(38)ペットボトル潰し器
   便利だが使い方に注意も

お正月など長い期間ゴミ収集が止まると、家庭内にはたくさんのペットボトルや空き缶が溜まってしまいます。これらのかさばるボトル類を、自宅で手軽に潰せる便利グッツが登場しています。今回は、2種類のペットボトル潰し器を購入して、使いやすさや性能を調査しました。

ペットボトル潰し器

一つは、ボトルを挟み込んでテコの原理で軽く踏み潰せるというタイプ(以下A)、もう一つは、立てた状態で上から体重をかけて踏み潰すタイプ(以下B)です。

ボトルの圧縮量を計測する

まず、実際にどのくらい潰せるか計測しました。ペットボトルは大小17個、缶はアルミ缶とスチール缶を含め大小32個。潰す前後でそれぞれ直径29cmの円筒に入れ、高さを計測しました。ペットボトルは、どちらの潰し器でも潰す前は55cmだったものが、潰した後には30cmの高さに圧縮されました(圧縮率は約55%)。缶は、高さ31cmだったものが、それぞれA:12cm(約39%)、B:11cm(約35%)になりました。缶は、圧縮した後でも形は変わりませんが、ペットボトルは完全に潰しても少し戻って膨らんでしまいます。

次に、女性と男性それぞれ2名ずつで、両方を使用してもらい、使いやすさや圧縮の具合を比較しました。男性では2名とも潰すことができましたが、2人の女性は、Bではアルミ缶が潰せませんでした。女性は2人とも片足に全体重をかけて潰すのは怖いと感じたようです。無理に潰そうとすると、転倒する危険もあり、男性でも体重のかけ方にコツが必要でした。一方、ペットボトルは、どちらのタイプでも潰すことができましたが、挟むタイプのほうが女性にも使いやすく、缶も全て潰すことができました。


2つの商品とも、空のボトルや缶のカサを減らすことはできますが、使い方には十分注意した方が良さそうです。

(2014.01.24)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

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商品研究レポート「ペットボトル潰し器 便利だが使い方に注意」
家庭内のペットボトルや空き缶などかさばるボトル類を、自宅で手軽に潰せる便利グッツが登場しています。そこで、これらのペットボトル潰し器を購入し、実際にボトルや缶がどのくらい圧縮できるのか、さらに、使いやすさ等について検証しました。

生活科学研究室