vol.4 手洗い表示 ~その2~

旧手洗い表示と新手洗い表示の違い


 第3回コラムでは、新しい手洗い表示(新手洗い表示)の意味に加え、アンダーバーの数で区別されている洗濯機洗い表示と手洗い表示とでは、MA値(機械力の強さ)がどの程度違うかについて解説しました。今回は、新・旧手洗い表示では、何が違うのか、注意点も含めてさらに解説したいと思います。


   
新旧・手洗い表示

 ① の旧手洗い表示で肝心なことは、「液温は30℃を上限とする」という点です。手洗いが適している衣服にウールのセーターが挙げられますが、ウール素材はお湯で縮んでしまう素材です。こうした温度による縮みが気になる衣類については、家庭で洗濯する際、液温30℃を限度とすることで、縮みのトラブルを防ぐことができます。

 この旧表示が施行された当時は、洗濯機の機械力が非常に強いものであったため、括弧書きで「洗濯機の使用が出来ない」と付記されていますが、最近の日本の洗濯機は機械力が低下していること、さらに、機械力を極端に下げたコースを選択できる洗濯機が普及していることから、「手洗い表示」には洗濯機のごく弱いモード(おしゃれ着洗いコース、ドライモードコース等)を使用することをお勧めしています。

 ここで注意してもらいたいのが、新しい手洗い表示の最高温度が40℃であるということです。この表示は、液温40℃までは「衣類の変形が起きない」あるいは「変形が起きたとしても、元の形状に回復できる」ことを意味しています。衣類の洗濯ケアを保証するアパレルメーカーなどが、はたして、この手洗い表示を付けることができるのか、非常に興味があるところです。
 実際には、これまでの旧手洗い表示(旧手洗い表示)に相当する新しい洗濯絵表示は以下の 表示になるのでは?という気がします。

   
30℃で非常に弱い

(2017.03.13)



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