(97) BBクリームとCCクリーム
―カバー力はBB、のびの良さならCC―

 時短化粧品として定番となったBBクリームとCCクリームについて調べてみました。

 女性は、朝洗顔の後、化粧水、乳液、化粧下地、ファンデーション、メイクアップというのが一般的です。BBクリームは、乳液と化粧下地とファンデーションなどを1つにしたものです。BBクリームのBBとは、「Blemish Balm(気になる部分を保護する)」という意味です。CCクリームのCCは「Color」 「Control」「Correction」「Care」が由来のようですが、ブランドにより定義は異なります。


 実験は、BBクリームとCCクリームを3品ずつ計6品(それぞれBB1、BB2、BB3、CC1、CC2、CC3と示す)を購入し、使用感を確認した後、塗布前後で毛穴の数や色素沈着の面積を比較しました。
 使用感を確認したところ、のびがよく塗りやすいのはCC、カバー力は、BBとCC3が高く、CC1、CC2は化粧下地としてさらっとした感触でファンデーションののりが良くなりました。また、今回のCCクリームは、洗顔料だけでも落しやすくなっていました。

 次に、毛穴の目立ちとシミが気になる女性パネルで、「目立つ毛穴の数」と「色素沈着(シミ)の面積」を計測しました。グラフは、一番毛穴が目立つ洗顔後を100として示したものです。BB1、BB2、CC3は、目立つ毛穴の数が40%以下になり、見た目もかなり目立たなくなりました。色素沈着には、BB、CCクリームともに効果の高いものがある一方、パネルのシミを隠す効果が少ないものもありました。 


グラフ

 BBクリームは、全般的に毛穴やシミを隠すことに重点を置いています。一方、CCクリームは様々で、BBクリームのようにカバー力があるものもあれば、肌色を補正しファンデーションののりをよくするものもありました。色味もメーカーによってかなり違います。BB、CCクリームという基準はメーカーごとに違うということです。

 一般的には、毛穴やシミが気になる方はBBクリームを、但し、クリームだけではべたつきが気になりますのでパウダーをプラスすることをお勧めします。ファンデーションで気に入ったものをお持ちの方は、肌色補正効果のあるCCクリームが良いでしょう。いずれも、ファンデーションに比べて、色のバリエーションが少ないので、自分の肌色に合うものを確かめて選んでください。

(2015.06.05)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

美容科学研究室