フジテレビ商品研究所

今までの研究レポート

顔 全部 解析します

様々な顔画像データが得られるVISIA®Evolutionの活用

VISIA  スキンケア化粧品や、メイクアップの効果を調査するには、皮膚計測と顔画像解析が欠かせません。特に、シミやシワ、毛穴などの評価は、使用前後で同じ部位を計測する必要があります。このため、ポジション指定が容易で、様々な画像データを一度に取得できるVISIAの活用が期待されます。

VISIA の撮影とデータ

 V I S I A は、カラー画像、U V(365nmがピーク)画像、偏光画像(Cross Polarized 表面反射除去)の3種類を撮影します。

 撮影時は、顔を固定して、左右、正面から撮影します。1回の撮影で、顔面のシミ、シワ、きめ、毛穴、茶色のシミや赤い部分など様々な画像データを取得することができます(図1)。2回目以降は、初回の撮影のポジションが表示され、顔の位置合わせが容易になっています。

 データは、画像だけでなく、特徴の個数、スコア、パーセンタイルといった数値でも示されるため、どのくらい変わったかどうかをグラフなどでわかりやすく示すことが可能です。

 更に、これまで解析が難しかった「まつげ」も、同時に計測することができます。

図1VISIAによる解析画像例

シワの評価では

 VISIAのシワ評価は、目元と額のシワの計測が可能です。市販のシワを改善するというクリーム(医薬部外品)を、10週間、継続使用してみました。

 使用前(0週)と10週後の画像をご覧ください(図2)。浅いシワが黄緑色、深いシワは濃緑の線で示されます。10週後に改善が認められました。更に、「特徴の個数」「スコア」「パーセンタイル」の算出により、グラフで使用前後の比較をすることが可能です。

 「スコア」とは、解析エリアに対する面積比と色の強度を指数化したものです。グラフのように「シワのスコアが下がる」ということは、シワが目立たなくなって改善されたということを示します。

 「パーセンタイル」は、同年代の平均を50%として、下から何%の集団に入っているかをパーセントで表します。50%以上であれば同年代の平均より良いということです。VISIAの年齢解析は、11000人の女性の年齢相関データベースをもとに算出されているそうです。

図2 シワ改善クリーム使用前後の目元(右)と額(左)の画像とシワのスコア

まつげの長さやボリュームも

 まつげの計測が可能なことも、VISIAの特徴です。VISIAでは、目を閉じた状態の画像から、自動的に根元のラインを決め、「まつげの平均の長さ(㎜)」と、まつげの面積を指数化した「ボリューム」を計測することができます(図3)。これまで数値化することが難しかったマスカラのロングラッシュ効果やボリュームアップ効果もわかりやすく示せるようになります。

図3 まつげの計測

3次元ビューアを活用すると

 VISIAの3次元ビューアは、顔の特定のポイントを指定して、3次元画像で拡大表示することができる機能です。顔のどの部分でも指定することができます。

 年代の違う女性の頬の中心部を拡大して見ると、30代と50代の女性の毛穴の状態の違いが非常によくわかります(図4)。毛穴が年齢と共にしずく状になるという「たるみ毛穴」が確認できました。唇のシワもよく観察できます。

 白黒画像で示しましたが、カラーや偏向画像で見ることもできます。

 今後、VISIAをスキンケア化粧品や美容機器など、長期的な観察を必要とする調査などに、既存の測定機器と併せて活用して行きたいと考えています。

図4 頬の3次元拡大画像 (上段30代、下段50代女性)

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(2019.10.1 美容・健康部門)

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