情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「実践 メディアトレーニング」

―マスコミ対応を学習する―
日 時:2012年2月24日(金) 10:30〜17:30
会 場:日本記者クラブ 大会議室

 2月24日(金)、東京・内幸町の日本記者クラブで、医療機関の従事者を対象とした危機管理、マスコミ対応について学ぶ「実践 メディアトレーニング」を開催しました。午前中の基調講演に続き、午後からは実際に病院で起きた事件・事故をもとにした模擬記者会見に臨み、記者役の講師から緊急時の会見対応についてアドバイスを受けました。

 当日は、北海道、九州を含む全国の医療機関から病院長、事務長、医療安全部門の担当者らにご参加いただきました。

基調講演 「患者はなぜ怒る 暴力・クレーム対応」

イメージ 慈恵大学総務部渉外室顧問横内昭光氏

 午前の基調講演は、「患者はなぜ怒る!暴力・クレーム対応」をテーマに、慈恵大学総務部渉外室顧問・横内昭光氏を講師に迎え、院内暴力の事例、慈恵医科大学附属病院での取り組み、クレームに対する具体的な対応方法についての説明がありました。院内暴力に関しては「職員の安心安全が患者の安心安全につながる」と訴えて、毅然とした対応が重要だと説明。どんな理由があっても「悪意ある暴力は許してはいけない」とも指摘し、病院長は職員を守る姿勢を見せて欲しいと強調されました。クレーム対応については組織で対応し、迅速な「報告・連絡・相談」を徹底すること、悪質な場合は躊躇せずに警察に相談してほしいなどとアドバイスしていました。

イメージ 参加者が「離脱術」を実践

 講演の途中には「離脱術」の実践もありました。これは、万が一、だれかから暴力を受けそうになった際に危険から逃れ、身を守るための防御術です。正面から胸倉をつかまれたとき、後ろから羽交い絞めされたときなどを想定し、横内講師の説明の下、参加者が2人1組となって行いました。

会見用 ニュースリリース作成

 午後からは、医療過誤、病院不祥事、院内火災といった5つの事例についてのメディアトレーニング(模擬記者会見)を行いました。参加者は平均4人のチームを作り、それぞれが担当する事例について「ニュースリリース」と「想定問答」を作成した後、現役の新聞記者が質問に当たる模擬記者会見に臨みました。産経新聞論説委員の別府育郎氏、同編集長の近藤豊和氏、同編集総務の鈴木裕一氏の3人の方々です。

模擬記者会見と講評

イメージ 本番さながらの緊迫した模擬記者会見

 模擬記者会見では、参加者が院長や担当医局部長、事務長役などにふんして壇上に上がり、記者の質問に答えました。“模擬”とはいっても、目の前に並んだ記者からの鋭い質問を受けた参加者らは、緊張して言葉に詰まったり、説明がしどろもどろになってしまうなど、本番さながらの緊迫した記者会見を経験しました。

 模擬記者会見終了後は記者役を務めた講師からの講評がありました。「おわびをする際に頭を下げるタイミングがバラバラで見た目が悪い」「記者会見は記者の質問が終わったときが終了。会見する側が会見時間を決めるものではない」「トップ(院長)には、あまり発言させてはいけない」などの貴重なアドバイスがありました。

イメージ 現役の新聞記者との質疑応答

 参加者からは、「初めて参加したが、とても良い経験になった。次回は院長に参加してもらいたいセミナーです」「新聞記者の考えを知ることができて、たいへん良い勉強になりました」といった感想をいただきました。

 エフシージー総合研究所では、こうしたセミナー形式のメディアトレーニングを定期的に開催するほか、各病院様に対して、個別のご要望に合わせたメディアトレーニング(講師派遣)も行っています。詳しくは事務局までご連絡ください。

――以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています――

 フジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所は、医療機関の従事者を対象とした病院危機管理セミナー「実践 メディアトレーニング」を開催いたします。

 「医療事故」「院内感染」「内部告発による不祥事発覚」など、病院内で予期せぬ事件・事故が発生した場合、理事長、院長、事務長ら病院トップは、どのように行動したらいいのか。適切かつ迅速なメディア対応が求められる時代になりました。

 本セミナーでは、想定される事件や事故、不祥事に対し、実際の記者会見さながらの模擬会見を経験していただきます。講師には新聞社から現場責任者を迎え、マスコミ対応のノウハウについて実践的アドバイスを受けていただきます。

 基調講演では、病院内での事故やトラブルを未然に防ぐために、院内暴力やクレームに対して積極的な取り組みを行っている東京慈恵会医科大学附属病院の担当者を講師にお招きし、院内での暴力やクレームといったトラブルに対応するためのポイントをお話しいただきます。

 病院のブランドを高めるためにも、危機管理の一環として、病院経営者、広報担当者、現場責任者の皆さまには、この機会にぜひ、メディアトレーニングにご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

プログラム

10:20
〜10:30
開会挨拶
10:30
〜12:10
基調講演 「患者はなぜ怒る 暴力・クレーム対応」
【講 師】
学校法人 慈恵大学 総務部渉外室顧問 横内 昭光 氏
12:10
〜12:50
昼 食(お弁当を用意しております)
12:45
〜13:45
会見用 ニュースリリース作成
 ▼院内感染  ▼薬品管理ミス  ▼がん誤診
 ▼不要手術で患者死亡  ▼医師の不祥事
 などをテーマに、チームをつくり、会見用資料を作成していただきます
13:45
〜17:25
模擬記者会見と講評
【講 師】
産経新聞 編集局編集委員兼論説委員 別府 育郎 氏
産経新聞 編集局編集長 近藤 豊和 氏
産経新聞 編集局編集総務 鈴木 裕一 氏

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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