情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「不都合な取材にどう対応するか」

日時:2012年12月4日(火) 13:30〜17:00
会場:日本記者クラブ 大会議室

12月4日(火)、東京・内幸町の日本記者クラブで、広報担当者を対象に不都合な事象が発生した際のマスコミ対応についてのセミナーを開催しました。

講師は、大手食品メーカーで広報担当責任者を務め、現在は多くの企業や団体で危機管理を含む広報のコンサルティングをされている渡辺秀人氏と産経新聞前社会部長で現編集長の近藤豊和氏です。取材する側、される側の第一線に立つ講師が、他では聞けない困ったときの広報対応を伝授いたしました。

「情報分析には紙の新聞を読むこと」と渡辺秀人 氏 「情報分析には紙の新聞を読むこと」と渡辺秀人 氏

第1部の講演は、PR会社、トークスの渡辺氏が、自身が体験した豊富な実例を基に、不都合な事案についての広報対応について解説いたしました。まず、広報パーソンにとって、あらゆる取材や問い合わせが不都合なものであって、常に緊張感を持って対応することが重要と強調。紙と口伝えがメインだった時代に比べ、あらゆる立場の人がいつでも自由に情報を発信できる現代のネット社会は、360度すべての方向からリスクが襲ってくる可能性があると述べました。渡辺氏自身が携わった社員の死亡事件、製品のトラブル、経営トップの不用意発言などさまざまなケースを題材に、当事者だからこそのマスコミ対応法を紹介しました。講演の最後では、ネット時代とはいえ、広報の基本は、新聞を読むことが大事だと力説。広告の頻度や大きさをチェックすることも情報分析に欠かせないとして、講演を終了いたしました。

「個」時代がやってきたと、近藤豊和 氏 「個」時代がやってきたと、近藤豊和 氏

第2部は、産経新聞の近藤氏が近年増えてきた市民記者などへの対応について解説しました。近藤氏は、冒頭で現在は「個」の時代と定義。フリーのジャーナリストであっても、雑誌・週刊誌などの既存媒体のみならず、自由にネット空間から発信ができるようになったと現状を分析しました。1億総メディア化の傾向から、ジャーナリストとしてのトレーニングを受けていない「市民記者」も登場、公の記者会見に参加して、いたずらに場を混乱させるケースもあると問題点を指摘。このほか、情報誌や特殊ジャーナリズムの動向にも触れ、紙やネットを含めた新潮流を紹介しました。講演後半は、マスコミ対応について参加者からの個別具体的な質問に回答し、講演を終えました。

セミナー最後の「広報担当者のトラブル相談会」では両講師に対して、「答えたくない質問に対し、『ノーコメント』を使用せずに断るコツ」や「週刊誌などは、路上で待ち伏せているが、どうしたら良いか」など不都合取材に関するさまざまな質問が寄せられ、盛況のうちにセミナーを終了いたしました。

――以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています――

企業不祥事などでは、初期の取材対応を誤ったことで、事態以上にネガティブな報道をされてしまうケースがたくさんあります。

平時でも市民記者を名乗る人々におざなりな対応を取ったため、ネット上での書き込みにとどまらず、電話による抗議や不買運動などにエスカレートし、新聞や雑誌から突然の取材を受けるケースも増えています。

今セミナーでは、不都合な取材があった場合に断るべきかどうか、不祥事の傷口を広げない取材対応方法、さらにはネット上の書き込みに対する事前防御策などについて専門家がアドバイスいたします。

講師は、産経新聞前社会部長で現編集長の近藤豊和氏と大手食品メーカーで広報担当責任者を務め、現在は多くの企業や団体で危機管理を含む広報のコンサルティングをされている渡辺秀人氏です。取材する側、される側の第一線に立つ講師が、他では聞けない困ったときの広報対応を伝授いたします。

テーマ 「不都合な取材にどう対応するか」
日 時 2012年12月4日(火) 13:30〜17:00
会 場 日本記者クラブ 大会議室 map
千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル9階

Tel.03-3503-2721(代表)
参加費 一般=30,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=25,000円
(各税込み)

プログラム

13:30〜15:00 ダメージを最小限にとどめるための対応方法
〜 事例に即して考える”広報パーソンとしてできること、なすべきことは何か”〜
【講 師】
 (株)トークス 営業推進4部長 渡辺秀人氏
15:00〜16:30 一般メディアと特殊メディア・市民記者の見分け方
― 電凸取材で墓穴を掘らないための初動対応 ―
【講 師】
 産経新聞編集局編集長 近藤豊和氏
16:30〜17:00 広報担当者のトラブル相談会
講師と参加者みんなで取材対応のトラブルを解決

事前に皆様からマスコミ対応についての悩みやトラブルを募集いたします。(相談者は匿名にいたします)当日直接ご質問いただいても結構です。

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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