vol.9 アイロン仕上げのための表示


 アイロン仕上げのための絵表示は、従来通りのアイロンをモチーフにした4つの記号で表されます。ただし、「高」「中」「低」の漢字1文字で表されていた温度のレベルは、新絵表示ではドットの数で区別されます。


アイロン仕上げの新表示


 ①~④をそれぞれこれまでの絵表示に当てはめてみると、以下の通りで、お勧めできるアイロンの温度域には、ある程度の幅があり、上限温度はやや高めとなっています。


   ① (高温)   210℃を上限とし、高い温度(180 ~ 210℃)で掛けるのがよい

   ② (中温)    160℃を限度とし、中程度の温度(140 ~ 160℃)で掛けるのがよい

   ③ (低温)    120℃を限度とし、低い温度(80 ~ 120℃)で掛けるのがよい

   ④ (禁止)    アイロン掛けはできない

   

 注意してほしいのが、③のドット1個の表示の場合です。この表示は低い温度でのアイロン掛けだけでなく、スチーム掛けができない旨も意味しています。ハンガーに掛けたままで使えると話題のスチーマーのスチーム温度は高いところで95~98℃程度。仮に③の記号が付いた衣類にスチーマーを単独で掛けたとしても大きなトラブルにはならないはずですので、安心して使用できます。ただ、この③の記号のついた衣類にスチームアイロンでアイロン掛けする場合は、当て布をするとトラブルを防ぐことができるでしょう。

 また、当て布や霧吹きは温度を20~30℃程度下げる効果があります。厚地のウールなどのアイロン掛けは、霧吹きをした後、ドット3個の高い温度に設定して、当て布を当ててから行うのがコツです。当て布をすることで、布のテカリを防ぎながらシワを取りのぞき、プリーツなどもきれいに再現できます。

(2017.04.24)



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