていたことが4月4日判明した。不正があったのは、岩石などを原料とする白色の粒状または粉末状の鉱物由来の「パーライト製品」で、建物の外装などに使われている。三井金属では、「安全性、品質に重大な影響を及ぼすほどのことはない」などとコメントしている。

ゴキブリやネズミが混入した事案が発生した牛丼チェーン「すき家」は4月3日、5日午前3時から、全国のほぼ全店で24時間営業を取りやめると発表した。毎日午前3時から4時までを集中的な清掃作業に充てる。また、社内基準に満たないとして、約170店舗は閉店を継続するという。

回転ずし大手のくら寿司は一部店舗で、客席の皿の回収口に開封された避妊具が置かれた迷惑行為について4月3日、実行者を特定したとXで公表した。実行者と名乗る人物からは謝罪したいとの連絡があったが、会社として厳正な対処を行うとした。迷惑行為のあった店舗では、皿の回収口を徹底消毒するなどの処置をとったという。

NHK熊本放送局の30代の記者が、離婚し配偶者がいないにもかかわらず、嘘の申告をして、単身赴任手当や家族宅への往復旅費を不正に受け取っていたことが4月3日判明した。不正受給額は総額188万8300円に上り、NHKでは同記者を原則として退職金の出る諭旨免職処分とした。同記者は2023年5月に離婚していたが、申告しておらず、年末調整の際に不正受給が発覚した。NHKは国民から強制的に徴収した受信料で運営しており、2023年度は6328億円もの収入を得ている。なお、NHKでは不正を行った職員の性別・年齢も公表していない

埼玉県警の男性巡査(21)が自転車を盗み飲酒運転をしたとして、窃盗と道交法違反(酒気帯び運転)容疑で4月3日書類送検され、停職3カ月の懲戒処分を受けていたことが判明した。同巡査は2月21日未明、東武伊勢崎線蒲生駅近くの駐輪場で自転車を盗み、酒気を帯びた状態で運転していたところ、埼玉県警警察官から職務質問を受け犯行が発覚した。巡査は都内で飲食後、列車内で気持ちが悪くなり、蒲生駅で途中下車した。駅から自身の寮までは徒歩で2時間近くかかるため自転車を盗んだという。巡査は依願退職を申しでている模様。

3月

私立大阪夕陽丘学園高校(大阪市天王寺区)の校長が2022年に非正規雇用の20代女性教員の胸を触り「ホテルへ行こう」などと誘うセクハラをしていたことが3月14日判明した。女性教員は急性ストレス障害を発症した。校長は正規採用をチラつかせ、女性教員にしつこく迫っていた模様。

サッカーJ3鹿児島ユナイテッドFCの代表(47)が、虚偽の登記手続きをしたとして、電磁的公正証書原本不実記録などの容疑で、鹿児島県警から書類送検されていたことが3月11日判明した。同代表は2020年に関連法人の登記手続きで、理事1人の辞任届を作成、無断で印鑑を作成し押印した疑いがある。当時、法務局から登記手続きが更新されていないと指摘を受け、代表が勤務実態のない理事の印鑑を作成し、登記した模様。

三越伊勢丹が販売した焼き菓子の一部にプラスチック片が混入し、購入者1人が口の中をけがしたとして、同社では販売した計2400個を自主回収することが3月3日判明した。同商品はフランスから輸入したもので、製造工程で混入した可能性が高いとしている。購入者には返金などの対応を行うとしている。

大分大付属小(大分市)のPTAの事務職員が2022~2023年度にかけて、会費など計約910万円を着服していたことは3月3日判明した。同事務員は投資やギャンブルに充てていたと着服を認めている。同事務員は、備品や消耗品を購入したように会計システムに入力し、購入金額分を通帳から直接引き出していたという。

愛知県あま市立小学校の男性教員がスマートフォンを箱に隠し、女子児童の着替える様子を盗撮していたことが3月3日判明した。同教員は「休み時間の児童の様子を確認するためだった」などと説明しているという。愛知県警では、県迷惑行為防止条例違反の容疑で捜査している。市教委によると、児童が2月26日に教室内で穴の開いた箱を発見した。市教委はコメントを差し控えるなどとしている。

JR東日本の子会社で駅ビル内のテナントを運営する「アトレ」(東京)が、ポイントサービスの運営費用の一部をテナントに負担させる契約は、独禁法違反(優越的地位の乱用)に当たる恐れがあるとして、公正取引委員会が近く警告を出す方針を固めたことが3日判明した。同社はこの方針を受け、4月に始める予定だったテナントの費用負担を取りやめた。このポイントサービスは、JR東の関連施設で買い物をすると「JRE POINT」が付与されるというもの。アトレは2024年夏ごろ、商業施設に入るテナント約800社に対し、25年4月からポイントの運営費用の一部を負担させる取引条件に変更すると一方的に通知した。公取委は説明がなく一方的な変更だった点を問題視したとみられる。

ミシュランガイドにも掲載された大阪府内の日本料理店「喜一」で2月にノロウイルスによる食中毒が2回発生していたことが判明した。1回目の発生で、保健所から2日間の営業停止命令を受けたが、再開直後にも再び客に食中毒症状が出て、保健所では無期限の営業禁止処分を下した。

東京メトロの鉄道車両に使われた断熱塗料にアスベストを含んだ塗料が使われていたことが3月2日判明した。この塗料は「日本特殊塗料」が石綿(アスベスト)を含まないとして製造・販売したもの。この製品については、2017年の検査で発覚していたが、違法な状態での流通が一定期間続いていたもよう。東京メトロでは、これまでのところ健康被害はないとしている。アスベストは肺がんなどの健康被害の原因物質で、国の規制対象となっている。労働安全衛生法などでは、製品等への含有量が厳密に規定されている。

2月

滋賀県、岐阜県、東京都の14~16歳の男子中校生ら3人が共同して楽天モバイルのシステムに不正にアクセスし、通信回線を契約したとして、警視庁サイバー犯罪対策課に不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されていたことが2月27日判明した。男子中高生らは不正に1千件以上の回線を契約し、これらを転売して750万円相当の仮想通貨を得ていた模様。学生らは、対話型生成AI「チャットGPT」を悪用して自作したプログラムを使い、楽天モバイルのシステムにログインし、機械的に回線契約を行っていた。3人はオンラインゲームを通じて知り合い、不正に得た通貨でオンラインカジノなどに充てていた。

全国B型肝炎訴訟の熊本県の団長だった弁護士(63)が弁護団が管理する口座から3900万円余りを横領したとして2月25日熊本県警に再逮捕された。同弁護士は2019年から20年にかけて国からの和解金などを管理する同団の口座から約3900万円を自分の口座に入金するなどしていた模様。同弁護士は2024年10月に弁護団から刑事告訴され、2月4日に360万円余りを横領した業務上横領の疑いで逮捕されていた。横領した金は住宅ローンや事務所の経費の支払いなどにあてていた模様で、この弁護士は容疑を認めている。

宮崎県弁護士会所属の男性弁護士(52)が依頼人から預かった約187万円を着服していたとして2月5日、宮崎県警に業務上横領容疑で逮捕された。同弁護士は交通事故にあった依頼人に保険会社から代理人である自分に振り込まれた約187万円を横領した模様。同弁護士は容疑を否認している。なお、同弁護士には同様の複数の被害が弁護士会に寄せられている。

千葉県市川市立小学校の更衣室で録画状態のスマホが見つかり、所有者の30代男性教諭が学校側の聞き取り後に死亡した問題で、市教育委員会は4日、記者会見を開いた。本件は1月22日、市立小学校で児童の更衣室内の机の中に録画状態の男性教員のスマホが見つかり、学校長が問いただしたところ、本人は身に覚えがないなどと否定したが、自身が机の中にセットしている様子も録画されていたため犯行が疑われた。同男性教員はスマホが見つかった翌日から出勤せず、同月25日に県外で死亡していたことが判明した。教委は自殺かどうかについては警察が特定中とした。

沖縄県の日刊紙「琉球新報社」が行った読者プレゼントの応募に際して、インターネット上に応募者の個人情報が閲覧できる状態になっていたことが2月4日判明した。閲覧できた個人情報は842人分で氏名・年齢・電話番号などで外部に流出した可能性もある。同社では再発防止に努めるなどとコメントしている。

奈良テレビ放送の男性支社長(51)が奈良県内の駅構内で自身のバックに仕込んだスマホで女性のスカート内を盗撮していたとして2月3日、奈良県警に県迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕された。同支社長はストレスがたまり、それを解消するために盗撮をしたと犯行を認めている。同放送局は「事実であれば大変遺憾(=残念)」などとコメントしている。

福岡県の結婚式場運営会社アルカディア(福岡県久留米市)が、新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)約2200万円を不正受給したとして、福岡県警は2月3日、詐欺の疑いで同社幹部ら5人を逮捕した。同社はコロナ禍で赤字経営だった。今回の不正で得た金額は1億円を超える可能性がある。雇調金は、一時休業などにより雇用を維持する場合、国が手当を補塡する制度。コロナ対策で手続きを簡略化したことから全国で不正受給が発生している。

1月

元男性タレント(52)と女性とのトラブルでフジテレビ社員の関与が報じられた問題で、フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが、1月27日会見を開き、フジテレビ会長の嘉納修治氏と社長の港浩一氏が引責辞任を発表した。この会見は17日に開いた会見への批判が殺到したための「やり直し会見」。港社長は「人権に対する意識の不足」を認め陳謝したが、当該事案に関する同社社員の関与は改めて否定した。今後は第三者委員会の調査に全面的に協力し、真実の解明と企業風土の刷新を図りたいなどととした。会見は、前回の批判を受け、参加制限を設けず動画写真撮影を可とした。会見では不規則発言や怒号も飛び交い、参加者による自己主張や同じ質問が繰り返されたことから、同日午後4時から始まった会見は翌28日午前2時23分までと10時間超に及んだ。

三菱UFJ銀行の女性行員(46)が、貸金庫に顧客らが預けた金塊を盗んだとして警視庁は1月14日、窃盗容疑で逮捕された。同行員は約4年半で契約60人から十数億円を盗んだとみられ、計七用ではさらに調べを進めている。同行員は支店の店頭業務責任者として、貸金庫業務を統括する立場で、銀行が保管している貸金庫のスペアキーを使って貸金庫を開け、金品を縫い住んでいた。2024年10月に顧客からの訴えで発覚した。

九州大学の30代の元女性研究員が上長である男性教授から体を触られるなどのセクハラ行為を受け続け、転職をせざるを得なかったとして、大学と同教授に約4690万円の損害賠償を求めた事件で、1月14日に福岡地裁で第一回口頭弁論が開かれた。同研究員は2021年から同大工学部に任期付きで勤務したが、当初から同教授から「ちゃん」づけで呼ばれたり、飲み会帰りに体を触られたり、被害を大学側に訴えると契約更新をしないと恫喝されたり、業務を与えられなかったりしたと訴えている。

東京女子医大の女性元理事長(78)が、大学の新校舎建設に関して、約1億1700万円を不正に大学側に支出させたとして、1月13日警視庁に背任容疑で逮捕された。警視庁の調べによると、同元理事長は2018年から2023年にかけて新校舎建設の建築アドバイザーを務める建築会社の男性(68)に業務内容に伴わないにもかかわらず、1億7000万円余りを業務報酬として支払い、その一部を自身に環流させていた疑いがあるという。

日本郵便が、ゆうパックの委託先の配送業者から求められたコスト上昇分の価格転嫁を不当に拒否していたなどとして、公正取引委員会が2024年に下請法違反(買いたたき)の疑いで同社を行政指導していたことが1月8日、産経新聞の取材で判明した。日本郵便では、2024年6月にも下請け業者に顧客からのクレームがあった際に、明確な根拠を示さず違約金を徴集していたことが判明し、公取委から指導されていた。

山梨信用金庫の20代男性職員が顧客の高齢夫婦の預金計266万円を着服したとして懲戒解雇されたことが1月7日判明した。着服は2023年12月~昨年10月にかけて行われた模様で、同職員は高齢夫婦の定期預金を勝手に解約し、引き出した現金を渡していなかった。昨年10月に夫婦の親族が、現金がなくなっていることを信金に訴えていたが、信金側は職員による着服を否定していた。職員が夫婦に引き出した現金を手渡していたとされる日に、夫婦宅に訪問していなかったことが、夫婦宅の防犯カメラで判明したことから、信金側も着服を認めた。

2024年

12月

東京大学の教授が「刑法犯に該当する人格権侵害行為があった」として同大学から懲戒解雇処分を受けていたことが12月5日判明した。同大学副学長は「あるまじき行為」などと談話を発表したが、同教授の氏名や年齢、具体的な行為については、被害者のプライバシー保護を理由に一切公表していない。SNS上では真偽不明の情報が飛び交っており、大学側の対応はかえって揣摩臆測を呼ぶ結果となっているといった批判も多い。

石岡市消防本部の男性総務課長(51)がSNSで知り合った19歳の女性に、偽造した10枚の1万円札を手渡したとして、茨城県警に偽造通貨行使の容疑で逮捕されたことが12月4日判明した。同総務課長は、2023年7月に19歳の女性にホテルで出会った際に偽造紙幣を手渡した。女性は渡された紙幣に透かしがないことに気づき県警に相談していた。

大阪市の男性税理士(63)が顧問先の企業2社の依頼で脱税方法を指南したとして、大阪国税局が法人税法違反や消費税法違反などの罪で大阪地検に告発していたことが12月3日判明した。同税理士は、顧問先企業の計約3億円超の所得を隠し、脱税額は計約1億2700万円に上る。同税理士は別の顧問先に架空の請求書を用意させ、架空の外注費を計上する手口で2019~22年にかけて2社の法人税などを脱税。隠した所得の一部を報酬として得ていた模様。

熊本県立高校の男性教諭(52)が複数の女子生徒のスカート内を盗撮していたとして12月3日、県教委は同教諭を懲戒免職処分とした。同教諭は「スリルがあってやめられなくなった」などと供述しているという。

野村証券の営業職の男性社員(29)が今年7月、広島市内の顧客の住宅で、80代の女性に睡眠作用のある薬物を飲ませ、こん睡状態にさせたうえ、女性がいた寝室から現金1780万円余りを奪って火をつけたとして強盗殺人未遂と放火の罪に問われた事件で、同社の奥田健太郎社長ら役員計10人が報酬を一部自主返上すると12月3日に発表した。奥田社長は月額報酬30%を3カ月、他の役員9人も20~30%を3カ月返上するとした。

愛媛県東温市の男性医師(63)が大学教授の仕事の傍ら、自身が運営するインターネットの販売サイトで女児の裸の画像や動画を販売したとして12月2日、埼玉県警に児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)などの容疑で再逮捕された。同医師は「小児性愛者の犯罪を抑止する目的で販売した」などと供述しているという。同医師は長崎県立大学教授を務めていた2022年4月~23年3月、児童ポルノ8点を計5人に販売していた模様。埼玉県警では児童ポルノなどの画像や動画計約430点を押収、約2300万円の売り上げを確認した。同医師は、2024年3月に一身上の都合を理由に長崎県立大学の教授を辞職している。

中国産を混ぜたそばのむき実を「そばムキ実(北海道産)」と記して販売したとして、今年11月に不正競争防止法違反と詐欺未遂の疑いで滋賀県大津市の「山本そば製粉」会長が逮捕された事件。同会長が警察の取り調べで、30年前から外国産を混ぜたそば粉を「純国内産」などと偽って販売していたと供述していたことが、12月2日判明した。滋賀県警は同社会長を不正競争防止法違反(誤認惹起表示)と詐欺の容疑で再逮捕した。

11月

オリンパスの社長兼最高経営責任者=CEO=(56)が自称カメラマンからコカインやMDMAなど違法薬物を譲り受けていた事件で警視庁は11月7日、同CEO を麻薬特例法違反の容疑で書類送検した。同社では、CEOが薬物を購入したとの通報を受けて内部調査を行い、9月末に警視庁に相談。10月28日付で同CEOの辞任を発表していた。

地方独立行政法人「大阪府立病院機構」の運営する大阪母子医療センターの50代男性医師が複数の部下らに対して「人間としてとっくに失効してるだろう」などと罵詈雑言を浴びせたりなど不適切な言動をとっていたとして11月7日、同機構の第三者委員会は男性医師の行為をパワハラと認定し、懲戒処分を検討していることが判明した。同機構は、「信頼回復に努めます」などとコメントしている。

神奈川県警横須賀署地域課の36歳巡査長が70代の男性から約700万円をだまし取ったとして、詐欺と有印私文書偽造・同行使の容疑で県警に11月4日逮捕された。巡査長は借金の返済に充てたなどと容疑を認めている。巡査長は駐在所勤務当時、70代の男性と知り合い、通帳や印鑑を預かり、偽造した委任状を使い郵便局から現金を詐取していた。県警は、「言語道断」などとコメントしている。神奈川県警では、現職警察官が保険金詐欺や窃盗未遂で逮捕されるなどの不祥事が連発している。今回の事件で、同県警警察官の逮捕者は今年6人目となる。

三井住友信託銀行の管理職の社員が業務で知った企業情報をもとに株式を複数回売買するインサイダー取引を行っていた疑いが11月1日判明した。当該社員が自ら申し出て明らかになった。同行では同日、同社員を懲戒解雇した。同行社長は会見で「事態を厳粛に受け止め、今後の関係当局による捜査と調査に全面的に協力する」などとコメントした。

大阪府泉佐野市の泉南消防署の副署長(53)が部下に対するパワハラで戒告処分を受けたことが11月1日判明した。副署長は、昨年12月から今年7月にかけて業務上の受け答えや失敗した部下らに対して、机をたたきながら「消防士失格だ」などと威圧的で不適切な言動を繰り返していたという。副署長は反省の弁を述べているとのこと。

栃木県真岡市の男性中学教員(45)が路上で泥酔状態の女性を連れ去り、わいせつな行為をしたとして、栃木県警にわいせつ目的略取と不同意性交容疑で逮捕されたことが11月1日判明した。同教員は今年7月28日の深夜3時過ぎに同県小山市内の路上で30代の泥酔状態の女性を抱きかかえ、近くの場所まで連れ去り、わいせつな行為をした模様。教員と女性は面識がなかったが、教員は同意があったなどと容疑を否認しているという。

山梨県民信用組合(甲府市)の40代の職員が顧客4人から約800万円を着服していた事件で、同組合の役員が当該事実を把握していたにもかかわらず、監督官庁である金融庁に報告せず、隠蔽していた事実が10月31日判明した。着服した職員は、在職中の2000年から23年にかけて、出資金預かり証を不正に利用したり、ローンカードを不正に使うなどして顧客4人から現金を着服した。当時の役員はこの事実を把握していたが、内々で処理した模様。本件を調査した第三者委員会では、隠ぺいを行ったのは、役員の順法意識の欠如に加え、着服金が弁済されており、被害者も問題視しなかったためとしている。なお、当該信組では、この他にも複数の職員らによる同様の事案が3件あり、金融機関としての管理体制に問題があるとの指摘がある。

10月

NHKが今年4月に過去3年間で長時間労働による労災認定が複数あったとして、東京労働局から行政指導を受けていたことが10月1日判明した。
NHKでは2019年に40代の男性管理職が長時間労働による過労死があったほか、2021年にも30代前半の女性記者が過労死している。さらに今年3月にも別の職員が長時間労働の結果、健康障害を発したとして労災認定を受けている。短期間に立て続けに発生する長時間労働による労災認定の事態を受け、東京労働局はNHKに過労死等防止計画の提出を求める行政指導を行った。
半年間にわたり、行政指導受けたことを事実上、隠蔽していたことに対してNHKでは「行政指導を踏まえた改善計画ができたタイミングでの公表が適切だと考えた」などと弁明している。

京都府警本部長(56)が部下らに対して、「殺すぞ」などの暴言の他、不適切発言を繰り返していたと疑われていた問題で、同本部長は暴言の数々を警察庁の調べに対して認めていたことが10月3日判明した。同本部長は10月14日付で警察庁長官官房付に更迭された。同本部長は、東京大経済学部を卒業後、1991年に警察庁に入庁したキャリア官僚。警視庁総務部長などを経て、23年から京都府警本部長を務めている。都道府県警トップによるパワハラの認定や処分は異例といわれている。

大阪市天王寺区の天王寺動物園の男性飼育員(47)が、調理場に保管されていたサルやチンパンジーに与える果物や野菜を盗んでいたことが10月1日判明した。園の調べによると飼育員は少なくとも1か月以上前からサルのえさを盗んでいた模様。大阪府警では窃盗容疑で、この飼育員に任意で話を聞いているという。

群馬銀行の20代男性行員が、顧客に「新紙幣へ両替する」とうその説明をして預かった計5535万円を着服したとして、懲戒解雇されていたことが10月2日判明した。同行員は今年8-9月に深谷支店と深谷上柴支店に勤務していた当時、埼玉県内の個人や法人客から現金を預かり着服した模様。行員はギャンブルに使ったなどと話しているという。

赤穂市民病院で2019年から半年間の内に手術後に2人が死亡し、6人に後遺障害が生じた8件の医療事故が発生した問題で、これらの手術を執刀した医師が執刀したのは別の医師だったと虚偽の報告をしていたことが10月3日、産経新聞の取材で判明した。当該男性医師は赤穂市民病院(兵庫県赤穂市)脳神経外科に在籍していた当時、70代女性患者への頸椎(けいつい)手術の際に頸髄を損傷させた医療事故で、報告書には執刀は第一助手を務めていた上級医師だったとの虚偽の記述をしていた。兵庫県警では、当該医師と第一助手を務めていた上級医師を業務上過失致傷容疑で書類送検している。

第電子部品メーカー「TDK」の元研究職社員が、同社に勤務当時の2023年に電子部品「MEMS(メムス)」などに関するデータを社用のメールアドレスからから私用メールに送信し、不正に持ち出したとして警視庁公安部に不正競争防止法違反容疑で書類送検されていたことが10月4日判明した。同社では別の元社員2人が製品データを流出させたとして今年5月に公安部が不正競争防止法違反容疑で書類送検している。
「MEMS(メムス)」は微小電気機械システムの略称で、スマートフォンや自動車のセンサーなど幅広い分野で活用されているほか、軍事・宇宙分野で使用されており、世界中で開発競争が繰り広げられている。同システムは日本のものづくり産業を担う基幹技術の一つと捉えられている。

9月

新車で購入した日産の乗用車「フーガ」に安全上の問題があったとして、福岡市の購入男性が、販売した「日産福岡販売」に約1490万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁は9月2日までに同社の上告を退ける決定をした。原告の男性は、2013年に約660万円で新車のフーガを購入したが、引き渡しを受けて間もなくエンジン内から異音が発するなどしたことから、販売店に報告。その後も異常が続いたため部品交換をしたが購入2年後に突然エンジンが止まるなどしたという。訴訟では日産の従業員も出廷し、購入者の故意・過失が原因として争っていた。福岡高裁では原告男性の訴えを認め、販売店に520万円の支払を命じていた。同社はこの判決を不満として最高裁に上告していたが、これは退けられ高裁の判決が確定した。

福岡地検特別刑事部は9月4日、同県弁護士会所属の男性弁護士(34)を  有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕した。逮捕された弁護士は土地登記を巡る訴訟を提起するよう依頼を受けていたが、放置していた。そのため、2023年5月に、他の事件の判決書から裁判官の署名や押印をコピーし、当該土地登記に関する訴訟の判決文を偽造し、依頼者には裁判で判決を受けたと偽りの報告をしていたという。

宮崎県小林市の上下水道課の男性主幹(52)が水道工事で便宜を図る見返りに同市の水道工事会社から現金を受け取ったとして9月5日、加重収賄や詐欺などの容疑で宮崎県警に逮捕された。同主幹は、市内の水道工事会社社長と共謀、架空の水道工事を発注し、市から同社に約20万円を振り込ませ、その金を同社から受け取っていた模様。逮捕された主幹は水道工事の発注や業者選定を担当していた。

警視庁は9月6日、TBSの50代の男性社員を不同意性交容疑で書類送検した。この社員は既婚者専用のマッチングアプリで知り合った女性に性的暴行を加えた模様だが、同意があったと主張している。同社員は今年5月に40代の女性と食事後に赤坂のカラオケ店に移動、店内で性的暴行を加えたとされる。TBS広報は、書類送検されたことは大変遺憾(遺憾は残念の意)などとコメントした。

週刊文春が、自民党の男性参院議員が事務所の中国人女性秘書と交際しているとの記事を掲載し、同議員から名誉棄損に当たるとして訴えられていた裁判で、東京地裁は9月6日、発行元の文藝春秋社に275万円の支払いを命じた。週刊文春は2021年12月に同議員が妻帯者にもかかわらず、当該女性秘書とホテルに1カ月間滞在したり、車内で口づけをしたりしていたと掲載した。東京地裁判決では、ホテル滞在の事実はなく、口づけも記者の目撃と不明瞭な写真しかなく裏取りが不十分であるとして、内容は真実とは認められないと判じた。週刊文春編集部では控訴するとコメントしている。

ソフトバンクの元部長(48)と元課長(43)が、同社事業への架空投資話で投資家ら3人から約13億円余りをだまし取り逮捕された事件で、東京地裁は9月6日、両人にそれぞれ懲役7年と懲役2年6月の実刑判決を下した。両被告は2021年12月~22年3月、ソフトバンク社内の会議室に投資家らを招き、虚偽の資料を見せて投資話を信用させた。裁判長は手口が巧妙で計画的であり、被害の弁済も一部にとどまっているとして実刑が相当だと判じた。

NHKの番組制作子会社の男性チーフプロデューサー(62)が、9月13日JR渋谷駅駅員の顔を殴打するなどして暴行容疑で現行犯逮捕された。同人は容疑を認めている模様。

8月

第一生命の社員が出向先の保険代理店「保険クリニック」を展開するアイリックコーポレーション(東京)から、同社が保有する契約者の氏名・生年月日・契約保険会社の情報を持ち出し、第一生命のグループ会社ネオファースト生命保険に漏らしていたことが8月8日判明した。持ち出した第一生命の社員は、「契約シェアの確認のためだった」などと弁明しているという。

札幌医科大の50代男性教授が自身のパワハラ行為を告発していた教員らに対して、告発の撤回を要求していたとして8月8日、大学から停職5か月の処分を受けたことが判明した。同教授は今年5月教員2名に対してパワハラをしていたとして、停職3月の処分を受けたが、この処分前に教員らに対して告発を撤回をするよう部下の准教授と共に要求していた。

中古品の買い取りのブックオフの国内24店舗の従業員らが、架空の中古品買取りを行い合計7千万円余りを着服していたことが8月6日判明した。同社の調査委員会によると、実体のない取引をシステム上で行い、買い取り単価や点数を増やすなどして現金を着服していた模様。

愛知県の通販会社「ジーラック」 の男性社長(40)が高級ブランド「シャネル」の香水と称して通販サイトで販売し、詐欺容疑で愛知県警に8月5日逮捕された。同社長の逮捕は今5回目で、新型コロナ対策の雇用調整助成金の詐欺容疑でも逮捕されていた。同社長昨年3月から1年間で偽高級ブランド香水の販売で12億もの売れ上げを得ていたという。偽香水詐欺では、サイト上に高級ブランドの香水の画像を掲載し、ブランド名が書かれた容器に正規品ではない香水を詰め販売していたほか、正規品の香水にエタノールを入れて水増しし販売していた疑いも持たれている。

神奈川県立精神医療センター(横浜市)に入院していた40代男性が向精神薬の副作用で重い便秘症状だったのに適切な診療を行わなかったため、腸閉そくで2023年に死亡していたことが8月2日判明した。亡くなった患者は病室で嘔吐をしていた跡を発見されていたが、看護師はその事実を医師に伝えず、発見の3時間後に同患者は心肺停止状態となり、死亡した。同センターでは、医療事故に該当せずとしていたが、県立病院機構が再検証を求めため、昨年11月に過失を認めていた。

広島市立中学の男性教諭(59)が教え子の10代の女子生徒を抱きしめ、胸を触るなどしたとして8月2日、広島県警に強制わいせつ容疑で逮捕された。同教諭は2022年に当該女生徒と2人きりになった教室内でいきなり抱きついた模様。同教諭は容疑を認めているという。

海上保安庁の30代男性職員が無許可で兼業を行い8月2日に戒告処分となったことが判明した。同職員は2020年から今年1月まで休日に千葉県内の中学校3校で吹奏楽部の指導を行いた。そ1回当たり、数千円の報酬を得ていた。それまでの総報酬額は28万円に上る。国家公務員の兼業は、規定に従い許可を得れば可能で、海保担当者は「申請していれば許可されていた可能性もあった」とコメントしている。

国立循環器病研究センター先端医療開発部の男性室長(42)が不同意わいせつ容疑で8月2日、大阪府警に逮捕された。同室長は6月下旬の深夜、吹田市内で自転車に乗ろうとした女性を後ろから胸をつかんだ模様。防犯カメラから同室長の犯行が判明した。同室長は「酒な酔っていて覚えていない」などと供述している。

7月

愛知県内の児童養護施設の主任の男(50)が入所者の少女にみだらな行為をしたとして、児童福祉法違反(淫行させる行為)容疑で7月11日逮捕された。 男は、宿直勤務中の深夜に17歳の少女の部屋に入ってみだらな行為をした模様。さらに、この男は別の少女に対してもみだらな行為をしたとして、今年5月にも逮捕されている。

三重県の国立病院機構鈴鹿病院の医師や看護師らが重度の障害のある患者に対して「ダンゴムシみたい」「ごみみたい」などと身体的、心理的虐待を繰り返していたという匿名の通報があり、国立病院機構本部(東京)の調べで7月11日判明した。同院には、重度心身障害のある患者や、筋肉が衰える難病「筋ジストロフィー」の患者らが入院している。同院は「再発防止に努める」などとコメントしている。

兵庫県猪名川町立楊津小学校の臨時講師の男(67)が、女装姿で、女子中学生にわいせつな行為をしたとして、兵庫県警に7月10日、不同意わいせつ容疑で逮捕された。男は、「立ち上がろうとしてふらついたときに当たった。わざと触っていない」などと容疑を否認している。男は女装姿で自転車に乗っていたところふらつき、助けようとした女子中学生の胸に触った模様。

「元気寿司」の店舗開発部長(58)が新規出店の際に架空の企画料などを計上し、同店から計約780万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、栃木県警に7月10日逮捕されたことが判明した。同部長は容疑を否認している模様。

埼玉県立の男性特別支援学級の教諭(22)が女子中学生にわいせつな行為をしたとして、警視庁に不同意性交の疑いで、逮捕されたことが7月10日判明した。「自分の性的欲求を満たすためにやってしまった」などと容疑を認めている。

関東信越国税局は、キャンプ用品大手の「スノーピーク」に対して国内での所得を海外に移したとして、2020年12月期から22年12月期までに約6億円の申告漏れがあったとして、過少申告加算税を含めた約1億5千万円を追徴課税していたことが7月2日判明した。同社は、「当局と見解の相違があったが妥結点を見いだし、修正申告した」と述べている。

北海道胆振総合振興局管内(苫小牧市、室蘭市、登別市など)の児童施設に勤務していた男性職員(38)が、今年2月ごろに施設を訪れた10代前半の少年にわいせつな行為をしたとして、北海道警に不同意わいせつ容疑で7月1日逮捕された。同容疑者は故意ではないなどと容疑を否認している。

6月

北海道旭川市の中学2年の女生徒がいじめを苦に自殺した問題で、市教育委員会がいじめが原因とはしないことと学校側に指導・助言をしていたことが、6月30日再調査委員会の調査で判明した。再調査委員会では、「いじめが存在しなければ自殺は起こらなかった」と因果関係を認めた。22年9月の第三者委員会では、自殺の因果関係は不明としていたが、遺族側が再調査を求めていた。

NHKの教養番組のロケでカメラマンが、国の重要文化財に指定されている香川県琴平町の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」の撮影中に、客席を仕切る厚さ4センチ、幅5・5センチ、長さ119センチの木製の角材の一部を破損させていたことが判明した。同芝居小屋は、天保6(1835)年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋。NHKはこの事実を発生から2週間以上経った6月10日に発表した。

家電量販店大手「ノジマ」(横浜市)の男性社員(34)が同社の子会社の経理業務部員として転属した際に、金融機関への払戻請求書を不正に作成し、子会社の銀行口座から現金約2000万円をだまし取り、着服していたことが判明した。また、同社員はこの子会社の資金約1億円を私的に流用したとして2023年4月に刑事告訴されている。神奈川県警は6月4日、現金2000万円をだましとったとして詐欺と偽造有印私文書行使の容疑で逮捕した。

山形県漁業協同組合の会計担当職員が、漁協の銀行口座や金庫室から計620万円を着服、5月31日付で懲戒解雇処分にされていたことが6月4日判明した。この職員は、着服を目全額返金したという。着服した金は自宅の修繕費や介護費用などに充てていたという。

香川県高松市立中学校の男性教諭(26)が、ある女子生徒がいじめや恐喝をしていることを知り、その事実を隠蔽するばかりか、そのことをネタに女子生徒に性行為を迫っていたことが判明した。この教諭はSNSで当該女子生徒とやり取りし、恐喝を止めるどころか、助長していた。また、勤務時間外に女子生徒を呼び出し、性行為の経験や自身との性行為を迫るような発言を繰り返していた模様。県教育委員会は当該教諭を6月4日付で懲戒免職処分とした。

東証スタンダード市場上場の太陽光パネル製造会社「Abalance(エーバランス)」株を巡るインサイダー取引で、同社の執行役員だった男(60)が金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された事件で、この元役員が証券会社からの照会に対して同社の役員ではないと虚偽の申告をしていたことが6月4日判明した。この元役員は、インサイダー取引で5千万円近い利益を得ていたとみられる。

公益財団法人周南市文化振興財団の集金担当だった職員が、2023年5月に同財団がコンサートチケット販売を委託していた先から、現金30万円を詐取していたとして6月4日に山口県警に詐欺容疑で逮捕された。逮捕された職員は「後日財団に渡すつもりだった」などと容疑を否認している模様。なお、同職員は昨年7月に同財団の嘱託職員と共謀し同財団の資金約1億4千万円を横領したとして同財団から刑事告訴を受けている。

早稲田大の学内イントラネットで2020年から24年5月の間、在学生や卒業生ら大学関係者約35万人分の氏名とメールアドレスのリストが閲覧できる状態で掲載されていたことが6月4日判明した。このイントラネットへのアクセスには、ID等が必要だが、システム変更の際にイントラネットへの登録者の情報が閲覧できる状態になっていた。今年5月に利用者からの指摘で発覚した。大学側によると、悪用等の事案は確認できていないという。

5月

三井住友銀行の元行員の男(31)が今年1月以降に、不同意わいせつ罪などで起訴されていた事案で、千葉県警はこの他に路上で20-40代の女性9人に抱きついた容疑などで、追送検した。同元行員は 2023年7月~12月にかけて千葉県船橋市と市川市の路上で夜間に女性の背後から抱きついた疑いがある。

三菱ケミカルが製造する高級婦人服用の繊維製品の認証に関して、不正があったことが5月15日判明した。同社従業員が毎年行うべき認証に必要な試験や申請を怠っていたとしている。同従業員は偽の認証書を 取引先に提出していた模様。同社では安全性に問題はなく、業績への影響は軽微などとコメントしている。

医療機器メーカー「HOYAテクノサージカル」の社員らが、独立行政法人労働者健康安全機構が運営する東京労災病院の男性整形外科副部長(41)に自社製品を多く使用する見返りに 現金1万円の価値のあるポイントを付与することで、事実上現金を給付していた事件で警視庁は5月10日、同整形外科副部長を収賄容疑で再逮捕した。また同社社員ら2人も贈賄容疑で再逮捕した。

大阪府八尾市の市職員(59)が、同市立の斎場利用者約3千人の個人情報を葬儀関連の販売事業者に提供し、その見返りに現金40万円を受け取っていたとして、大阪府警に5月8日加重収賄容疑で逮捕された。

2023年9月に金沢工業大学の男性教授(65)がクレーンの運転資格がないにもかかわらず、大学の実験で土壁をクレーンで釣り上げる作業を行ったところ土壁が倒れ、女子学生2人が下敷きになった事故。 同事案では、 昨年11月に業務上過失傷害容疑で大学と同教授が書類送検されたが、金沢簡裁は5月2日大学に罰金20万円、男性に罰金計50万円の略式命令を出した。

東京メトロの20代男性社員が同社の遺失物検索システムを使い、自身を現金の入った財布等の持ち主と偽り、忘れ物預かり所からだまし取っていたことが5月2日判明した。同社員はこの手口で少なくとも5件の 着服をしていた模様。社員は金に困っていたなどと犯行を認めているという。東京メトロでは同社員の処分を検討中としている。

神戸市立中学の30代男性教員が教え子の女子生徒宅をたびたび家庭訪問に訪れ、そのたびに女子生徒と性行為を繰返していたことが5月2日判明した。神戸市教育委は同教師を懲戒免職処分とした。 市教委は「不祥事根絶に取り組みたい」などとコメントしている。

千葉市中央区役所の男性職員(45)が10代の女性のスカートの中を盗撮したとして警視庁に2023年6月に逮捕された事件で、千葉市は1年後の今年5月2日に停職6月の処分を下した。同職員は仕事のストレスでたびたび盗撮を繰返していたなどと話しているという。 市幹部は処分が遅れたことに対して、聞き取り調査に時間がかかったなどと弁明している。千葉市ではこのほか消防士が夜間勤務中に署内の更衣室で同僚らの財布から金を盗んだとして停職6月の処分を下した。

山梨県農業信用基金協会の男性職員(35)が同僚女性を殺害、遺体を遺棄したとして5月2日、山梨県警に逮捕された。同職員は殺害した女性に好意を持っていたが、受け入れられず 納得できなかったなどと身勝手な供述をしている模様。

国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)の男性看護師・介護士らが、入院患者男女6人に対して性的虐待をしていたことが5月1日判明した。2023年12月に患者から男性介護士に下半身を触られたといった訴えがあり 病院側が調査していた。病院側は「職員に倫理観が不足していた」などと弁明している。

兵庫県尼崎市立中学の教員(34)が同僚の男性教員(54)の財布から現金1万円を盗んだ容疑で、兵庫県警に窃盗容疑で逮捕された。被害にあった男性教員の財布からたびたび現金が盗まれ続けていることから、 警察が捜査していた模様。逮捕された教員は、「生活費の足しにしていた」などと犯行を認めている。

大手質店「大黒屋」(東京都)が東京国税局から消費税1億9千万円余りの申告漏れを指摘され、追徴額が重加算税を含め2億3千万円になっていたことが5月1日に判明した。 同社の店舗の一部では2023年3月期までの2年間にパスポートなどの本人確認を怠り免税販売を行っていたほか、一部従業員が、外国人に国内での転売目的で免税品を購入させ、消費税の支払いを逃れていた模様。 同社は、「再発防止を各店に周知徹底させる」などとコメントした。

4月

千葉県夷隅郡市広域消防本部の男性消防司令補(54)が県内のホームセンターで万引きしたとして4月11日停職6月の懲戒処分となった。同司令補は2月に窃盗容疑で逮捕されたが、不起訴となっていた。

東京都中央区の日本橋高島屋で開催されていた「大黄金展」で出品されていた純金製の茶碗が4月11日、何者かに盗まれたと警察に通報があった。当時会場には警備員が常駐しておらず、 会場も閑散としていたという。大黄金展では2023年に長野県の東急百貨店で開催された際にも盗難事件が発生している。

朝銀西信用組合(岡山市)の大分支店長の男(50)が顧客の口座から1億1千万余りを着服したとして業務上横領罪に問われていた事件の裁判で、大分地裁はこの男に懲役4年6月の 実刑判決を下した。裁判官は被害額が大きく、ギャンブル費用目的だったことを重く見たが、懲戒解雇されていることなどを理由に7年の求刑に対して懲役4年6月と減刑判決をした。

徳島県庁の男性係長(46)がPRイベントのために無断で成人用玩具「ラブドール」を購入したとして、4月8日懲戒免職処分となった。同職員は今年2月には、イベントに際して 架空契約を結ぼうとして虚偽文書を作成、徳島県警に虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検され、起訴猶予処分を受けていた。42万円で購入したラブドールは藍染の衣装を着せて市のイベントに展示していた。

鹿児島県警の男性警察官(49)が事件の容疑者や被害者の実名、捜査状況をまとめた資料を外部に流出させたとして、地方公務員法(守秘義務)違反容疑で4月8日逮捕された。 同警察官は2023年6月、個人の犯罪履歴をスマートフォんでダイブの第三者に送信したほか、今年3月には「告訴・告発事件処理簿一覧表」を外部に郵送した。

関西大北陽高校(大阪市東淀川区)ハンドボール部の指導者らが、ミスした生徒への懲罰として丸刈りを強要したり、暴言や体罰を加えていたことが4月8日産経新聞の取材で判明した。学校側は一連の 暴行を認めた。同校は全国大会の出場経験もある強豪校。学校側は指導者への口頭での厳重注意処分としたが、指導者らは現在も部の指導を続けているという。同校の母体である関西大は「遺憾(残念)」などとコメントしている。

茨城県筑西市小川の男性小学校教諭(25)が女子児童の着替えを盗撮しようとしたとして、4月7日茨城県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)容疑で逮捕された。 同教諭は2月16日、女子児童らが更衣室に使っていた教室にスマートフォンを置き、盗撮しようとしていた模様。

長野県駒ケ根市立の赤穂保育園で園児におやつを食べさせなかったり、保育士が園児に対し「汚い」「臭い」などの暴言を吐いた疑いがあるとし、同市が顧問弁護士など交えて調査していることが4月6日判明した。 同保育園の保育士らは不適切保育の事実はなかったなどと否定している模様。市では5月に調査結果を発表する予定。

大手法律事務所、TMI総合法律事務所所属の男性弁護士(33)が4月1日、計七用に不同意性交の容疑で逮捕された。同弁護士は2023年11月に初対面の20代女性を自宅マンションに「合コン に誘い、同席した中央区役所の男性職員(33)とともに女性にアルコール度数の高い酒を飲ませ、泥酔状態にさせレイプした模様。取り調べに対して同弁護士は黙秘し、中央区役所職員は同意の上だったなどと供述している。 TMI総合法律事務所は5大事務所と呼ばれる国内有数の法律事務所。

3月

税理士資格をはく奪された男性元国税局職員(68)が税理士業務である確定申告書作成を請け負い100万円以上の報酬を受け取っていたとして、3月4日警視庁に税理士法違反容疑で逮捕された。 同容疑者は国税局に30年以上勤務していたことから、無試験で税理士資格を得て事務所を開いていたが、2023年1月に不正な税務署類を作成したとして業務禁止処分を受けていた。

愛知県名古屋市内の県立高校の男性教員(33)が愛知県警に性的姿態撮影処罰法違反(撮影)容疑で3月4日逮捕された。同教員は学校内で着替え中の女性を盗撮していた。 県警が別容疑者の捜査で同教員の撮影動画が見つかり、犯行が発覚した。

岐阜県の町立中学校の男性教員(57)が同県市内の飲食店のトイレにカメラを設置し、盗撮しようとしたとして岐阜県警に迷惑行為防止条例違反と建造物侵入容疑で1月に逮捕された件で、 同県教員委員会は同教員を6か月の懲戒処分にしたと3月4日公表した。同教員は3月1日に通常の退職金の出る依願退職をした。

日産自動車が下請け企業30社以上に対して事前に取り決めした価格から数%の減額を強要していたことが3月4日判明した。こうした不当な減額強要は数十年前から行われていたと見られ、公正取引委員会では 再発防止の勧告を行う方針。下請け業者側は取引中止を恐れ減額を拒否できなかった。下請法では一度決めた納入代金を一方的に減額することを禁止している。

横浜市立小学校の男性校長(59)が補助金申請やPTA活動協力費などについて不適切な経理処理を行っていたことが判明した。同校長は2021年度-22年度に具体的な活動を行っていないにもかかわらず、 虚偽の補助金申請をし、約38万円受け取っていた。PTA活動協力費についても一時所在不明となっていたが、校長室から発見されていた。また、同校長は修学旅行の下見の旅費を2重請求していたことも判明している。

中古車販売大手のビッグモーターが労働基準法違反容疑で3月1日、書類送検された。書類送検されたのは同法人と都内店舗の男性工場長。厚労省東京労働局では同社に対して是正勧告を繰返していたが、 改善が見られなかったため捜査に踏み切ったと公表した。書類送検された工場長は同店の整備士6人に対して労使協定で定めた上限を超える時間外労働をさせていた模様。

武庫川女子大学(兵庫県・西宮市)の男性准教授(41)が名誉棄損容疑で3月1日、兵庫県警に逮捕された。准教授は同じ大学の67歳の男性教員が学生にセクハラをしているという嘘の内容の手紙を 大学関係者らに20通以上送付していた。今年1月に関係者が警察に相談し、男性教員が被害届を提出したことから准教授の犯行が発覚した。同大学長は「大変遺憾(遺憾=残念の意)」などとコメントしている。

大阪泉佐野市役所の男性課長級職員(60)が廃棄物処理法違反容疑で大阪府警に2月29日逮捕された。同容疑者は、岸和田市内のドラッグストア駐車場に缶酎ハイの空き缶9個をポリ袋に入れ捨てていた。 ストアが警察に相談し発覚した。同容疑者は車で職場から帰宅途中で飲酒運転もしていたとみて道交法違反容疑でも取り調べを受けている模様。

総務省はLINEヤフーへの行政指導を検討していることが、2月29日判明した。同社の通信アプリ「LINE」の利用者情報51万件が流出した可能性があり、同省では同社の業務委託先への監督強化を 求める模様。2023年11月LINEヤフーは利用者情報など44万件がが゜イブ流出したか可能性があると公表。さらに追加で7万9千件が流出した可能性がある事が発覚。同社の主要株主の韓国・IT大手のネイバー社の サーバーが不正アクセスを受けたことが原因とされている。情報には、利用者の年代・性別の他、取引先の従業員の氏名・メールアドレスなどが含まれている模様。

2月

大分県由布市の菓子会社「鞠智(くくち)」が製造するシャーベットやスイートポテトなどについて、実際はマーガリンを使っていたのにバター使用と偽った表示をして販売していたことが2月6日判明した。同社ではこのほかに米国産やイタリア産のレモンを使用しているにもかかわらず、国内産使用と偽り製造販売していた。同社の菓子は一部でふるさと納税の返礼品にも使われているという。同社社長は「食品表示のルールについて認識不足だった」などと弁解している。

すかいらーくホールディングスの傘下にある埼玉県のしゃぶしゃぶレストラン「しゃぶ葉」のアルバイト店員らが2月2日に店内で廃棄予定のホイップクリームで遊ぶ様子を動画で投稿し炎上した件で同社は2月6日、従業員教育の再徹底に取り組むなどとコメントした。

栃木県警の女性巡査がひき逃げ容疑で書類送検されていたことが2月6日、判明した。女性巡査は23年11月に宇都宮市内で自動車を運転中に前方の車に衝突、相手にけがを負わせたにもかかわらずその場で逃走した。 宇都宮地検は同巡査を起訴した。この他に栃木県警では別の男性警官がひき逃げ容疑で捜査を受けていることが判明している。

家電量販大手「エディオン」(大阪)が消費税の免税販売要件を確認するための外国人のパスポートチェックを行わず、4年間にわたり複数店舗で対象とならない免税売り上げ19億円があったとして広島国税局から指摘を受けていたことが2月6日判明した。同社は約1億7千万円の追徴課税を受け、全額納付したという。

2020年に宮城県の県立高の30代女性教諭が自殺した原因は、同僚の男性主任教諭(59)によるパワハラが原因であったことが2月2日判明した。当時の校長はパワハラを認識し2人の業務上のやり取りはメモ等で行うよう指導したが、59歳の男性主任教諭はメモに女性教諭を非難する内容を4か月間にわたり執拗に送り続けていたという。宮城県教育委員会はこの男性教諭の行為をパワハラと認定し、2月2日付で停職3か月の処分を下した。男性教諭は「本当に残念です」などと話しているという。

愛知県教育委員会は2月2日、破廉恥行為や暴力行為などを行った教員らの処分について公表した。女性を盗撮し、性的姿態撮影処罰法違反罪で起訴され、豊田簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた県立高の男性教諭(33)を停職6か月の懲戒処分、市立小の男性教諭(46)と中学の男性教諭(32)は児童・生徒らに体罰を加えたとして戒告処分とした。

和歌山県日高川町役場の男性建設課長(57)が官製談合防止法違反容疑で和歌山県警に逮捕された。同課長は、町の橋の補修工事入札で建設業者に入札の最低制限価格を漏洩し、同町の組合に加入する業者に落札させた模様。同町では昨年にも副町長らが官製談合防止法違反容疑で逮捕・起訴されている。

農水省農産局の男性係長(45)が性的姿態撮影等処罰法違反(性的姿態等撮影未遂)で1月31日、千葉県警に逮捕され、2月1日送検された。同係長は千葉県柏市内の商業施設で10代の女子高生のスカートの中をスマホで撮影したという。同係長は容疑を認めている。農水省は「厳正に対処する」などとコメントしている。

1月

警備会社セコム三重の社員(22)が三重県内のスーパーマーケット内のATMに現金を補充する作業中に現金1千万円を着服したとして1月19日、三重県警に業務上横領容疑で逮捕された。 ほかにも同様の被害が確認されており、警察では余罪を調べている。同社関係者と同社員が1月18日、三重県警四日市署に出頭し、発覚した。なお、同社は同日この社員を懲戒解雇している。

茨城県水戸市の水戸京成百貨店が新型コロナ対応で企業などに支給された「雇用調整助成金」など3億600万円余りを不正に受給していたとされる事件で1月18日、茨城県警は同百貨店の当時の社長(66) を詐欺の容疑で逮捕した。同社長は2020年4月から5月にかけて実際は従業員が出勤していたのに休業扱いにするよう勤務データの改ざんを指示して1億3000万円余りをだまし取った模様。親会社の調査では 当時の総務部長の指示とされ、社長の関与は認められなかったが、警察の調べで社長の指示があった疑いが判明した。

長崎県立高校の男性教師(30)が長崎市内の路面電車内で女子高生のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとして、長崎県警に性的姿態等撮影の容疑で1月15日逮捕された。 同教師は23年11月1日午前7時ごろ女子生徒のスカート内を動画撮影した模様。県警では別の盗撮容疑でもこの教師を取り調べている。

自称英語講師の男(35)が千葉県柏市内の温浴施設内で、20代の男性に性的暴行を加えたとして千葉県警は1月14日、この男を不同意性交の容疑で逮捕した。 男は「性欲が抑えられなかった」などと容疑を認めいる。

徳島県内の20代男性中学講師が16歳未満の少女と知りながら性交したとして、不同意性交の容疑で徳島県警に1月14日逮捕された。同講師は欲望を抑えきれなかったなどと容疑を認めている模様。 少女の学校関係者が警察に相談し、講師の犯行が判明した。

鳥取県立中央病院の救命救急センター長の医師が2023年12月、消防の救命救急隊員に対して医療行為に必要な医師の指示を出すことを拒絶していたことが1月12日判明した。同医師23年12月5日~14日にかけて 患者3人への指示を出さないばかりか、救急隊員にパワハラをしていたこともわかった。患者3人には別の病院の医師が指示し事なきを得た模様。

インターネット証券最大手のSBI証券は1月12日、新規株式公開(IPO)銘柄で、同社役員が関与し株価の操作を図っていたとして、金融庁から1週間の一部業務停止処分命令を受けた。証券取引等監視委員会によると、 SBI証券は2020年12月から21年9月、主幹事を務めたIPO3銘柄について、初値が公募価格を下回らないように、違法な株価操作と承知しながら、顧客に株の買い付けを勧誘し相場を変動させた模様。 同社は「内部管理体制の一層の強化・樹実を図りたい」などとコメントしている。

サッカーの強豪校、熊本県立大津高校り1年生男子部員が全裸で土下座をさせられ、その模様を撮影されるいじめを受けていた問題で1月11日、県教員委員会は第三者委員会を立ち上げ 調査することが判明した。同生徒は、いじめ後に体調を崩し、学校を休みがちになり23年10月に転校した。いじめられた後に、サッカー部のコーチからは苦しんでいるアピールはいらないなどとも言われたという。

岡山県警の男性巡査長(31)が事件の証拠品として署で保管していた現金20万円を盗んだとして県警に1月9日、窃盗や業務上横領の容疑で逮捕された。同巡査長は「ギャンブルに使った」などと 容疑を認めているという。また、保管庫からは別に現金約300万円もなくなっており、関連を調べている。同巡査長は、この他に警察官舎の管理人として管理費を預かる立場だったが、こちらからも 現金7万5千円を不正に引き出していた。

福岡の県立高校の男性教諭(40)が16歳未満の少女にわいせつな行為をしたとして佐賀県警は1月9日、不同意性交の容疑でこの教諭を逮捕した。同教諭は23年12月10日に 佐賀市内の宿泊施設でこの少女にわいせつな行為をした模様。少女の関係者から警察に相談があり発覚した。

埼玉県上尾市の公立小学校の男性教諭(33)が女子児童のスカート内を盗撮したとして埼玉県警に1月5日、県迷惑行為防止条例違反の容疑で逮捕された。同教諭は自身の性的欲求を満たすため と容疑を認めている模様。同教諭のスマートフォンからは児童を撮影した動画が複数見つかり、警察では余罪を調べている。

大石賢吾長崎県知事の陣営が2022年の県知事選において選挙コンサルティングに選挙運動に対する報酬、約400万円を支払った疑いがあるとして、大学教授や弁護士らが公選法違反容疑で長崎地検に 大石知事を刑事告発したことが1月4日判明した。大学教授らは2022年に知事陣営の出納責任者やコンサル会社社長を地検に告発し同年10月に受理されていた。

2023年

12月

石油元売り大手ENEOSホールディングスは12月19日、同社社長が懇親会の場で、同席の女性に抱きつくなどのセクハラを行ったとして、解任したと発表した。 社内からの内部通報で監査当委員会が調査したところ、事実と判明、社長を解任するととも同席していた副社長も辞任した。同社では2022年8月に会長職にあった男性が 女性に対するセクハラで辞任している。

大阪府警の現職男性巡査(21)が同期の男性巡査の財布からキャッシュカードを盗み、ATMから現金50万円を不正に引き出していたことが12月18日判明した。府警では盗んだ巡査を窃盗容疑で書類送検する模様。 盗んだ金は、遊ぶ金や洋服代に費やしていたと供述している。

東京都江戸川区の職員が区事務所から切手1256枚、約16万2000円分盗んでいたことが12月9日判明した。区職員は切手を換金し借金の返済に充てていたなどと容疑を認めている。 同職員は自ら盗みを申告し、全額弁済する意思を見せているという。

京都市伏見区の小学校の特別支援学級担当の50代と20代の男性教諭らが授業中に言うことを聞かない生徒の頭や尻を叩いたり、怒鳴りけるなどの行為のほか、 給食で嫌がる児童の口に無理やりスプーンを入れて食べさせるなどの虐待ともいえる行為を繰り返していたことが12月8日判明した。京都市教育委員会では教諭らへの処分は明らかにしていない。

千葉県警の現職男性警察官(36)が70代女性からクレジットカードを盗んだとして12月8日、詐欺と窃盗容疑で県警に逮捕された。今年2月、同警察官は交番勤務中に女性の安否確認で自宅に訪問、 倒れていた女性を発見したがクレジットカードを盗み、5月にそのカードで不正に商品を購入した。カード会社からの不正使用の連絡を受けた同県警が防犯カメラを確認したところ この警察官の犯行が判明した。

12月7日午後6時半ごろ、JR八王子駅で神奈川県警の20代現職警察官が10代の女性の下半身を触っていたとして警視庁警察官に現行犯逮捕された逮捕された。

共同通信のソウル支局長だった2人の外信部次長らが支局長当時に本社から毎月送金される運営資金を現地通貨に両替した際に、実際より低いレートで会計報告し約6000万円余りの金を着服していたことが 12月8日判明した。共同通信では2人を懲戒解雇処分としたが、警察には被害届を出さない模様。共同通信は全国の新聞、NHK、民放各局などから加盟料をもらい情報を発信している。

三重県桑名市の県立特別支援学校の50代女性校長が障害のある生徒への対応として「犬を取り扱うようにせっすれば良い」などと担当教員に指導していたことが12月7日に判明した。この校長は、 これまでも教員への指導に際して生徒を動物に例えて説諭していたという。匿名の通報で校長の今回の差別的な発言が判明したが、県ではこの校長に対して人権についての研修受けさせているが、具体的な処分は明らかにしていない。

千葉県住宅供給公社の男性副主査(47)が2019年から20年にかけて5つの県営団地で、発注先企業と共謀しテレビ受信に必要な機器を設置したように見せかけて、公社から約130万円を だまし取っていたとして詐欺容疑で千葉県警に12月6日逮捕された。

和歌山の県立高校の40代男性教諭が女子生徒などのスカートの中をとうさつするなどしていたことが12月1日判明した。同県教育委員会は この教諭を懲戒免職処分とした。被害にあった女子生徒は県警に被害届を提出している。

仙台市役所の50代男性主査が住民情報システムを悪用し、同市役所で事務を担当していた女性の住所を割り出し、昨年から今年3月まで女性を待ち伏せするなどのストーカー行為を行っていたことが 11月1日判明した。男性主査は、この女性に私的メールを送ったところ、女性が市や警察に相談したことから行使した行為に及んだ模様。

11月

日大アメフト部での薬物事件の対応をめぐり、林真理子理事長からパワハラを受けたとして澤田康広副学長が同理事長に対し1000万円の損害賠償を求める訴えを起こした。 訴状によると今年8月下旬から9月上旬にかけて、理事長から主要な会議への出席を禁止されたほか、辞任するよう執拗に求められたという。同副学長は元検察官で学生寮から大麻と思われ植物片を見つけたにもかかわらず 、12日間警察に届け出なかったとされ、事件を隠蔽しようとしていたのではとの声もあった。

大阪府東大阪市立小学校の男性用務員(57)がSNSで知り合った女子高生を裸にし縛り上げ現金を奪ったとして11月8日、大阪府警に強盗などの容疑で逮捕された。用務員は女子生徒の裸の写真を撮影し、 写真を学校にばらまくなどと脅迫し今後も逢うよう強要した。また同日に20代の女性に対しても同様の行為を行った模様。

NTT西日本の子会社から900万件の顧客情報を盗んでいた派遣社員が名簿業者への販売などで1千万円超の利益を得ていたことが11月7日判明した。同派遣社員は2013年から今年まで10年間にわたり 顧客情報を盗み名簿業者などに販売していた模様。

米会員制スーパ―の「コストコ」を運営する日本法人が、免税要件を満たさない外国人に対して家電製品を販売していたほか、消費税額の計算も誤っていたことも判明、 東京国税局が15億円の追徴課税を行ったことが11月7日判明した。

山口県防府市上下水道局下水道課の男性技術補佐(47)が業者に工事の単価情報を教える見返りに、2021年から今年になるまでプロ野球の観戦チケット(約11 万円相当)を受け取っていたとして山口県警に収賄罪で書類送検された事件で11月2日、山口地検が同職員を在宅起訴したことが判明した。

福岡県行橋市議会事務局次長(53)がのぞき目的に女性の住居に侵入し、住居侵入容器で11月6日福岡県警に逮捕された。同事務局次長は容疑を認めている。

愛知県警の現職警部(55)が飲食店を三軒はしごし、タクシーで帰宅中に運転手に怒鳴りはじめ、胸ぐらをつかむなどしたとして、同県警に現行犯逮捕された。同警は「酔っていて覚えていないが、逮捕されたのなら間違いない」などと 容疑を認めている模様。

大阪市立小学校の58歳用務員が11月3日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影未遂)の容疑で大阪府警に逮捕された。用務員は自分のスマホを穴の開いた段ボールに入れて女子トイレの個室内に設置した。 40代の女性教諭が不審に思い犯行が発覚した。用務員は盗撮目的と認めている模様。

沖縄県浦添市が制作した観光誘致用動画の中で、出演した同市市長がプールサイドで女性従業員に「君も一緒にプールに入らない?」などと誘うセクハラととられるコメントを発していた問題で 、多くの批判を浴び、動画制作料240万円余りを自身で弁済すると話した。動画は今年6月まで閲覧できる状況だったという。

徳島県佐那河内村の村立佐那河内保育所の女性保育士ら5人が園児に対して虐待を繰り返していたことが11月2日判明した。保育士らは、園児が吐き出した食事を食べさせたり、 こぼした牛乳をかき集めて無理やり飲ませていたという。また、感染症の疑いのある園児に別の園児とキスさせたり、園児に対して怒鳴りつけるほか、昼寝をさせなかったり、叩くなどの暴力をふるっていた。 こうした虐待・暴力行為を村側では不適切保育などと呼んでいる。保育士らは20-40代の女性で11月2日現在、村側は具体的な処分は行っていない模様。

NHKの30代男性記者が取材と称して友人や同僚らとの飲食代金を経費精算していたことが判明した。不正は2020年から今年にかけて行われていた模様で、34万円余りを不正に請求していた。 今回の不正はNHKに同職員が不正を行っているとの情報が寄せられ発覚した。NHKは同職員を懲戒免職処分とし、「再発防止に努めていく」などとコメントした。

10月

ジェネリック薬品大手の沢井製薬(大阪市)で胃炎などの治療薬の品質確認試験で、2015年から基準値に達するように不正な試験を実施していたことが10月23日判明した。 通常、カプセルに詰めた顆粒が一定期間で溶け出すことが求められるが、カプセルが溶解しないため、別のカプセルに詰め替えて試験を合格させていたという。こうした不正を管理職以上の 幹部は知らなかったとされるが、こうした品質管理等を軽視する風潮が社内にまん延していたとみられる。

NTT西日本の子会社NTTビジネスソリューションズ(大阪市)が管理する氏名や住所、電話番号のほか、クレジットカード情報を含む顧客情報約900万件が元派遣社員に不正 に持ち出されていたことが10月17日判明した。当該社員はコールセンターの保守管理を担当、2013年ごろから不正に流出させていたとみられる。同社は、会見を開いたがその後、親会社のNTT西日本でも 自社の顧客情報120万件が流出していたとHPで掲載した。この流出は10月10日に判明していたが、NTT西日本では17日までにこの事実を公表せず、会見等で説明する予定もないなどとしている。なお、同社社長 は10月20日にぶら下がりの形で記者の取材を受けた。

奈良県斑鳩町の元町議(41)が会計を担当してていた自治会の会費を横領したとして奈良県警に10月5日、業務上横領で逮捕された。元町議は日本維新の会党員で容疑を認めている。 元町議横は横領した自治会費を株投資や遊興費に充てていた模様で、使途不明金は600万円に上るとみられている。この影響で同自治会の秋祭りは急きょ中止とならざるを得なくなった。

九州大学の52歳の男性職員が通勤途中のバス車内で同じく大学に通学途中の九大の女子学生3人の体を触るなどの破廉恥行為を行ったとして、県迷惑行為防止条例違反で福岡県警に10月4日逮捕された。 同職員は5月と8月に女子学生らの旨や太ももを触った模様。「今は何も話したくない」などと供述しているという。

愛知県瀬戸市の幼稚園などを運営する社会福祉法人の前理事長が、法人の資金約2億4000万円を横領していた事件で同法人に運営委託費として2億4000万円を支払っていた瀬戸市は 10月4日愛知県警に告発状を提出した。前理事長は、横領した金をネットショップなどの出店費用に充てていた。前理事長が8月に他の理事に告白し発覚した。前理事長は8月20日に辞任している。

不動産仲介の大手「住宅情報館」の川崎市の店舗で街路樹に除草剤をまき、枯らしていた問題で10月2日、横浜市の別店舗でも同様の行為があったことが市民からの通報などで発覚した。 これはビッグモーターの問題で明らかになったケースで、住宅情報館ではビッグモーター同様に「従業員がまいた、本社の指示ではない」などとコメントし、違法行為を認めた文書を自社サイトに掲載している。

大阪府警本部の警視(48)が9月21日に大阪市中央区の南海難波駅のエスカーレ―ターで女性のスカート内をスマホで盗撮したとして事情聴取されていたことが10月2日判明した。警視は容疑を認めているという。 警視は上位の階級で、地方では比較的小さな警察署の署長にもなれる階級。

大手受験塾「四谷大塚」の講師(24)が同僚と共謀し教え子の小学女児を盗撮したとして警視庁に逮捕された事件で性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで10月2日再逮捕された。 同講師の逮捕は3回目。講師は、通信アプリを通じてネット上で知り合った十数人を招いて盗撮動画の投稿を繰返していた模様。四谷大塚は「誠に申し訳ない」などとの文面のみを 自社サイトで掲載し、責任者が直接の謝罪をすることはなかった。

兵庫県の外郭団体「兵庫県道路公社」(神戸市中央区)の男性職員(38)が、同公社が発注した公共工事の入札情報を業者に漏らしたとして10月1日、兵庫県警に官製談合防止法違反容疑で 逮捕された。同職員らは業者ら3人と共謀し今年3月の道路の維持修繕工事に関する入札で工事価格を漏洩したとされる。同日、公社の常務理事らが県庁でお詫び会見を行った。

9月

山口銀行の男性行員(25)が顧客から預かった現金計1722万円を着服していた事が判明した。同行員は2022年8月から今年5月にかけて、 法人を含む12の顧客から現金を預かり着服していた。顧客から預金口座に入金がなされていないとの銀行側への問合せで発覚した。同行員は9月20日付で懲戒解雇処分 となっている。

「国立がん研究センター東病院」(千葉県)を巡る贈収賄事件で、贈賄側の医療機器メーカー「ゼオンメディカル」が医師に対して機器使用の見返りに資金提供を 行うことで他の病院に対しても営業攻勢をかけいたことが9月23日警視庁の調べで判明した。同社では血管を拡張するための金属製のチューブである「ステント」を納品しており、 この製品を1つ使用するごとに収賄容疑で逮捕された東病院の肝胆膵内科医長(47)に対して1万円を支払う契約を結んでいたという。これは、ステントの有効性調査を名目に支払われていたもので、 実際には同内科医長によるフィードバック等は行われていない「見なしPMS」と呼ばれる不正な資金提供だった。

フランスに本社のある自動車部品製造会社「LIDテクノロジー」の男性元日本支店代表(57)が同社から約1億1千万余りを着服したとして9月6日、警視庁に業務上横領容疑で逮捕された。 元代表は2021年の代表当時、複数回にわたり会社名義の口座から自身の口座に金を移し着服していた模様。元代表は会社経費や給与の支払いに充てていたなどと容疑を否認しているという。 同社では2019年12月に元代表を連絡が取れなくなったとして解任している。

大手眼鏡小売りチェーンの「メガネスーパー」が生活保護受給者がメガネの現物支給を受けられる福祉販売を巡って、自治体に対して店頭販売価格を上回る金額を請求していた件で 同店を運営するビジョナリーホールディングスは9月6日、2013年以降の10年間で約900万円を過大に受け取っていたことを公表した。同社では、販売員がこの福祉販売制度について 制度上の上限額まで請求できると誤認していたなどと弁明している。不当に受け取った金額については自治体の返還請求権が5年で時効消滅することから、それ以前の過大請求分は 自治体側が受け取らない可能性がある。

スカイマークの男性整備士が6月に福岡空港で就業前の法定アルコール検査を受けずに業務に就いた問題で国土交通省は9月5日、同社に文書で厳重注意するとともに 再発防止策を9月19日までに提出するよう求めた。同社では、2022年12月に長崎空港で別の男性整備士が酒気帯びの状態で整備を行っていたことが判明、国交省から業務改善勧告などの行政指導を 受けていた。

埼玉県久喜市立小学校の男性教諭(27)が今年3月自身のSNSアカウントに自分の体の一部を撮影した動画を投稿し、岐阜県警にわいせつ電磁的記録陳列の疑いで逮捕された件で、 埼玉県教育委員会は9月5日、同教員を懲戒免職処分とした。同教員は「承認欲求を満たすためにやった」などと話しているという。

中古車販売大手のビッグモーター社(BM)が店舗周辺の街路樹を除草剤などで枯らしていたとする問題で東京都は9月5日、器物損壊の疑いで警視庁に被害届を提出した。 都は都道沿いのBM16店舗のうち14店舗の周辺の土壌調査を実施し9店舗で除草剤成分の検出を確認した。BMも除草剤散布の事実を認め、原状回復する旨を示したという。

木工用ドリル製造販売で国内供給のほぼすべてのシェアを握る工具製造販売のスターエム社と大西工業が、木工用ドリル販売でカルテルを結び価格を不当に引き上げていた疑いがあるとして 公正取引委員会は9月5日、独禁法違反(不当な取引制限)容疑で両社に立ち入り検査した。両社は2019年ごろから会合を開き価格を調整、原材料価格高騰の為と称して取引先に説明していた模様。

大阪府吹田市立中学校の男性教諭(31)が8月4日、18歳未満の10代の少女にみだらな行為をしたとして、大阪府警に府青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された。 同教諭は今年5月少女が18歳未満と知りながら府内のホテルで複数回にわたり行為に及んだという。少女の父親からの府警への相談で本件容疑が判明した。

神戸市環境局の55歳と60際の職員が8月31日午後8時55分ごろ、神戸市営地下鉄の走行中の電車内で酒に酔って床に倒れた男性会社員(39)の知りに平手打ちするなどの暴行を加えたとして 傷害容疑で兵庫県警に現行犯逮捕された。

大阪市の男性職員(32)が8月31日、尼崎市内の商業施設のエスカレーターで女性のスカート内を盗撮したとして、当該女性に見つかり通報され兵庫県警に現行犯逮捕された。 同職員は「全く身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。

8月

ゴーゴーカレーグループ(金沢市)の創業者で取締役会長を務める男性Aが、日本製麻株を買い増した行為について、未公表情報を踏まえた疑いがあるとして8月30日、日本製麻(神戸市)は特別調査委員会を設置すると発表した。Aは日本製麻の社長も務めていた。

JR岡山駅などで販売されていたカキの加工食品会社「牡蠣の家しおかぜ」製造の商品について、賞味期限が改ざんされていたことが判明した。対象商品はカキのアヒージョや薫製など7品。2021年7月以降に販売した3万個以上のうち、一部の賞味期限ラベルが張り替えられていた。同社では、改ざんを認めたが、品質に問題はなかったと話している。

名古屋地検の50代男性検察事務官が、今年6月に名古屋市内の書店で2回にわたり書籍を万引きしていたとして愛知県警に逮捕されていたことが8月10日判明した。万引き額は2000円相当で、検察事務官は少しでもお金を払いたくなかったなどと、容疑を認めている。地検は同事務官を停職1か月の懲戒処分としたが同事務官は依願退職した。

「Everyday Low Price」を謳っている大手ディスカウントスーパーの「オーケー」が食品関係の取引業者に対して、競合店対抗値下げ商品に対して、値下げ分の補填を全国で組織的に実施していたことが判明した。公取委は今年の春から独禁法上の優越的地位の濫用の観点から資料を求めるなどの調査を開始した。当初補填要求は価格交渉の一環としていたオーケーだったが、7月に補填要請を取りやめたと公取委に報告していた。

ボクシングの名門、東京農業大学のボクシング部員らが営利目的で大麻を所持していた事件で3人目の逮捕者が出たことが判明した。3人は全て現役のボクシング部員。同大学ボクシング部は、プロの世界王者や五輪の代表選手を選出するなどの強豪。

覚せい剤と大麻使用で逮捕された日大アメフト部の部員(21)が警察の取り調べに対して、大麻は自分が吸ったと話し、覚せい剤は使用していないと供述していたことが 分かった。覚せい剤については、大麻を購入した際に、おまけとして貰ったなどと話しているという。

京都府内の社会福祉法人「ゆりかご会」の理事で、保育園の園長を務める男性(31)が同法人の積立金約1500万円を着服したとして、8月8日京都府警に電子計算機使用詐欺容疑で逮捕された。同保育園長は、着服した金でコロナ禍での電車移動を避けるため、タクシー移動を繰返していたという。北陸や九州などへも、タクシーで移動をしていたと供述している。

徳島県の県農林水産部長(53)がパチンコ店で別の客が精算機に忘れた5千円札を置き引きしたとして、県警から微罪処分を受けていたことが8月8日判明した。同部長は容疑を認めている。県は同部長を12カ月の停職処分とした。

広島県東広島市役所の男性職員(29)が市役所内の女子トイレに侵入したとして、建造物侵入容疑で広島県警に逮捕された。同職員はトイレ内に小型カメラを取り付け盗撮していた模様で、8月8日午後7時45分ごろ、このカメラを回収する目的で侵入した。

7月

自動車保険の保険金不正請求を行った中古車販売大手ビッグモーター(東京)は社長の報酬全額を1年間返上することが7月18日判明した。副社長・専務ら幹部の報酬も 10~50パーセント3か月間返上する模様。同社の各修理工場では売上ノルマ達成のため、組織ぐるみで修理代金を水増しするため故意に車を傷つけ、保険会社に不正請求を行っていたとされる。 その結果、自動車保険の加入者の等級が下がり、高い保険料を支払うことになっていた。なお、本件では同社のCMキャラクターを務めていた男性俳優の事務所がイメージが損なわれるとして 同社との契約解除の方向で折衝を行っている模様。

三井石油開発による北海道蘭越町湯里の地熱発電調査現場で6月29日、基準の2700倍のヒ素を含んだ蒸気が噴出した問題で、 翌30日に体調不良者が出ていたにも係わらず噴出した濁水を温泉の源泉に流していたことが判明した。 噴出後5日もたって説明会を開く同社の消極的な情報開示の姿勢に地域住民の不信感が高まっている。

ラーメンチェーン日高屋の姉妹店「焼鳥日高」で、今年2月未成年に酒を提供していたことが判明。運営するハイディ日高が警察に相談したところ 、未成年者飲酒禁止法違反容疑で7月5日、警視庁に書類送検された。同社では、HPで事実を公表し、法令順守を徹底するとコメントした。

2016年に富山県滑川市立中の男性教諭がくも膜下出血を発症して死亡した事件。遺族が死亡原因が長時間労働だとして富山県と滑川市に対して 1億円の損害賠償を求めていた裁判で、富山地方裁判所は7月5日、遺族側の訴えを認め県と市に約約8300万円の支払いを命じた。 この裁判では、市側が死亡した教員の長時間労働は教員による自主的なものだったとして、賠償責任を否定していた 。死亡した教員は3年のクラス担任や理科の教科担当のほか、ソフトテニス部の顧問を務めていた。発症前には大会引率や宿泊を伴う部活動指導 、卒業後の進路に関わる保護者懇談会などのため連日出勤していた。発症直前の53日間で休日が1日しかなく 、発症前3カ月間の時間外勤務は月約110~155時間に上ったという。

「激落ちくん」などで知られる家庭用品メーカー「レック」(東京)の静岡県吉田町の工場での爆発火災で、消防隊員ら4人が死亡した事件で 、同社の製造部長の執行役員(56)が業務上失火と業務上過失致死傷の罪で7月3日、静岡地検に在宅起訴された。 同執行役員は、当時、洗剤に含まれる過炭酸ナトリウムと水が混合すると発熱する恐れなどを認識しながら、 作業員に機械内に水が残っていないかどうか確認させるといった注意義務を怠り、 20年7月5日に爆発的な燃焼を生じさせ、消防隊員ら4人を焼死、3人にけがをさせたとされる。同社側では原因の特定や責任については疑義があるとして争う姿勢を示している。

大阪出入国在留管理局の男性職員(41)が18歳未満と知りながら、女子高生(17)に現金を渡し、みだらな行為をしたとして大阪府警に7月3日、 児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)容疑で逮捕された。同職員は「身に覚えがない」と容疑を否認している。同職員は7月2日(日)、 大阪市内のホテルでこの女子高生とみだらな関係を結んだとされている。巡回中の警察官がホテルから出てきた2人を見つけ職質し、判明した。 なお、大阪出入国在留管理局では6月に常勤医師が酒に酔った状態で診察していたことが発覚している。

三菱UFJ信託銀行の元女性行員(60)が顧客の預金500万円を着服したとして7月3日、警視庁に詐欺容疑で逮捕された。 この元行員は2017年同行中野支店に勤務していた際に、顧客から預かった押印済みの払い戻し依頼書で窓口行員から現金500万円を受取り、 顧客に直接渡すなどとうそをついてそのまま着服していた模様。この元行員は、こうした行為を2007年ごろから繰り返していた模様で、 14年間で総額1億円余りを着服していたとみられる。2021年に同行の検査で不正な払戻しが判明し、懲戒解雇処分となっている。 同行は、被害にあった14人の顧客に弁済を完了したとしている。

6月

製紙大手、王子ホールディングスのグループ会社「森紙業」(京都市)の子会社「鳥取森紙業」鳥取事業所の経理担当だった従業員が約8億円余りを私的に流用していたことが6月21日判明した 。同社では、この従業員を懲戒免職処分にするとともに鳥取県警に刑事告訴した。同従業員は2014年から今年3月の発覚まで9年間にわたり、架空伝票を作成したり、銀行の残高証明書を改ざんしたりなどして 現金を引き出していたという。親会社「森紙業」の決算業務担当者が、伝票などに不審な点があると指摘し横領が判明した。従業員は盗んだ8億円をほとんどすべて競馬に注ぎ込んだとして、返済は一切ないという。

九州の大手美容専門学校ハリウッドワールドで、5月下旬に敷地内でのバーべーキュー大会で4人が火傷を負い、そのうち18歳の男性が死亡した事件で 、原因は火力を強めようと、男性教員が炭に消毒用アルコールを加えていたことと見られ、福岡県警が業務上過失致死傷容疑で捜査していることが6月8日判明した。 このバーベキュー大会は懇親のために開かれたもので、生徒ら500人が参加していた。

厚生労働省官房審議官が、部下からパワハラで訴えられていたと週刊文春で6月7日に報道された件で、同審議官を6月7日付で官房付とする人事が発表された。 同審議官が所属する職業安定局はパワハラ防止を促す立場の部署で、今回の人事は事実上の更迭と思われる。文春の報道によれば、同審議官は3‐4代先の次官候補と目されていたという。

文具大手のコクヨがサイバー攻撃を受け、身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染したことが6月8日判明した。同社は復旧作業を進めるとともに警察に相談しているという。

千葉県農林総合研究センター(千葉市)の男性農業指導員(57)が取引先の農機具販売事業者と共謀し、農機具の修理代金をセンターに水増し請求させ、水増し分を事業者から受け取っていたことが 判明、千葉県警に6月6日詐欺容疑で逮捕された。

大手製薬会社のエーザイのサーバーが身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」に感染した事が6月6日判明した。 同社では金銭要求の有無についてはコメントしていない。同社は4月に不正アクセスで最大約1万1千人分の個人情報が漏洩した可能性があるとしている。

鳥取県立特別支援学校の男性教諭(25)が、知的障害のあるかつての教え子をわいせつ目的でホテルに誘い出そうとしたとして、懲戒処分となった。 同教員は6月5日付で依願退職をした。同教員は衝動的になり、ブレーキがかからなかったなどと供述しているという。

新潟県阿賀町建設課会計担当職員(年齢・性別非公表)が、2015年から公金6600万円を横領していた事が判明した。町長は、同職員の氏名・年齢・性別を公表しなかったが 、同職員を懲戒免職するとともに刑事告発を検討するとしている。横領が発覚しなかったのは、上司のチェック怠慢が原因とみられるという。

京都府の私立高校の男性教諭(43)がSNSで知り合った大阪府内の女子中学生を買春したとして、大阪府警に児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いでに6月1日逮捕された。 同教諭は2022年11月、大阪市内のラブホテルでこの女子中学生に1万円を渡してわいせつな行為に及んだ模様。

5月

日立製作所の子会社で自動車部品製造を手掛ける日立Astemo(アステモ)が約40年間に渡り、約2億点の部品で、検査の不実施やデータ改竄(かいざん)などの不正を行っていたことが 5月21日判明した。同社では安全性や性能には問題がないなどとし、不正の原因は売上至上主義と品質保証をないがしろにしてきた経営陣の姿勢だったと弁明している。

投資家向け広報(IR)や株主の調査を手掛けるコンサルティング会社のIRジャパンの男性副社長(56)が知人女性らに、自社の業績悪化発表前に自社株を売却するよう勧めたとして、 5月18日金融商品取引法違反(取引推奨)の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。同副社長は2021年の同社幹部会で、大型案件の進捗の遅れから業績の下方修正公表が決まったことを知り、LINE で知人女性らに 自社株を売却するよう伝えた。女性らは下方修正公表前に計約1億8千万円で売り抜けた。

愛知県尾張旭市の注文住宅メーカー「アポロホーム」の男性社長(44)が詐欺容疑で愛知県警に5月10日逮捕された。同社は債務超過に陥っており、住宅を建築したとしても施主には引き渡せないことを知りながら 2021年9月に顧客の女性(28)から契約金として50万円をだまし取っていた模様。この他にも引き渡しが済んでいない住宅が20軒ほどあり、支払われた金額は計7億5千万円に上る。警察では詐欺の意図があったかを捜査中。

江戸川区立小学校の男性教諭(36)が今年2月に男性を刃物で刺し殺したとして、殺人容疑で5月10日警視庁に逮捕された。同教諭は犯行を否認している。捜査関係者の話では 同教諭が窃盗目的で男性宅に侵入したところ、被害者と鉢合わせした可能性があるとしている。

石川県金沢市内の男性郵便局員(37)が勤務当時の2021年と22年に、顧客の定額貯金から出金した現金計48万円を着服したとして、業務上横領の疑いで石川県警に5月9日逮捕された。同局員は この他の顧客からも計約3150万円を窃取したとして取り調べを受けている模様。

成田空港の南側で九十九里浜に面する千葉県横芝光町の男性町議(78)が4月の町議選に際して、告示前に複数の有権者に投票依頼のために5千円相当のプリペイドカードを配ったとして 千葉県警に公選法違反(買収、事前運動)容疑で5月9日逮捕された。

有効な労使協定(36協定)を結ばす、ベトナム人技能実習生10人に時間外労働や休日出勤をさせた上、割増賃金を払わなかったとして、愛媛県の縫製会社「小清水被服工業」が5月8日、 労働基準法違反で書類送検された。実習生の中には、ひと月に156時間以上の時間外労働を強いられた人もいたという。

兵庫県三田市の男性消防士(43)が自身が運転する車で、女性(43)を引きづり殺害しようとしたとして、殺人容疑で兵庫県警に5月7日現行犯逮捕された。同消防士はこの女性とトラブルがあった模様で 自身が事故として119番通報していた。

和歌山県警の41歳の巡査部長が5月5日、窃盗の疑いで同県警に逮捕された。巡査部長は和歌山市内のスーパーで紙おむつと飲料水2300円相当を万引きしたところを従業員に見つかり、 駆け付けた警察官に逮捕された。

新型コロナウイルスワクチン接種業務などの受託事業に関して4月12日に判明した、近畿日本ツーリストによる組織ぐるみの過大請求について、5月2日過大請求の金額が最大で16億円にも上ることが明らかになった。 同社では、全国86の自治体や企業からの受託事業に関して過大請求があったとしている。同社では自治体からのコールセンター業務等に際して、指示されたスタッフ数よりも少ない人員を配置することで、差額分の人件費を 組織ぐるみで事実上詐取していた。同社は記者会見で「社員の法的知識が不十分だったことに加え、営業目標を達成したいとの思いが強く働いていた」などと弁明している。なお、同社では4月12日の段階で2億8千万円余りを過大請求していたと発表していた。

東京消防庁世田谷消防署の30代男性消防士が、飲食店内で女性の下着を盗撮したとして東京都迷惑防止条例違反容疑で警視庁に取り調べを受けていることが5月2日判明した。同消防士は容疑を認めており、 書類送検される模様。同消防士は渋谷センター街の飲食店内で、4月24日午後3時過ぎに女性のスカートの下からスマートフォンをかざして盗撮した。目撃者が110番通報して発覚した。

静岡県焼津港で発生した冷凍カツオの窃盗事件で、盗品カツオを正規の手続きで仕入れたと偽ったとして、高知県土佐の水産会社「大熊」の男性役員(68)と同法人が5月2日、 静岡県警に組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで書類送検された。役員らは2021年に計量や競りを経ていない冷凍カツオを正規品と偽って仕入れた模様。

4月

ゆうちょ銀行の元男性職員(68)が同行に勤務中に上司や同僚からパワハラを受けていたとして約1億1千万円の損害賠償を求めていた訴訟で、水戸地裁は4月14日、同行が 安全な職場環境を確保する義務を怠ったと認定し、55万円の賠償を命じた。元男性職員は複数の上司から退職を強要され、同僚から頭を殴られる暴行を受けたと主張。 裁判所も上司から「退職届を書いたか」と言われたり、整髪料をつけて直接いじって髪形を変えられたりしたことを認め、「人格的利益の侵害は明らかだ」などとした。

三菱電機の子会社5社で新たに12件の品質不正が判明した。顧客への説明とは違う方法での製品試験や図面とは異なる材料を使用するなどの行為が行われていたという。三菱電機の一連の品質不正問題に関しては 国内22製造拠点のうち17拠点で不正が行われていたことが分かっている。

大手旅行代理店、近畿日本ツーリストが東大阪市から委託された新型コロナウイルスワクチン接種のコールセンター事業で同市に対して2億8千万余りを過大請求していたことが判明した。会社側によると同社の担当社員が 再委託先に対して市との契約よりも少ないオペレーター数でオーダーしたにもかかわらず、市への請求は契約通りの人数分で行い、事実上、金をだまし取っていた模様。この男性職員の上司である支店長もこの事実を黙認しており、 再委託先にも勤務実績の資料の改ざんを指示しており、組織ぐるみの犯行だった。会社側は「不正な方法で原価を圧縮、削減していた」などと弁明している。

日本酒「酔鯨」で有名な高知市の酒造会社「酔鯨酒造」の男性社長(44)が2022年11月に酒気帯び運転で懲役6月、執行猶予3年の判決を受けていた事が判明した事件で、同社長は4月12日同社社長を辞任した。

ゲーム制作会社「コナミデジタルエンタテインメント」の男性社員(41)が元上司(48)の頭を消化器で殴り殺そうとしたとして4月11日、殺人未遂容疑で警視庁に逮捕された。 2人は2020年8月まで同じチームの上司と部下の関係で、逮捕された社員はこの上司からパワハラを受けていたと会社側に訴えていたという。会社側がパワハラの事実はないと判断したことから、同社員は 4月11日に東京・銀座のビル内で背後から元上司の頭を消化器で殴り7日間のけがを負わせた。会社はこの事件直後に同社員を解雇した。

防衛省勤務の男性職員(30)が福岡県内の電車内で女子高生の下半身をさわったとして4月11日、福岡県警に県迷惑行為防止条例違反(痴漢)容疑で逮捕された。触られた女子高生がこの職員に 次の駅で降りるよう声をかけ、同職員が駅を降りて逃走を図ったところを駅構内で警察官に取り押さえられた。

札幌市立小学校の男性教諭(43)が2022年10月に女子中学生(14)に現金を渡しわいせつな行為をしたとして4月10日、道警に児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)容疑で逮捕された。 札幌市教育委員会は今年3月同教諭を懲戒免職処分とした。

農業機械メーカー「クボタ」(大阪市)の子会社「フモト産業」(大阪市)の企画管理部長(57)が同社の小切手を勝手に振り出すなどして、総額8億円余りを詐取したとして、4月10日大阪府警に 業務上横領容疑で逮捕された。この企画管理部長は、フモト産業で経理を担当し、印鑑なども管理する立場だったことから、小切手の発行や会計処理を誰にも知られず行うことができたという。 着服は2016年から繰り返し行っていた模様で、競馬などに注ぎ込んでいた。同社は2022年3月末に清算したが、この部長はその最中にも着服を繰返していた。

滋賀県大津市立中学の男性教員(39)が2022年12月から今年2月にかけて、県内の18歳未満の少女に複数回にわたりわいせつな行為をしていたことが判明、滋賀県警に4月4日逮捕された。 今年3月上旬に同教員が勤務する中学校に、匿名の情報提供があり判明した模様。なお、同教員は昨年進路指導も担当していた。

福岡県スケート連盟(北九州市)の女性事務局長が選手登録費や連盟関係者への見舞金など計約142万円を着服したとして今年3月に解任されていたことが判明した。同事務局長は選手から集める登録費を水増しして 選手に請求していた模様。同県連盟については、県からの補助金の使途が不明で、当該事務局長が補助金を管理していたことから詳しい説明が求められている。

大阪市内の「吉野家」で35歳と34歳の自営業の男ら2人が卓上に置いてある紅ショウガを自分の箸で直接食べたとして4月4日、大阪府警に器物損壊と威力業務妨害の疑い逮捕された。 男らは、2022年9月29日の午前に来店し、直箸で紅しょうがを直接食べた模様。こうした迷惑行為がSNSで拡散されていた。

羽田や関西国際空港などを運営する民間企業「空港施設」に対して、元国土交通省事務次官で東京メトロ代表取締役会長(69)が、空港施設の副社長を務める国交省OBを 次期社長にするよう要求した問題で、当該副社長(63)は4月3日「一身上の都合」を理由に辞任した。今回辞任する国交省OBは、 副社長就任に際しても許認可権限を持つ国交省の意向として 自身を代表権のある副社長に指名するよう役員会で発言し就任していた模様。なお、国交省は「一民間企業の人事にコメントする立場にない」などとして関与を否定している。

3月

堺市市市教育センター再任用男性職員(63)が、市立小学校校長当時に2017年度~18年度にかけて、いじめで不登校となった男子児童に卒業証書を渡さなかったなどとして、減給の懲戒処分となったことが3月1日判明した。この元校長は自己保身のためか、いじめの事実を市教委にも報告せず、進学した中学校にもいじめの事実を報告しなかったため、加害者生徒といじめを受けた被害者が同じクラスになってしまった。

福島の原発事故をめぐる避難者訴訟の弁護団事務局長を務め、演劇・芸能界などのハラスメント問題に取り組んできた東京合同法律事務所所属の男性弁護士(47)が3月2日、民事訴訟の依頼人の舞台女優に対して、セクハラ行為を繰り返していたとして東京地裁に提訴された。訴えによると同弁護士は、同女性に対して面会のたびに体を触りまくるなどしたほか、ついには性行為を強要するに及んだという。同弁護士は、提訴を察知してか前日に自身のブログでセクハラを認め、謝罪声明を出していた。

NHK札幌放送局の男性アナウンサー(47)が2月17日夜、同僚女性の住むマンションに無断で侵入したとして警視庁中野署に逮捕された件に関して、警視庁からストーカー規制法に基づく禁止命令が出されていたことが3月2日、判明した。同アナウンサーは、不法侵入後にマンション3階から飛び降り、ケガを負った。なお、同アナウンサーには、妻子がいる。

島根県警松江署の男性署長(57)が少なくとも約1年間にわたり、複数の女性職員に対して、容姿やプライバシーに関する不適切な発言を繰り返していたとして3月2日、本部長訓戒処分となった。署長の部下の男性警視はセクハラ発言の事実を知っていたが、署長の報復を恐れたのか本事実を県警本部に報告しなかった模様で、注意処分となった。なお、同署長は3月の定期異動で大阪府にある警察幹部養成機関近畿管区警察学校の配属となった。

愛媛県内子町の男性税務課職員(60)が、2月27日の昼休みと退庁直後に缶酎ハイ計3本を飲んでいたことが3月2日判明した。同職員は退庁直後に自家用車の中で一杯やった後に、そのまま車を運転して帰宅したが途中で愛媛県警に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された。同職員は2-3年前にも1度飲酒して帰宅したことを認めている。

楽天モバイルの男性物流管理部長(46)が、委託業者の男ら2人と共謀し同社から約25億円を詐取していたとして、警視庁に3月3日、詐欺容疑で逮捕された。物流管理部長らは、携帯電話の基地局建設に必要な部材運搬や保管を委託業者に依頼した際に、共謀して約9億円を水増し請求し、計約25億円を詐取したとしている。楽天側では2022年9月に不正を公表し、警視庁に被害相談するなどしていた模様。不正は2019年から21年までの間で総額300億円に上り、楽天モバイルに与えた実損は100億円にのぼるとされている。

福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が週1回以上必要な浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、基準値の3700倍のレジオネラ属菌が検出しても県に虚偽報告していた件で、福岡県が福岡県警に刑事告発し、3月10日県警が同旅館に家宅捜索に入った。同社の前社長は不祥事会見で塩素が嫌いで、消毒しなかったと弁明していた。

2月

大阪堺市の自動車整備会社「ウメモト自動車」の代表(50)が道路運送車両法違反などの容疑で大阪府警に2月6日逮捕された。同代表は「1日車検」を売りにしてブレーキの点検や部品の劣化状況の確認などを省いた 不正車検を繰り返していた模様。同社では必要な検査や整備を実施せずに、車検に通ったとする「保安基準適合証」を作成、違法改造車の車検も通していた。不正車検は1万4千台に及び約3億円を売上ていた。

大手電機メーカー富士通の子会社の男性社員(47)が副業として自身が経営する「女性専用オイルマッサージサロン」で女性の体を触りまくったとして大阪府警に2月6日、 準強制わいせつ容疑で逮捕された。同社員は2022年10月に同サロンを利用した20代女性の施術中に女性の下半身を不必要に触り続け、女性が警察に被害届を出したことから犯行が判明した。 同社員は容疑を認めている。富士通は「社員が逮捕されたことは大変遺憾(遺憾の意は残念)」などとコメントしている。

熊本県荒尾市の水産会社「熊水」の社長(56)が2月6日、食品表示法違反の疑いで福岡県警に逮捕された。同社長は知人らと共謀し韓国産や中国産のアサリを熊本県産と偽り 2020年5月から21年11月までの間に韓国産アサリ100トン、4100万円分を熊本県産と偽り山口県の水産会社に販売していた同社長らはこれまでに8200トンを超える産地偽装のアサリを販売し、3億6700万円の利益を得ていた模様。

大分県警の男性巡査(24)が窃盗容疑で同県警に逮捕された。同巡査は、1月30日に他人名義のキャッシュカードを使い別府市内のATMから2回にわたって50万円づつ盗んだ模様。同県警では、同巡査の認否を 明らかにしていない。

和歌山県那智勝浦役場の建設課の男性職員(33)が公金を横領したとして懲戒免職処分となった。同職員は競馬で借金がかさんだことから2020年11月から今年1月にかけて会計の支出を 水増しし、現金約280万円をだまし取っていた。自ら上司に申し出たことから犯行が判明した。

千葉県流山市立小学校の男性教諭(30)が強制性交容疑で千葉県警2月2日逮捕された。同教諭は10代の女性をレイプしたことを認めている。被害女性の関係者が警察に相談し教諭の犯罪が明らかになった。 流山市の教育委員会は本件についてノーコメントとしている。

番組制作会社「円盤家」(東京)の代表取締役(66)が詐欺の疑いで警視庁に2月2日逮捕された。同代表は広告代理店の関連会社から映像制作を請け負ったとの架空取引を演出、 この映像制作の請負代金を立て替え払いする発注元のBSデジタル放送事業者から10億円余りを詐取していた模様。同代表は650件の架空取引を装い、立て替え払い金として BSデジタル放送事業者から122億円を受け取り10億円余りを抜き取り、残りをこの発注元の放送事業者に支払うといった行為を繰り返していた。

渋谷区の内装工事会社「プライムアシスト」の社長(42)ら5人が警視庁に廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された。同社長らは2020年11月に新宿区内のマッサージ店の内外装工事で出た金属ごみなどを運搬・処分などの許可を持たない人物に依頼し、 出たごみを工事場所近くのマンションのゴミ捨て場に不法に投棄した模様。マンションの管理人が大量のごみを発見し、警察に通報した。

大阪府大阪狭山市議会副議長で改新さやま所属の男性議員(54)が2月2日強制わいせつ容疑で大阪府警に逮捕された。同副議長は2020年に実施した児童向けの泊りがけの交流イベントで就寝中の女児4人の体を 触りまくった模様。同副議長は当該イベントに主催者として参加していた。触られた女児が保護者に相談したことから副議長のわいせつ行為が露見した。ちなみに同市議会の副議長職の月額報酬は494,000円の上、 別途、夏冬のボーナス(期末手当)が支給される。

大阪府柏原市立病院の放射線科の部長医師(41)が児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)で奈良県警に2月1日逮捕された。同医師は2022年5月にSNSで知り合った女子高生に未成年と知ったうえで金を渡し みだらな行為に至った模様。本人は買春の事実は認めているものの、相手の女性の年齢などは記憶にないなどと一部否認している。

富山県の県立高校の30代男性教諭が面談中の女子生徒にわいせつ行為をしたとして2月1日懲戒免職処分となった。同教諭は2022年12月に面談していた女子生徒に対して 抱きついたりキスしたりなどわいせつな行為を繰り返していた模様。女子生徒が学校側に相談しことが露見した。富山県ではこのほかに県教育委員会に勤務する高校教員だった50代男性職員が、 2020年に同僚女性が入浴中の風呂場に侵入し、下半身を触りまくるなどわいせつ行為をしていたことが判明、停職6か月の懲戒処分となった。

大分合同新聞の男性記者(25)が駐車場内に停車した車の中から、近くにいた30代の女性に自分の陰部を見せたとして公然わいせつ容疑で大分県警に2月1日逮捕された。同記者は県内のコンビニの駐車場で 車内から近くを通りかかった女性に陰部を見せた模様。本人は容疑を認めている。大分の県紙である同新聞社は厳正に対処するなどとコメントしている。

1月

埼玉県川口市の男性市職員(54)が埼玉県警本部に「ころしてやるよ」といったメールを送り、威力業務妨害容疑で1月156日逮捕された。メールにはこの職員の住所・氏名・電話番号が記載されており、警察では同職員の自宅を警戒するなどの措置をとっていた。

愛知県長久手市の「ジブリパーク」で販売した和菓子のシベリアに木片が混入していたことが1月13日判明した。同パークでは22年11月にもパーク内で販売した飲物に異物が混入していたことが判明している。

オンライン家庭教師「メガスタ」を運営する「バンザン」(東京都新宿区)が、利用経験もない人も対象にしたアンケートで「利用者満足度第1位となった」との広告表示を行い1月12日、消費者庁に景品表示法(優良誤認)に違反するとして 再発防止命令を出された。アンケートは、客観的な調査方法とは言えず、広告下に表記した「サイトのイメージ調査」という注意書きも小さく、消費者には伝わらないと判じられた模様。

宮城労働局が保管する労働相談に関する500人分の個人情報ファイルが局外に持ち出され、1月5日に仙台市内の公園で発見されていたことが1月13日判明した。ファイルには 相談者の氏名・住所・電話番号なども掲載されていた。同局では22年5月にも労災事故に関する370人分の個人情報が盗まれ、警察に被害届を出していた。

日本共産党千葉県委員会の男性書記長(42)がJR西千葉駅構内の女子トイレで盗撮したとして、1月12日千葉県警に建造物侵入と県迷惑防止条例違反で逮捕された 。同書記長は22年10月23日、駅の女子トイレに侵入し、個室で用を足している10代の女子高生を頭上から動画撮影した。県警では余罪があるとみて捜査を進めている。 同書記長は過去に「何年も何十年も続いてきた性暴力に、本気で向き合う政治を」などと痴漢撲滅を訴えていた。2017年の衆院選では千葉12区から出馬し落選している。

広島市立小学校の男性教諭(36)が22年8月にSNSで知り合った10代の少女をわいせつ目的で誘拐しようとしたとして1月11日、広島県警に逮捕された。少女の保護者からの相談で発覚した模様。 同教諭は容疑を認めている。

富士伊豆農業協同組合(JAふじ伊豆)の支店長だった男性(59)が2017年4月に2人の職員と共謀し、支店のオンライン端末を不正に操作して預金口座を開き 、架空の預金残高を作る方法で農協から2600万円あまりをだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺容疑で静岡県警に1月11日逮捕された。

味付け卵などを製造する食品会社「岩手エッグデリカ」(同県八幡平市)の役員(65)と社員(45)が製造過程で農場の消毒薬に用いられる食品添加物を使用したとして、食品衛生法違反容疑で 岩手県警に1月11日、逮捕された。同社の味付け卵は全国のローソンなどに出荷され、約60万個が回収されている。岩手県では、同社に対して無期限の営業禁止を22年12月に命令した。

アフラック生命保険とチューリッヒ保険は両社の保有する約207万人分の個人情報が漏洩したと1月10日発表した。両社は同じ米企業に業務委託しており、委託先企業のサーバーへの不正アクセスがあった模様。 顧客の苗字・性別・証券番号が盗まれた。両社ではこれまでのところ、悪用被害はないとしている。

東京海上保安部所属の男性海上保安官(30)が1月8日横浜駅近くの繁華街で男性の首を締めたとして、暴行容疑で神奈川県警に逮捕された。同海上保安官は泥酔の様子でモノを落としたのを見た被害者の男性が 拾って手渡そうとした際に口論になり、首を絞めた模様。同保安官は捜査現場で指紋や血液の採取・分析など、科学的知識や技能を駆使する鑑識官を務めている。

大阪刑務所の男性刑務官(34)が20代の女性を背後から襲い、レイプしたとして1月7日大阪府警に逮捕された。同刑務官は22年12月下旬、夜道を歩く女性の後を付け回し、住居に入ろうとした際に後ろから襲った模様。 同刑務官は調べに対して、全く身に覚えがないなどと容疑を否認しているという。

日経新聞出身の帝京大学の60代の男性教授がゼミ志望の男子学生に対して「女だと思ったから優先的にとるつもり。男だったから聞かない」などと女子を優先する不適切発言をした問題で、 同大学は同教授を諭旨解雇の懲戒処分にしたと1月4日発表した。処分は22年12月26日付。

2022年

12月

ソ大阪・堺市立小学校の男性事務職員(35)が学校の口座から給食費など200万円余りを着服したとして12月5日、業務上横領容疑で大阪府警に逮捕された。同職員は、子どもたちから集めた給食費や教材費、 修学旅行の積立金などを管理する立場で、競馬や借金の返済のため着服したと容疑を認めている。

早稲田大学スポーツ科学学術院の50代と60代の男性教授が教授会の席などで不適切で不快感を与える言動やパワハラがあったとして、停職1~2か月の懲戒処分になったことが、12月5日判明した。大学側は 関係者のプライバシー保護を理由に詳細の公表は行っていない。

千葉県警機動捜査隊の男性巡査部長(59)が昨年から、部下の男性巡査に「ばか」などと言い日常的にパワハラをし、2021年には2回にわたり習志野署の拳銃保管室で拳銃を男性巡査に向けた。県警は 12月2日、同巡査部長を銃刀法違反容疑で書類送検し、停職6か月の懲戒処分とした。同巡査部長は同日付で依願退職した。

栃木県警那須塩原署の男性巡査長(29)が変死事案のあった現場から現金を盗んだとして、書類送検の上、懲戒免職処分となったことが12月2日判明した。同巡査長は、2021年11月に変死事件のあった 空き家に侵入し、現金約8千円と腕時計3点を持ち去ったという。変死のあった部屋には現金100万円の入った金庫があったが、金庫を開けることが出来なかったため代わりに時計などを盗んだという。

東金市と九十九里町が設立した地方独立行政法人が運営する「東千葉メディカルセンター(MC)」の男性臨床工学技士長(62)が新型コロナ治療に使う人工心肺装置ECMO(エクモ)の 納入に際し、業者に便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして12月1日千葉県警に逮捕された。匿名の内部告発で判明した。

埼玉県立高校の男性教諭(40)が教え子の女子生徒にキスをしたり、抱きしめたりするなどしたため、県教育委員会は12月1日、同教諭を懲戒免職処分とした。女子生徒が養護教諭に相談して発覚した。 男性教諭は女子生徒から悩み相談を受けていたが、勝手に女子生徒が自分に好意を持っていると大勘違いして行為に及んだ模様。

公正取引委員会は12月1日、事業用電気の販売を巡り大手電力各社がカルテルを結んだとして、中部電力(名古屋市)、中国電力(広島市)、九州電力(福岡市)などに対し、1000億円超の課徴金納付を 命じる処分案を通知した。中部電と販売子会社の中部電力ミライズ(名古屋市)が計約275億円で、中国電が700億円超、九電が約27億円という。このカルテルは関西電力が各社に持ち掛け、 とりまとめたものだったが、関西電力が最初に違反を申告したため、同社は課徴金納付命令を免れる見通しという。

千葉市立稲毛高校の男性教諭(36)が勤務する高校の女子トイレに小型カメラを設置し盗撮していたとして、建造物侵入と県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで12月1日千葉県警に逮捕された。 同校の関係者が女子トイレ内のコンセントに不審物があると通報、同教諭は自首したが、仕事のプレッシャーを発散するためなどと、これまでも何回にもわたり、盗撮を繰返していたことを認めている。

高知県警の刑事官の50代男性警視が女性記者に抱きつき、キスをするなどの行為をしていたことが12月1日判明した。同警視は女性記者と10月に飲食をともにし、高知市内の路上で記者に抱きつくなどした模様。 同警視は11月に本部警務部付となっている。

「ミシュランガイド京都・大阪2023」で二つ星を獲得している京都・祇園の日本料理店の従業員らが、建仁寺(京都市東山区)の境内のモミジの枝を無断で伐採し 、店で出す料理の飾りつけに使っていたことが判明した。店主は出来心で勝手に伐採していたことを認めている模様。

国土交通省の河川事務所の職員が、事務所の河川工事の入札に関する情報提供の見返りに業者から現金を得ようとしていた事が判明した。同職員は今年7月工事費を算出する システムにアクセスするためのパスワードを同僚をだまして入札予定工事価格を不正に入手。この情報を入札参加が予定される13の業者に現金と見返りに提供しようとした。 業者はいずれも拒絶したため、実際には情報は漏洩しなかったと関東地方整備局ではコメントしている。なお、同職員は停職6か月の処分で済まされている模様。

11月

ソニー生命の元営業社員(63)が架空の保険商品の購入を顧客に持ち掛け現金100万円を詐取したとして、兵庫県警に11月15日詐欺容疑で逮捕された。同容疑者は同社に勤務していた2016年に 被害者に利回りの高い架空の保険商品の購入を持ち掛け現金100万円をだまし取った模様。同容疑者は同様の手口で約25人から計約5千万円を詐取していた。同社では詐取を認定した被害については代位弁済している。

JR西日本の金沢保線区に勤める男性社員(29)が列車内で10代女性の体を触るなどの痴漢行為をしたとして強制わいせつの容疑で石川県警に11月9日逮捕されていたことが分かった。

石油元売り最大手ENEOS(エネオス)ホールディングスのCEOが、飲食店の女性従業員の服を無理やり脱がしたり、唇を奪うなどのわいせつ行為を2時間近くにわたり行い女性にけがを負わせたとして 事実上クビになった件で、同社は11月10日、このCEOに対し本件で要した弁護士費用や調査費用など求めることを明らかにした。

公立長野大学の40代男性教授が女性が拒否できない状況に追い込みセクハラを繰返していたとして、停職6か月の処分となった。大学側はアカハラにも該当し、教員としてあるまじき行為などとコメントしているが、 半年ほどの停職処分で済ませた模様。

アート引越センターの社員ら4人が同僚男性に対するわいせつ行為や暴力行為などをしたとして、警視庁に11月9日強制わいせつ致傷容疑で逮捕された。4人は容疑を認めている。 社員らは4月30日の未明に被害者男性の衣服や下着を脱がせるなどの行為に及んだという。また、その後も同被害者男性の頭髪をバリカンで狩るなどしていた模様。 被害にあった男性は適応障害と診断され退職している。

朝日生命保険の秋田支社の50代女性職員が「利率の良い保険がある」などとうその説明をし、顧客から計約6900万円をだまし取っていた事が11月9日判明した 。この職員は2021年に書類偽造や顧客への虚偽説明などをしたとして懲戒解雇されていたが、22年3月に顧客からの指摘で詐取行為もしていた事が分かった。なお、この女性職員は死亡しており 詐取した金は同社が弁済している。

福島県会津若松市の児童扶養手当の事務などを担当する男性職員が虚偽の振り込みデータを作り、自分の口座に約1億7700万円を入金させていたことが9日判明した。 同市は福島県警に同職員を詐欺容疑で告訴した。この職員は2007年から2022年にかけ、児童扶養手当の他、子育て世帯への臨時特別給付金などの支給に際し、詐取を繰り返していた模様。

東急電鉄の男性運転士(43)が小田急製の柿生駅のホームで緊急非常用装置を勝手に操作し、発車直前だった電車のドアを開けて乗り込んだとして、11月8日神奈川県警に 威力業務妨害の容疑で逮捕された。同運転士は遅刻しそうになり慌ててドアを開けた模様。この影響で小田急線は5分の遅れが生じた。

福岡県警第一機動隊の20代男性巡査が飲食店で居合わせた面識のない女性に平手打ちをしたとして傷害と脅迫の疑いで書類送検していたことが11月7日判明した。 同巡査は7月18日友人ら飲んだ後、一人で飲食店に来店し当該女性にビンタした模様。

群馬県警の男性巡査長(33)が同じ所に勤務する20代の男性警察職員の乗用車など(約350万円相当)を盗んだとして群馬県警に11月6日逮捕された。同巡査長は容疑を否認している模様。

JR東日本の中央・総武線の40代男性運転士が11月4日深夜、浅草橋-秋葉原間を運転中に睡魔に襲われて30秒間居眠りをしていたことが11月5日判明した。 運転士は前方の電車との距離が近づいたことを知らせるベルで目覚めたという。

東京都杉並区の男性職員(32)が知人から頼まれて、都外に住む男女2人の住所情報などを住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)にアクセスし入手し、この知人に渡していたとして 住民基本台帳法違反の疑いで警視庁に11月5日逮捕された。同職員は20人以上の個人情報を不正に閲覧していた模様。

栃木県の男性小学校教諭(31)が女子児童を個別に呼び出して体育着に着替えるよう指示、その様子を盗撮していたとして11月4日懲戒免職処分となった。 この教諭は今年5-7月にかけて5回も盗撮を行っていた模様。

群馬県前橋市の副市長(72)が市の配水管工事の指名競争入札に際して入札予定価格を同市の水道工事会社「上武工業」の役員に漏らし落札させたとして、官製談合防止法違反容疑で 群馬県警に11月4日逮捕された。

大阪府警の男性巡査(20)が性風俗店で無理やり性交したとして11月3日、大阪府警に強制性交容疑で逮捕された。同巡査は、従業員の20代女性に無理やり本番行為を しようととしたが、抵抗されて性交には至っていないなどと容疑を否認している模様。

大阪府藤井寺市立中学校の校長(61)が市立中学校の教科書選定委員だった2020年4-7月に選定に係る内部情報を「大日本図書」(東京都文京区)の社員漏らし、 謝礼として現金3万円を受け取ったほか、ゴルフや飲食などの接待を受けていたとして、加重収賄容疑で大阪府警が11月2日書類送検した。大日本図書の取締役と社員も贈賄容疑で 同日書類送検された。

広告ビジュアル制作業界最大手「アマナ」(品川区)が2017年11月~2020年8月に提出した有価証券報告書や四半期報告書で、売り上げを過大計上するなどして純利益を偽ったとして 証券取引等監視委員会は11月1日、課徴金1650万円を納付させるよう金融庁に勧告した。

10月

福岡県久留米市公園土木管理事務所の男性主任主事(42)が市発注の道路修繕工事に際して便宜を図った業者から100万円を無利子・無担保で借りたとして収賄容疑で逮捕した。 同主任主事は道路工事の業者選定などを担当していた。

大阪市消防局の2人の管理職が福井県内の漁業権が設定された海域で、アワビやサザエを素潜りで密漁していたとして注意処分を受けた。海上保安部としては軽微な事案として事件化は見送った模様。

国立病院機構南京都病院に勤務する国家公務員の男性看護師(54)が、隣家の地方公務員宅の玄関マットに複数回にわたり放尿したとして10月12日器物損壊の容疑で逮捕された。 この国家公務員は、隣家の地方公務員宅の生活音に腹が立ち嫌がらせのつもりでやったと犯行を認めているという。

東洋大付属牛久中・高校(茨城県牛久市)が30代の男性教員に最長で月94時間の時間外労働をさせた上、残業代も未払いだったことが10月11日判明した。同教員は2021年に精神疾患を発症し、休職。 同教員の申告で龍ケ崎労働基準監督署が同校に対して是正勧告を行っていた。

京都地裁の男性事務官(52)が高速道路で「あおり運転」をしたとして道交法違反で書類送検された。同事務官は、6月1日午後5時ごろ舞鶴若狭自動車道下り線で乗用車を運転中 、後続のトラックの前で急に減速したり、蛇行運転をしたりしてトラックを停車させたとしている。同事務官はトラックに車間を詰められて怒りの感情で一杯になったが 、蛇行したりなどの事実はないなどと供述しているという。

焼津市立総合病院男性研修医(28)が救急搬送に訪れた救急隊員3人あごや肋骨を折るなどの暴行を加え、公務執行妨害と傷害容疑で10月6日逮捕された。 同研修医は8月13日、一緒に酒を飲んでいた友人が頭にけがをしたため救急車を呼んだが、救急作業が手間取っているなどとして隊員ともみあいになった模様。

国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)の男性放射線技術部長(56)が医療機器などの調達先に便宜を図る見返りに97万円相当のタブレット端末などの物品を受け取っていたとして、 神奈川県警に10月5日収賄容疑逮捕された。同部長はみなし公務員で、他にも便宜を図った可能性があるという。

公益財団法人「柔道整復研修試験財団」の男性理事(64)と試験問題作成担当者(62)が、柔道整復師の国家試験の問題について同理事が講師を務める専門学校の教員に試験問題のポイントとなる 情報を提供したとして柔道整復師法違反の疑いで警視庁に10月5日逮捕された。

アマゾンの商品配達を請け負う運送会社で、アマゾン独自既定の週60時間労働規定を超える業務委託する個人事業主の配達員に対して、退職した社員のIDを使って出退勤記録を残すよう 指示していたことが10月4日判明した。同運送会社では、2021年ごろから既定の労働時間に近づいた配達員に対して同様の手口で超過勤務するよう指示していたという。

東京都町田市の男性職員(36)が強制わいせつの疑いで神奈川県警に10月4日強制わいせつ容疑で逮捕された。同職員は7月12日の午後10時40分ごろ、相模原市内の路上で面識のない女性に後ろから抱きつき 無理やりキスをするなどしたという。防犯カメラの映像から同職員の犯行が判明した。同職員は覚えていないなどと供述しているという。

テレビ朝日社員で情報番組のコメンテーターを務める男性(59)が番組内で事実とは全く異なる虚偽の発言をした問題で、同社の社長が定例会見で誠に遺憾などと謝罪した 同社では、このコメンテーターを出勤停止10日間の懲戒処分とした。なお、処分後は同番組に復帰する。

姫路女学院高校(兵庫県姫路市)のソフトボール部監督の男性教諭(41)が1年生の女子部員(16)に対して顎が外れるほどの平手打ちの暴行を加えていたことが10月3日判明した。暴行の理由は 同女子部員が9月24日の地区大会の会場でユニフォームを忘れたことに対する体罰だったという。しかし、その翌日も同部員に対して暴言を吐き、頭や尻をけるなどの暴行を加えたという。学校の校長は 本件について体罰だったとして、再発防止に努めるなどと述べている。

ニュースアプリ「グノシー」の男性執行役員(40)が背任容疑で10月3日警視庁に逮捕された。同役員は2018~20、埼玉県内の不動産会社「ケイアイスター不動産」の役員を勤めていた際に、この不動産会社のネット環境整備を請け負った IT会社社長と結託し、請負代金を30%分(約3100万円)を水増し請求させ同不動産会社に損害を与えていた模様。水増しした代金は同役員の口座に振り込ませていた。

競合する回転ずしチェーン店「はま寿司」の営業秘密を不正に入手したとして、警視庁が不正競争防止法違反(営業秘密領得)などの容疑で、回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を 運営するカッパ・クリエイト(横浜市西区)の社長が逮捕された件でカッパ社は、同社長が辞任したと発表した。同社は「大戸屋」「牛角」などを運営する外食大手コロワイドの傘下企業。

9月

千葉県警捜査4課の男性警部(45)が8月13日に京成千葉駅構内で女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとし現行犯逮捕され件で、同警部が5年前に発生した強制性交と住居侵入の疑いで9月20日 再逮捕された。同警部は2017年7月県内の集合住宅に侵入成人女性を刃物で脅し、性的行為に及んだ模様。なお、同警部は9月1日にも入浴中の女性を盗撮したとして再逮捕されている。県警では「誠に遺憾(遺憾の意は残念)」などとコメントしている。

京都府警の男性機動隊員(23)が飲食店内の女子トイレに侵入し、個室の壁の上から女子大生ら3人の盗撮を行っていたとして、建造物侵入と府迷惑防止条例違反(卑わいな行為の禁止)の疑いで9月20日 京都府警に逮捕された同隊員は3月と6月の未明に京都市内の飲食店の女子トイレに侵入し、スマホで盗撮していた模様。被害者が店に報告し犯行が判明した。

埼玉県富士見市立小学校の女性教員(24)が給食のカレーに漂白剤を入れたとして威力業務妨害の疑い埼玉県警に9月16日逮捕された。教員は「3月まで受け持っていたクラスの担任を外され悔しくて このクラスのカレーに漂白剤を入れた」と供述している模様。

山口県の航空自衛隊見島分屯基地に勤務する男性自衛官(34)が大阪府内の80代の女性からキャッシュカードをだまし取り現金100万円を詐取していたとして9月12日大阪府警に逮捕された 同隊員は大阪池田市の職員に成りすまし、しぱょ性に電話で還付金があるなどと騙して、キャッシュカードを詐取し市内のコンビニATMから金を引き出していた。同隊員はだまし取った金の回収を担当していた模様。

大阪市建設局の男性職員(53)が飲酒運転を繰返していたとして9月12日懲戒免職処分となった。同職員は2021年11月飲酒運転で大阪府警に逮捕されていたが、市の調べに対して今回が初めてなどと供述していた 。しかし、この他にも2021年6月に酒気帯び運転で摘発沙剃れていたことが判明歔欷報告をしていたとして市が処分を行った模様。

日本郵政子会社の日本郵政インフォメーションテクノロジーが、通信回線工事の遅れにより損害が生じたとして工事を依頼したソフトバンクと野村総研に損害賠償を求めていた裁判で 東京地裁は9月9日、ソフトバンクに108億円の支払いを命じ、野村総研への請求は棄却した。

日本旅行業協会前会長が代表取締役会長を務めていた代理店「ワールド航空サービス」が雇用調整助成金(雇調金)をだまし取っていた問題で、同社が不正に得ていた3億9千万円全額返還したことが 9月8日判明した。同社では社員が出勤しているのに休業したとする虚偽の申請書類を提出して国から金をだまし取っていた。

大阪府警の男性巡査(26)が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)と府青少年健全育成条例違反の疑で9月8日、大阪府警に逮捕された。同巡査は8月10日よるに自分の車の中で 男子中学生(14)を裸にして体を触りまくるなどのわいせつ行為を働いていた模様。同巡査はその模様をスマホで動画撮影していた。府警は「誠に遺憾(遺憾の意は残念)」などとコメントしている。

同志社大学アメリカンフットボール部の男性部員ら4人が、5月21日にバーで知り合った女性を酩酊状態にし、次々とレイプしていとして京都府警に準強制性交等の疑いで逮捕されたことが9月8日判明した。 この4人はいずれも大学4年生だった。

国立岐阜大の30代男性准教授が学生に威圧的態度で接したり、女子学生の体を触りまくるなどのパワハラ・セクハラ行為で出勤停止1か月の処分となったことが判明した。 この他同学附属病院の30代男性医師が3月に酒気帯び運転で事故を起こし、罰金の略式命令受けていたことが分かった。

千葉県立袖ケ浦高校の男性教諭(32)が9月7日、千葉市内で女子大生に立小便で尿をかけたとして暴行容疑で逮捕された。同教諭は8月にも女子高生などに尿をかけたとして2度逮捕されている。 同教諭は高校の野球部長でもあり、千葉県高野連の理事も務めている。県教委は「重く受け止めている」などとコメントし、処分については言及していない。

静岡県牧之原市の「川崎幼稚園」の園長(73)が運転する送迎バスで、3歳の女児が意識不明の状態で見つかり9月5日午後、死亡が確認された。死因は熱中症によるものとみられる。 園長が運転する送迎バスは、5日朝に園児らを乗せて幼稚園に到着したが、園長らは全員が降車したことを確認せずに3歳の女児をバスに事実上閉じ込めてしまった。 同日は30度を超す気温で、社内温度は45度超だったとみられる。女児は、上半身裸で水筒の水を飲みほしていた状態で見つかった。なお、同園は園長の息子が経営を続けると発表している。

りそなホールディングスの完全子会社、関西みらいFGの40代の男性職員が自社株でインサイダー取引をしたとして金融商品取引法違反容疑で、課徴金163万円を納付させるよう 証券取引等監視委員会が金融庁に勧告したことが9月2日判明した。同男性職員は自分の銀行がりそなホールディングスによって完全子会社化される未公開情報を職務上知り、自社株1万株を事前に買い付け 値上がり後の利益として107万円を得ていた模様。また、同職員は親族の女性にもこの情報を教えて40代の女性が不正な利益を得ていた模様。同行では同日教育の徹底を図るなどといった趣旨のリリースを公表した。

千葉県警警察学校に入校していた男性巡査ら24人が学校の寮内で賭博をしていた容疑で9月2日、書類送検された。男性巡査らは当初はジュースなどをかけて 「大富豪」のトランプゲームをしていたがそのうちに1回100円から5万円を賭けるようになったと供述している。24人は警察学校の初任科を経て現場の署に勤務後 初任補修の為に入校していた。このうち、3人が同日依願退職した。

2019年10月にNHK首都圏放送センターの都庁取材担当の40代男性管理職が死亡した件で、渋谷労働基準監督署が「過労死」として労災認定をしていたことが8月判明した。NHKでは2013年にも 同じく都庁取材を担当していた女性記者が過労死している。NHKではどちらのケースでも長時間労働があったことを認めている。

警視庁王子警察署の男性巡査部長(39)知人男性ら4人に対して、暴力団関係者の個人名などの情報をラインを使って漏らしたとして9月2日、地方公務員法違反で書類送検された。同巡査部長は同日依願退職した。 調べに対して、ジムで知り合った4人の男性に自分に興味を持ってもらうために情報を複数回にわたり漏らしたことを認めている。

静岡県内を運行中「伊豆箱根バス」(静岡県三島市)の路線バス運転手が4月7日、マスクをつけない女性客にマスク着用をお願いしたが、女性客が拒否したためこの女性客をバス停ではない場所で降ろした。 この件で国土交通省中部運輸局は9月1日伊豆箱根バスに対して「正当な事由無く運行の継続を拒絶した」として同社のバス2台に25日間の使用禁止の処分を下した。 同様の理由で航空会社では搭乗を拒否できるが、バスの場合はマスク不着用者に対する規定がないため今回の処分となった模様。なお、当該女性客がマスクをつけなかった理由については不明。

東京都葛飾区が私立の認可保育所72施設に補助金計5億1181万円を誤って支給した件で9月1日、葛飾区長は保育所に対して返還を求めると表明した。区は当初人件費として使われていた分については返還を 求めないとしていたが専門家のアドバイスに基づき返還請求権を行使することとなった。区長は、責任をとるとして自身と副区長の3か月分の給与減額(2割・1割)の条例を区議会に提出するとしている。 なお、葛飾区長の月額給与は1,122,000円で、副区長は915,000円

奈良県立高校の男性非常勤講師(44)が大麻取締役法違反容疑で大阪府警に9月1日逮捕された。5月29日未明に同容疑者の住むマンションの住人から部屋の外で男が暴れているとの通報で 警察が駆け付け、部屋の中で血を流して倒れている同容疑者を発見、乾燥大麻のようなものが入ったポリ袋や大麻草の加工に使う道具などが同容疑者宅から見つかり、ベランダで大麻草を栽培していた事が判明した。

8月

三重県南伊勢町立南伊勢病院の会計を担当していた男性主査(38)が口座から現金740万円を着服したとして、8月17日三重県警に業務上横領容疑で逮捕された。同主査は、アイドルのコンサートやグッズを買うために着服したと容疑を認めている。町によると、計約1億6790万円を着服した疑いがあり、県警では調べを続けている。 口座には、患者が支払った診察費が貯められていた。町は、6月に本件を確認し、同主査を懲戒免職処分にしていた。なお、同主査は1人で同院の会計を担当していた模様。

千葉県警捜査4課の男性警部(45)が京成千葉駅構内で女性のスカート内をスマートフォンで盗撮したとして8月13日県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで現行犯逮捕された。同警部は駅構内の上りエスカレーターで女性の背後からスカート内を盗撮していたところ、 別の男性客に気づかれ、逃走したところ近くにいた駅員や警官に取り押さえられた。同警部は暴力団など反社勢力を取り締まる捜査4課の管理職。

パズル雑誌などを発行する出版社の「晋遊舎」が、長期間にわたり懸賞品を発送しなかったのは、景品表示法違反(有利誤認)に当たるとして、消費者庁は8月5日、同社に課徴金1231万円の納付を命じた。消費者庁によると、同社は2018年以降に発行した間違い探しの雑誌など計63冊に景品が当たる応募券をつけて発売していたが、景品の発送が最長でも締め切りから1年8カ月たってからだった。 同庁は「半年以上過ぎたものは不当な誘因に当たる」として、2021年3月に再発防止を命じた。

「東レ」大阪本社の社員(44)が同社の下請け業者に東レへの代金請求を水増しさせ、その差額分約1億1600万円を自分の口座に入金させ、背任容疑で今年5月に逮捕された件で、大阪国税は不正で得た着服金に対する所得税3600万円を脱税したとして、 所得税法違反の罪で大阪地検に告発したことが8月3日判明した。

東京消防庁品川消防署の男性消防士長(45)がコロナ禍対応で在宅勤務中に食事宅配サービスの配達員として働き、約30万円の報酬を得ていたことがことし3月に判明した。5か月も経過した8月3日になって、東京消防庁は同消防士長を地方公務員法に違反したとして、減給100分の20(1カ月)の懲戒処分にした。 同消防士長は八王子消防署に勤務していた2021年4~6月にかけて宅配サービスの仕事で金を稼いでいたという。

宮城県内で中高・大学などを運営する学校法人「尚絅(しょうけい)学院」の理事が、学校資金3億円超を無許可で持ち出し、投資に使っていたことが8月2日判明した。学校側は理事に資金の返還を求めているが回収はできていないという。

堺市立上神谷支援学校の男性講師(26)が小学生の女児を連れ回したうえ、わいせつ行為をしたとして、大阪府警は8月2日、わいせつ略取と強制わいせつの容疑で逮捕したと発表した。同講師は7月下旬、大阪府内の路上で10代の小学生女児に声をかけ、駐輪場に連れ込みスカートを脱がせたうえ、下半身を触るなどした。防犯カメラで同講師が女児を尾行する姿が映っていたことから、犯行が判明した。 また、防犯カメラの設置された建物の近くでは、別の小学生の女児が、バイクに乗った人物に尻を触られる被害にあっており、府警では同行使の余罪などを調べている模様。

7月

1955年に発生した森永ヒ素ミルク事件で脳性まひになったとして大阪市の女性(68)が同社に5500万円の損害賠償を求めた裁判の第一回口頭弁論が19日開かれた。 森永乳業側は女性の脳性麻痺の原因が同社の粉ミルクを飲んだことに起因することに関しては争う姿勢を示した。森永ヒ素ミルク事件では1万3000人もの被害者が発生。 脳性まひやてんかん、精神疾患などの重い後遺症に苦しむ被害者も数多くいる。

水産加工会社「築地魚市場」(東京都)が2018年から冷凍メバチマグロの原産地を偽って販売していたとして、農林水産省から是正指示を受けていたことが7月15日判明した。同社ではこれまで販売した 冷凍のメバチマグロ2万3530匹(約1376トン)について、中国産を台湾産などと偽って販売していた模様。

「まいどおおきに食堂」などの外食チェーンを運営するフジオフードシステム(大阪市)のパート従業員が制服への着替え時間も労働時間に参入すべきと未払い賃金を求めていた件で 、川崎北労働基準監督署(川崎市)は同社に対して是正勧告を行っていたことが7月14日判明した。女性パート従業員は勤務店舗と離れた場所にある更衣室で着替えており、一日約30分かかっており 2年間で18万円の賃金が未払いと訴えていた。会社側は賃金の支払いには応じていない模様。

茨城県警地域課の巡査(28)が建造物侵入と窃盗の疑いで7月14日、茨城県警に逮捕された。同巡査は自分の勤務する駐在所の管轄内にある自動車修理会社に非番の日に侵入し、現金を盗んだ模様。

滋賀県教育委員会幼小中教育課の指導主事(45)が強制わいせつ容疑で7月13日滋賀県警に逮捕された。同主事勤務していた小学校の10台の女子児童を膝の上にのせて上半身を触りまくった模様。

東京電力の元会長・社長ら旧経営陣5人が東京電力福島第一原発事故で東電に巨額の損害を生じさせた責任があるとして、個人株主らから22兆円の賠償を求められていた民事訴訟で、東京地方裁判所は7月13日、 旧経営陣5人のうち4人に責任があったと認め、計約13兆3200億円の支払いを命ずる判決を言い渡した。

全日本私立幼稚園連合会(東京)の前会長(70)と元事務局長(49)が業務上横領と私文書偽造の疑いで7月13日、警視庁捜査二課に逮捕された。前会長は同連合会が管理する資金約700万円を不正に送金し横領し、ばれないように通帳を改ざんした疑いがもたれている。 前会長は横領した金で飲食代や高級ホテルのマッサージ代に充てていた模様。

東京国税局の特別国税調査官の男性(60)が業務上で付き合いのあった酒類製造業者に特定のコンサルティング会社を紹介し、その見返りとしてその会社から日本酒2本を無償でもらっていたことが判明した。 同局では7月5日この調査官を言及の懲戒処分とした。同調査官辞職した。なお、この調査官、通勤手当も不正に受給していた模様。

千葉県市川市の男性職員(60)がJR千葉駅の階段で女子高生のスカート内を盗撮したとして、千葉県警に迷惑行為防止条例違反容疑で7月4日逮捕された。数日前から駅で盗撮している男がいるとの 通報で千葉中央署の署員が警戒に当たっていた。

auなどを運営する携帯大手KDDIは7月2日午前1時35分ごろから音声通話やデータ通信の通信障害が全国で発生していると明らかにした。影響は格安ブランドの 「UQモバイル」やオンライン専用プランの「povo(ポヴォ)」の利用者にも及んだ他、気象庁が気温や降水量などを観測している地域気象観測システム(アメダス)の データの一部が配信できなくなる影響も出た。また、宅配大手のヤマトホールディングス(HD)配送状況を確認するシステムにも障害が発生した。 また、110番や119番など緊急通報も繋がらなくなった。障害は発生から86時間後の7月5日に完全復旧したが、総務省は過去最大級の障害で重大な事故として行政指導を行う模様。

6月

北海道利尻町ふるさと納税の返礼品の冷凍ウニにロシア産が混ざっていたことが6月10日判明した。2021年12月から寄付者から「苦い」などといったクレームが相次ぎ 町の担当者が事実関係を調査していた。同町から返礼品の取り扱いを任されていた「カネマス上田商店」が偽装を認めた。町では同社の登録を取り消した。

回転ずし大手「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)の期間限定メニューのウニやカニについて、在庫がなく客に提供できないにもかかわらずテレビCMやインターネットで宣伝を続けたとして 消費者庁から6月9日再発防止の措置命令を受けていたことが判明した。同社には、キャンペーン直後から「販売していないならテレビCMはやめるべきだ」といった苦情が寄せられていたという。同社は「十分な在庫を用意していたが、 注文が予想をはるかにうわまった」などと弁明している。

ケーキ中心のバイキング料理を提供する飲食店「スイーツパラダイス」の通販サイト利用者7409人分のクレジットカード情報が不正アクセスにより流出していたことが6月8日明らかになった。 同店を運営する井上商店(大阪市)では、2021年12月に顧客からの問合せで2021年8月28日~12月8日にンかけて同社の通販サイトを利用した顧客の氏名やカード番号、セキュリティーコードなどが 情報漏洩していた可能性を認知していたが、半年以上公表していなかった。

健康補助食品などを開発・販売する「ココカラケア」(東京都豊島区)が販売する加圧下着について、着るだけで筋肉がついたり痩せたりするとする表示は合理性がないとして、 消費者庁は6月7日同社に対して再発防止命令を出した。同社の販売する「モアキュット」など4商品では「頑張らない骨盤ダイエット」「着るだけで筋肉トレーニング」などと表示していたが、 消費者庁からの根拠をもとめる質問に対して資料提出が出来なかった模様。消費者庁では少し体を締め付ける程度のものを着るだけで痩身・筋肉増強効果は見込めないと注意を呼び掛けている。

熊本市の生活保護を担当する部署の女性職員(25)が詐欺の疑いで熊本県警に6月5日逮捕された。この職員は生活保護費を市に返還すると申し出た90代の女性の娘から 返還金を取り扱う権限がないにもかかわらず、約35万円の返還金を自分が処理しておくとだまして着服していた模様。同女性職員は(金)を受け取った記憶はないなどと供述しているという。

証券取引等監視委員会は6月3日、伊藤忠が子会社ファミリーマートへのTOBを実施するとの未公表段階の情報を元にインサイダー取引をしたとして、金融商品取引法違反の疑いでJA全農の元役員で 奈良県の70代の男性に対して課徴金167万円を納付させるよう金融庁に勧告した。伊藤忠がファミリーマートを完全子会社化したあとに、JA全農と農林中央金庫がファミリーマート株の一部を取得し 資本参加するとしていた。元役員はTOB公表の約3時間ほど前にファミリーマート株2千株を買い付けていた。

埼玉県教育委員会教職員課の男性主任(31)が県立近代美術館で開催した美術展の実行委員会の口座から200万円を不正に引き出し着服したとして6月3日懲戒免職処分となった。 同主任は、実行委員会の事務局員だった2021年9月から今年4月までに15回にわたり計200万円を着服していた。県教委では刑事告発を検討している。

関西有数の進学校洛星中学・高校(京都市北区)を運営する学校法人ヴィアトール学園の事務局長の男性(61)が在職中に約5200万円を着服していたとして業務上横領罪で 捜査機関に告訴された。同法人が6月3日発表した。同事務局長は銀行印を管理する立場を悪用し、2017年から今年5月まで同法人の口座から少なくとも49回にわたり不正に現金を引き出していた。 同事務局長は決算の際に虚偽の使用名で計上し監査の目を逃れていた模様。今年5月の監査で不正が発覚し、懲戒解雇処分となっている。

福岡県警小倉北警察署の30代男性巡査部長が今年2月北九州内でバイクを運転中に自転車の小学生とぶつかる事故を起こしながら、そのまま現場を立ち去ったとして道交法違反(ひき逃げ)と 自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検されていたことが6月3日判明した。県警では本件を公表していなかった。巡査部長は私用でバイクを運転していて、事故後救護措置を去らずに現場から逃げた模様。所属長訓戒処分となった。

兵庫県警姫路警察署刑事課の男性巡査長(29)が今年3月姫路市内の市道で74歳の自転車に乗った女性をひき逃げしたとして6月3日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで 書類送検した。同巡査長は3月4日午後4時45分ごろ捜査先に向かう途中で事故を起こした。女性への救護を行うことなく現場から立ち去った模様。同巡査長は停職1か月の懲戒処分となった。

宮内庁京都事務所の20代男性職員が滋賀県内で走行中の電車内で16歳女性の下半身を触ったとして、今年2月滋賀県警に強制わいせつで逮捕された件で宮内庁は6月3日、 この男性職員を停職9か月の懲戒処分とした。同職員は逮捕後起訴され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けている。同職員は退職の意向を示しているという。

5月

財務省の総括審議官(56)が東急田園都市線の電車内で他の乗客を殴るなどしたとして、5月20日未明に警視庁に暴行容疑で現行犯逮捕された。酒に酔った状態だったという。 同審議官は、1989年に大蔵省入省。エリートコースの予算編成を担う主計局の主計官や税制を担当する主税局の課長などを経て、2021年から日銀との政策調整にあたる総括審議官を務める。 将来の事務次官候補の一人との見方もあった。

部下を自殺に追い込んだパワハラを繰り返していた和歌山県警和歌山北署の署長(59)と副署長(55)が減給6か月の懲戒処分を受けていたことが5月18日判明した。署長らは自殺した男性職員に対して 会議の場で厳しく叱責するなどのパワハラを繰り返していた模様。自殺した職員は遺した記録でパワハラの可能性を示唆していた。署長らは懲戒処分の同日、依願退職した。

青森県警の同じ署に勤務する20代の男性巡査長と30代の女性巡査長が、勤務中にほかに捜査があるなどとうその報告をして2人で抜け出し、捜査車両内で2時間にわたりキスや抱擁などを繰り返していたことが 5月14日判明した。2人は3か月の減給処分となった。

独立行政法人国立病院機構(東京都目黒区)が運営している下志津病院(千葉県四街道市)の発注に際して特定の業者に便宜を図り、その見返りに旅行や接待などを受けていたとして 同院の企画課長(60)が5月11日、収賄容疑で警視庁に逮捕された。同課長は就任任直後から接待を受けていた模様で、同院ではこのほかの職員28人も同じ業者から接待や物品提供などを受けていたとして 懲戒解雇や停職などの処分を受けている。

東レの男性元社員(42)が取引先に水増しした請求を出させて差額を着服していた件で、大阪府警は5月10日、同元社員を背任容疑で逮捕した。この元社員は会社に1200万円の損害を与えたとして 昨年4月に懲戒解雇処分となっている。

愛知製鋼の元専務と元社員が同社のセンサー技術情報を漏らしたとして不正競争防止法違反罪に問われ、無罪が確定した事案でこの元専務らは同社社長ら3人を5月10日、虚偽告訴罪で名古屋地検に告訴した。 告訴状によると「5年以上にわたり被告人の立場にいることを強いられ、甚大な人権侵害を受けた」と主張している。愛知製鋼はトヨタ自動車グループの素材メーカー。

名古屋市上下水道局の男性主事(32)が強制わいせつの疑いで5月10日愛知県警に逮捕された。同主事は3月18日にマッチングアプリで知り合った女性とカラオケ店に行き、その女性の体を触りまくったという。 女性が警察に相談して判明した。なお、同主事は「拒否されたのでわいせつな行為はしていない」と容疑を否認している模様。

大阪吹田市の国立循環器病研究センターの男性看護師(24)が病室の患者のキャッシュカードを盗み、現金120万円を不正に引き出したとして窃盗容疑で5月10日大阪府警に逮捕された。 同院では2021年秋から患者の現金が紛失する事案が相次いでおり、府警では同看護師の関与について捜査している。

和歌山県の男性県職員(37)が児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで奈良県警に逮捕された。同職員はSNSで知り合った奈良県の15際の女子高生に現金を渡して性行為に及んだ模様。 同職員は女性が18歳未満とは知らなかったなどと容疑を一部否認している。

立憲民主党岐阜県連の常任顧問で、同党元参議院議員の男(79)が愛知県警に詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで5月8日逮捕された。 男は4月27日、偽造した国会議員用の申込書を東京駅の駅員に提出し、東京―名古屋間の新幹線特急券・グリーン券2枚をだまし取るなどした模様。この男は 参院落選後も10年以上にわたり国会議員に渡されるJR無料パスを返却せず繰り返し悪用していたことも分かった。議員時代の特権が忘れられなかったなどと供述しているという。

5月7日に開催された山梨県高校総合体育大会の女子5000メートル競歩で、給水用コップに誤ってアルコール消毒液が混入していたことが判明した。選手1人が直後に倒れて嘔吐し途中棄権したほか、 2選手が口から吐き出し競技を続けた。3人は病院で治療を受けたという。水と消毒液を同じ箱に保管していたことから、担当者が水と思い込んで提供したとみられている。

大阪府の関電への電気料金過払いに関し、大阪市でも22年4月時点で297件の過払いがあったことが判明した。2020年度の1年間だけで約470万円の過払いがあり、市では総額を確認している。

牛丼チェーンを運営する吉野家HDが採用説明会に参加した大学生に対して、勝手に外国籍と判断して参加を拒否していたことが5月6日判明した。同社では自社の採用サイトに「外国籍社員の積極的な登用を続けています」と明記していたが、ビザの取得が非常に困難などとして拒否したという。 ところが、同学生と思われるSNSによると学生は日本国籍だった模様。いずれにせよ世間に謳っていることと、実際の行動が矛盾していることにSNS上では不買の動きも出ているという。

大阪府がすでに撤去などされた府道の道路照明等の電気料金1億円余りを関西電力に過払いしていたことが5月6日判明した。府によると関西電力が必要な手続きを怠ったためとしているが、関電側は 一部否定している。府の返還請求に対して関電側は1700万円分につい合意している模様。過払いが発生したのは府が管理していた道路照明等の電気料金で573件、総額1億238万8千円に上る。このうち約2900万円は 返還請求の時効を迎えている。府は残りの過払い分の返還を求めており、法的措置も辞さないとしている。

4月

NHKから委託を受けた業者が史跡指定地の先にあるテレビ中継放送所の設備更新工事に伴う資材運搬のため 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部で国史跡の高野参詣道女人道(こうやさんけいみちにょにんみち)の路肩や丸太階段の一部を無許可で 変更していたことが4月15日判明した。文化財保護法違反に当たるとみられ、和歌山県教育委員会では文化庁などと協議し現状復旧する方針。

宮崎県警本部の50代男性警視がテレワーク中にサウナ通いをしていたとして、所属長訓戒処分を受けていたことが4月15日判明した。同警視は1月末から2月初めにかけて在宅勤務中に 計4回無断で外出し1-2時間ほどサウナに通っていた模様。県警への情報提供で発覚した。宮崎県警では本部の23部署を対象にテレワークなどを実施していた。

警視庁の男性警部補(41)が商業施設内で女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮したとして4月9日、東京都の迷惑防止条例市販容疑で現行犯逮捕されていたことが11日判明した 同警部補は都内の警察署に勤務し、当日は休日だったとのこと。

香川県警本部の50代男性巡査部長が転売目的で、不正にスマートフォン16台、225万円相当を自己名義で購入し特殊詐欺に使用する携帯電話を販売している疑いのある店舗に数万円で転売した。 同巡査部長は多額の借金を抱え、目先の借金返済のことしか考えられなかったなどと供述している。県警本部4月11日に詐欺容疑で書類送検し、同巡査部長は依願退職した。

兵庫県警甲子園署の男性警部(44)が巡回中に拳銃の実弾を紛失していたことが4月9日、判明した。男性警部は署内で拳銃と袋に入った実弾を受け取った。通常は実弾を銃に装填することになっているが 同警部は装填せず袋に入れたままで巡回に出て、その途中で実弾を紛失した。紛失した銃弾は通行人が拾い、署が回収した。

西日本新聞編集局の部長級の男性(59)が同社や出向先の大学から不正に交通費をだまし取っていたとして、4月7日付で懲戒解雇処分となった。同社員は、 九大大学院法学研究院に出向し、同社の寄付講座の客員教授として勤務していたが、架空や私用の交通費約150万円を西日本新聞に請求しだまし取っていた模様。 また、大学の研究費でも不正受給をしていた。

衣料品販売「ムサシノ商店」(東京都武蔵野市)が受注した東京多摩地域の複数の中学・高校で入学式直前になっても、学生服が届かないというトラブルが発生していたことが 4月6日判明した。同商店は昭和19年の創業で立川市や八王子市に6店舗を構え、企業の制服販売なども手掛けている。同店ではこの春の入学に向けて約300校、3万人分の制服を受注した。今回のトラブルで、 約100人の学生に入学式前までに制服を届けられなかった。同商店の社長は「3月に受注が集中し、メーカーからの納期も1週間ほど遅れたため」などと釈明した。

大阪市のインターネット広告会社「W―ENDLESS」が販売するダイエット効果を謳った即席みそ汁について、消費者庁は4月5日、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして 再発防止命令を出した。同社の商品「Dr.味噌(みそ)汁」をネット上で販売するにあたり「無理せず、おいしくボディメーク」、「理想のイイカラダを手にした男性が大量発生!」 などと謳っていたが、効果を裏付ける科学的根拠は確認されなかった。

静岡県の男性県立高校教諭(61)がJR富士宮駅の切符売り場窓口のアクリル板を壊したとして、建造物損壊の容疑で4月5日、静岡県警に逮捕された。 同教諭は駅員の態度が気に食わなかったとして、4月4日午後8時ごろ傘でアクリル板を殴って壊したことを認めている。静岡県の教育長は「大変遺憾」などとコメントしている。

愛知県内の障碍者グループホームに勤務していた37歳と54歳の女性スタッフ2人が入所者から不正に入手したキャッシュカードで現金を引き出して盗んでいたことが判明した 。愛知県警が4日、窃盗容疑で2人を逮捕した。2人は21年12月11、12日にそれぞれ20万円づつ計40万円を不正に引き出していた模様。入所者の家族からの相談で2人の犯行が発覚した。 2人は「入所者からお金を引き出すよう頼まれただけ」などと、容疑を否認しているという。

警視庁亀有署交通課勤務の30代男性警部補が4月1日、世田谷区を走行中の小田急線電車内で女性の尻を触ったとして東京都の迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕された。 4月4日捜査関係者への取材で判明した。男性警部補は同僚と酒を飲んで後だったという。

千葉県九十九里浜の高齢者施設の運営母体の女性代表(77)が入居者の女性(94)の頭部を殴打したなどとして、千葉県警に暴行容疑で逮捕された。同代表は3月9日午後9時過ぎに 高齢者施設内で女性入居者に暴行を加えた模様。関係者からの相談で警察が捜査していた。同代表は黙秘しているという。

さいたま市の小学校男性教員(46)が10代の少女への強姦容疑で4月2日、警視庁に逮捕された。同教員はすでに教え子の着替えを撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反で2回逮捕されている。

3月

世界最大の貨幣処理機メーカーのグローリー(兵庫県姫路市)の子会社でコインロッカー販売会社の経理担当社員が、売上金や保険料を保管する金庫から現金を盗んだり、会社の預金を自分の銀行口座に振り込んだりするなどして、21億円余りを横領していたことが3月14日判明した。横領した金のうち17億円を競馬に注ぎ込んでいた。同社員は横領の発覚を免れるため、帳簿や残高証明書を改ざんしていた模様。この子会社の借入金が急激に膨らんだことから社内調査で判明した。

鳥取大学病院の男性研修医(37)が院内の女子トイレに侵入したとして3月13日、鳥取県警逮捕に逮捕された。女子看護婦がトイレ内で小型カメラのようなものを見つけ、110番通報研修医の犯行が判明した模様。

愛知県警の50代男性警視が名古屋市内の警察署長を勤めていた2021年秋に、部下の女性に対して女性に手を握られるとうれしいんだよなどとセクハラ発言をしていたほか、個人の会食に公用車を利用したり、署員の互助会費で幹部感謝のカーテンなどを購入していたことが判明し、今年2月4日に本部長訓戒の処分を受けていたことが3月12日判明した。県警は公表が遅れた理由に懲戒処分ではないためとしている。

コンビニ大手「ファミリーマート」(東京都港区)がフランチャイズ加盟店との取引契約文書について印紙税約1億3000万円の納付漏れがあったことが3月10日判明した。売買契約書などを取り交わす際には、取引金額に応じて印紙税を収める必要があるが、同社ではこれまで約60万通の取引文書について収入印紙を貼らずにいた。同社では税務当局とは見解の相違があったが、指摘に従うとコメントした。

コンサルティング大手のアクセンチュア(東京都港区)がソフトウェアのエンジニアである社員に月間143時間の違法な時間外労働をさせたとして3月8日、 厚生労働省東京労働局は同社とシニアマネージャーを東京地検に書類送検した。同社は複数回にわたり違法な残業が確認されたが、改善が見られなかったという。同社は関係法令を遵守し、さらなる働き方改革に取り組むなどとコメントした。

早稲田大学社会科学総合学術院の40代の男性助教が他大学の女子学生の胸を触るなどの強制わいせつの疑いで2021年7月警視庁に逮捕された件で、同大学は逮捕から7カ月以上経過した3月5日なって懲戒解雇した。同大は、法令順守を徹底するなどとコメントした。

SMBC日興証券(東京都千代田区)の4人の幹部が金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで3月5日、東京地検特捜部に逮捕された。4人らは株価が値崩れしないよう会社資金で大量の買い注文を出し、終値の株価が下がりすぎないように不正な操作をした模様。

神戸大学の40代男性准教授2名が、指導する学生に「殺すぞ」「駄目な人間や」などと暴言を浴びせるハラスメントをしたとして、停職1か月の懲戒処分となった事が、3月4日判明した。1人の准教授はミーティングに無断欠席した学生に対して、ふざけるななどと怒鳴り散らし椅子を蹴飛ばしたという。もう1人の准教授は「君は完全にダメな人間だ」などと人格を否定したりなどしていた。大学側は、誠に遺憾などとコメントした。

2月

奈良県の男性職員(49)が大和郡山市内のスーパーで弁当や総菜など1000円弱相当の商品を盗んだとして窃盗の疑いで現行犯逮捕された。同職員は「過食症で食費がかさんだ」などと容疑を認めている。同職員は2月11日にも同じ店舗で万引きをしていた。奈良県職員平均給与月額(43.3歳)は427,895円。

千葉県木更津市議会の男性議員(63)が酒酔い運転の容疑で2月23、日千葉県警に現行犯逮捕された。同議員は酒に酔った状態で乗用車を運転し、駐車場内の柵に衝突した模様。目撃者が110番通報し逮捕に至った。同議員は市議4期目。

通販の家電販売店「ECカレント」を運営するストリーム(東京都港区)の物流センターで勤務していた男性が、1カ月223時間超の時間外労働でうつ病になったとして 同社に損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁はこの男性の訴えを認め2425万円の支払いを命じた。同男性は2013年11月に147時間、同12月に223時間もの時間外労働に従事した模様。裁判所は同社の安全配慮義務違反を認めた。

京都市子ども若者はぐくみ局の男性局長(59)が贈賄容疑で京都府警に2月8日逮捕された。同局長は民間保育園などに対する運営指導や、監査を指揮・監督する権限を持ち、市内で保育園を運営する「セヴァ福祉会」の女性理事長(85)から45万円相当の高級腕時計などを受け取っていた。この理事長は自身の都合で、本来休んではいけない土曜日に保育園を休園出来るよう同局長に持ちかけた模様で、実際に同保育園は土曜日も休園となっていた。

大阪府貝塚市の男性職員(26)が住居侵入と窃盗未遂の容疑で2月8日、大阪府警に現行犯逮捕された。同職員は8日午前11時頃貝塚市内の民家に侵入し、干してあった女性の下着を盗もうとした。 同容疑者は「下着のにおいをかいだりするためで、盗むつもりはなかった」などと供述している。同職員は子育て支援課に勤務し、当日は有休休暇中だった。

トヨタ自動車の系列販売店「ネッツトヨタ愛知」(名古屋市昭和区)の副店長ら10人が不正車検を繰り返していたとして2月8日、愛知県警は同社員10人と同法人を書類送検した。副店長らは、「車検に要する時間を短縮し、客を待たせないために検査の一部を省略していた」などと供述している。トヨタの調査ではこの他に直営や系列の販売店16店舗で6,600台余りに不正車検を行っていた模様。

鹿児島県警の男性巡査長(36)が拾得物の財布から4万円を盗んだとして2月7日、業務上横領などの容疑で逮捕された。同巡査長は2021年12月3日拾得物として保管していた財布から4万円を抜き取り、記録には虚偽の金額を記入し保管していた模様。財布を拾った人物が伝えた金額と同巡査長の記録した金額が相違していたため犯行が発覚した。

山形大学の40代女性医療職員が複数の部下に執拗にパワハラを繰り返したとして2月7日、停職3か月の処分を受けた。同職員は2009年ごろから10年以上にわたり複数の部下に過剰な量の仕事を命じるなどしていたという。部下の中には体調を崩す者もいた。大学側は2021年になって初めて調査を開始し今回の処分となった。

千葉県警機動隊の男性巡査(24)が知り合いの女性を脅して下着姿の写真を送らせていたとして強要の疑いなどで書類送検された。同巡査は知人女性にLINEで「下着姿の写真を送れ、送らないと前の写真をネットにあげるぞ」などと脅していた模様。別の女性にも同様の手口で犯行に及んでおり、その女性が千葉県警に相談して発覚した。同巡査は2月4日付で依願退職した。

大阪市の男性職員(40)が女子高生のスカートにスマートフォンを差し入れ盗撮しようとして2月3日、大阪府警に迷惑防止条例違反で現行犯逮捕された。同職員は東住吉区内のコンビニエンスストアでコピー機使っていた女子高生スカート内にスマートフォンを差し入れたという。防犯カメラなどの映像から同職員による犯行とわかった。

1月

佐渡市の女性職員(54)が市内のドラッグストアで1830円のサプリメントを盗んだとして、新潟県警に31日逮捕された。同職員は容疑を否認している。

東京国税局は1月28日、都内の税務署に勤務する女性職員(27)が許可を得ずに兼業をしていたとして停職処分とした。女性職員は同日付で辞職した。当該職員はホストクラブ通いで金に困り都内の複数の風俗店で勤務していた。傷病休暇を利用して風俗店での勤務をしていたこともあったという。この他、借金返済のため、棚卸のバイトをしていた神奈川県内の男性税務署職員(24)に対して、停職1か月の処分とした。同職員も辞職した。

高知県立の工業高校の男性教師(30)が1月25日高知県警に窃盗の容疑で逮捕された。同教師は育児休暇中で、育児の合間に高知市内の1人暮らしの女性宅を狙って空き巣に入り、下着や通帳・印鑑を盗んでいた模様。高知市内では2021年4月以降に空き巣被害が数件あり、警察が関連を調べている。

大阪・阪南市立の中学校教師が生徒114人分の試験答案のデータが入ったUSBメモリを紛失したとして、学校側は1月24日全校生徒の保護者に謝罪した。教員は職員室のパソコンで自己所有のUSBを使って作業し、帰宅した。市では個人のUSB使用を禁じている。

京都府立高校の男性教諭(30)が女子生徒の更衣室にスマートフォンを置いて盗撮していたとし、滋賀県警に京都府迷惑行為等防止条例違反の容疑で1月18日逮捕された。同教諭は2021年6~11月にかけて4回にわたり、女子更衣室内を利用した生徒4人を盗撮していた。同教諭は児童ポルノ動画5000千本余りを購入していたとして警察が取り調べしていたところ、本件の盗撮動画が保存されていたという。

「虎ノ門病院」の男性研修医(31)が窃盗と住居侵入の容疑で警視庁に逮捕された。同研修医は映画の登場人物が黒装束で窃盗を繰り返す様子に刺激を受けて犯行を行ったと容疑を認めている模様。2016年以降、同研修医が通っていた大学のある金沢市内や都内などで同様の手口による被害が40件以上あり、警視庁で関連を調べているという。

和歌山市消防局の男性消防士長(33)がyoutubeに動画を投稿し、115万円の収益を得ていたとして1月11日、減給の懲戒処分となった。同消防士長は2020年12月から動画の投稿を開始、多い月には20~30万円の収益を得ていた模様。市への匿名の通報で判明した。

2021年8月26日東京パラリンピックの会場内でトヨタの自動運転バスが視聴覚障がい者の柔道選手に接触しけがを負わせた事故で、同バスに搭乗し発進・停止のボタン操作をおこなうオペレーターだった男性社員を警視庁が書類送検する方針の模様。この事故でけがを負った柔道選手は試合を欠場せざるを得なくなった。

警備会社「ALSOK警送」の千葉支社の男性社員(33)がメンテナンス業務で訪れた6か所のATMから計約9500万円を盗んだとして1月5日、千葉県警に逮捕された。同社員は2021年10月28日午前10時~午後4時過ぎにかけて千葉県内の銀行支店やショッピングモールなどに設置されたATMから現金を盗み、ボートレースに注ぎ込んでいた模様。同社員は、メンテナンス担当で1人で作業していたが、社内調査で今回の犯行が発覚、11月末に懲戒解雇処分となった。

栃木県那須町の「那須サファリパーク」の飼育員3人が1月5日、屋内で飼育されていたベンガルトラに噛まれ大けがを負った。けがをしたのは20代の女性飼育員とサポート役の同じく20代の男性と女性職員。トラを屋内から屋外に移動させる準備中に噛まれた模様。同パークは急遽、休園とした。

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