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ファンケル
先行型エイジングケア美容液
「コアエフェクター」

2020.10.05

最新記事ハリと弾力保つタンパク質に着目

 身体が元々持っている免疫力や自然治癒力に注目が集まっている。これらの力をつけるには、食事・睡眠・運動を正しく行うことが条件と言われている。今回の「これは優れモノ」は、そうした自然治癒力をサポートする肌のエイジングケア製品を取材した。

コアエフェクター

皮膚トラブルが体にも影響

 「同い年の女性でも肌のハリツヤに差があることが研究の発端です」と話すのはファンケル総合研究所の石渡潮路(しおじ)さん。男女を問わず、同じ年齢で老けて見える人、若く見える人がいる。この見た目の差は、特に身体の表面を覆う皮膚の状態で生まれるといっていい。ハリツヤの良い人は、それだけで健康的で若々しく見えるという。
 肌の老化原因はさまざま言われているが、肌の乾燥、紫外線などによる酸化、コラーゲン、エラスチンなど肌の弾力を保つたんぱく質量の減少などがあげられる。
 皮膚は人の体にとって防護壁のような存在。生存に欠かせない体内の水分や栄養素などを保つとともに、外部からの異物の侵入を防ぐといった役割を持っている。そのため、皮膚に何らかのトラブルが発生すると、体本体にも悪影響を及ぼすことがある。
 その皮膚は、外側から順番に表皮、真皮そして皮下脂肪の3層で形成されている。
 表皮は厚さ0.2mmほどの薄くて丈夫な層で、一番外側にあるのが角層と呼ばれる部分だ。水をはじき、細菌や異物の侵入を防ぐ役割を担っている。そのため、手や足など外部と直接接触する箇所では、他の部位よりも厚くなっている。
 石渡さんによると、角層を形成する細胞は、表皮の一番底部で作られ、28日間かけて表皮の一番外側に出てくる。表面に出てきてから14日間で古くなって垢となって剥がれ落ちる。この循環を肌のターンオーバーといい、この循環の速度が遅くなっても、早くなっても肌の状態は良くない。
 表皮の下にある層が真皮。この部分には、血管や皮脂腺などが通っていて、表皮に栄養を届けたり、老廃物を運び去る役割を担っている。
 真皮は線維組織が多く、その大部分はコラーゲンでできている。このコラーゲンは、皮膚の強度を保つ支持組織として重要な役割を担っている。さらに、真皮にはコラーゲン線維を支える役割のエラスチンも含まれている。この2つのたんぱく質が、肌のハリや弾力を担保しているのだ。   

使ってすぐ実感できる

 「ハリや弾力で個人差のある肌の状態を少しでも縮める商品開発を目指してきました」と商品の企画意図を話すのは、ファンケル化粧品商品企画部の蓼沼(たでぬま)陽子さん。
 同社では、アンチエイジング研究の一環として、肌のシワやたるみの原因解明を行っている。最近の研究で、コラーゲンやエラスチンの量や質を改善するという新しい機能をどんな生物にも存在するたんぱく質「チオレドキシン」に発見した。これまで紫外線や放射線、ウイルス感染などのダメージから体を守る機能は明らかにはなっていた。
 このたんぱく質に着目し、8月に発売したのがエイジングケア美容液「コアエフェクター」。「使ってすぐ実感できる自信作です」と石渡さんと蓼沼さんは声を揃えて強調した。

interview ファンケル
化粧品商品企画部  蓼沼 陽子 氏

美肌細胞生み出す力をサポート

商品名「コアエフェクター」の意味は

 美肌の核となる細胞を生み出す力に作用するという意味合いで付けた名前。同年齢でも、肌のハリやきめ細やかさに差があるのは、何故かという疑問から開発した商品だ。紫外線やストレスが原因で、肌の状態が悪化するということはよく言われている。我々の研究ではそうした外的要因とは別に、新しい肌を作る細胞を生み出す力に個人差があるということが分かった。その細胞を生み出す力をサポートする新しいコンセプトの美容液と自負している。

「チオレドキシン」という成分に着目した

 この成分の機能は、完全に解明されていたわけではないが、抗酸化作用があり、人間など哺乳類には生命維持に不可欠なものと考えられている。血液中にも含まれていて、ストレスが与えられるとこの成分の血中濃度が高まり、酸化を防ぐことが確認されている。さらに、肌のハリや弾力に重要な働きをもたらすコラーゲン線維やエラスチン線維を増やし、その線維構造を改善するということが明らかになった。これらのことは、肌のシワやたるみの予防に大きくつながると考えている。

具体的に肌へどんな働きがあるのか

 肌細胞を生むたんぱく質と、それを抑制するたんぱく質双方をバランスよく制御して、肌のターンオーバーをサポートする。その結果、肌のキメを整えて滑らかな肌表面を作る。また、乾燥による小じわを目立たなくするなどが挙げられる。

発売までさまざまテストを行った

 30~40代をターゲットにしている。試作段階で、社員モニター100人を対象にテストをしたところ、「翌朝の洗顔時やメイク時の肌触りの違いで効果を実感」との回答を多く得た。当社の64歳の社長(島田和幸氏)もモニターとして参加し、本人だけではなく、近くにいる秘書が社長の肌ツヤが良くなったと証言しているほどだ。

フジサンケイ ビジネスアイ掲載記事・これは優れモノ