情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

「不意打ち取材にどう対応するか」

日 時:2012年1月27日(金) 14:30〜18:00
会 場:日本記者クラブ 大会議室

 1月27日(金)、東京・内幸町の日本記者クラブで、広報担当者を対象にソーシャルネットワーク上でのトラブル防止策や不都合な案件について、不意打ちの電話取材の対応方法を解説するセミナーを開催しました。講師は、多くの企業や団体でマーケティング・コミュニケーションや広報上の危機管理コンサルティングをされている佐藤宏之氏と産経新聞編集局編集長(前社会部長)の近藤豊和氏の2人です。近藤氏には講演の他に、不意打ちの電話取材の実戦演習も行っていただきました。

ネット上の書き込みを現実世界の事件としないための法則

イメージ SNSは新聞やテレビと同様のメディアの一つとして認識すべきと解説する 佐藤 宏之 氏

 第一部の講演は、佐藤宏之氏にツイッターやフェイスブックなどのSNSを活用するうえでの注意点や広報上のトラブル対応策を解説いただきました。近年では、SNS上に不適切なことを書いた当人ばかりではなく、その勤務先や学校にも批判の矢が向けられるようになっていると説明。最近の事件を取り上げて、「デジタルネイティブ」と呼ばれる若者層の常識は、われわれ大人の常識とは違うことを認識し、企業や学校でも適切な教育が必要と強調し、講演を締めくくりました。

一般メディアと特殊メディアの見分け方と対処方法

 第二部は、近藤豊和氏に「一般メディアと特殊メディアの見分け方と対処方法」と題して、不意打ち取材で墓穴を掘らないための初動対応を中心に、具体的な事例で説明いただきました。大手のマスコミから情報専門誌まで、情報に携わる人間には様々な情報入手ルートがあり、自分の属する会社・団体にとって不都合な情報がやり取りされていることは常に念頭に置いておくべきとアドバイス。広報担当者にとって、日ごろから情報収集を怠らないのが危機管理の第一歩と述べました。

取材への対応模擬演習

イメージ 講師の近藤氏と参加者による電話取材の模擬演習の模様

 最後のプログラムでは、事務局が作成した3つの不祥事シナリオに基づき、参加者と講師の近藤氏の間で電話取材の模擬演習を行いました。記者役の近藤氏からの舌鋒鋭い、質問に立ち往生する場面もありましたが、難しい事案のシナリオにもかかわらず、指名された参加者の方々は、直前の講義内容を生かして無難な対応を行っていました。

 また、本セミナーでは、参加者に不祥事発生時の重要ポイントを列挙した小冊子「事案発生-危機管理の要諦集」を配布しました。参加者だけに配布する限定版で、新聞社やテレビ局の記者の現場感覚を基にした不祥事取材、会見への実戦的な対応・ノウハウが凝縮されています。当日は、弊社常務取締役の小林静雄(元産経新聞編集局次長兼政治部長)が、冊子の内容を説明しました。

 講演の講師陣との名刺交換の場でも、参加者からの質問が相次ぎ、予定時間をオーバーしてセミナーを終了いたしました。

――以下、参考用に今回のセミナーの御案内を掲載しています――

 産経新聞、フジテレビなどのフジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所では、企業や団体の広報担当者・危機管理担当者のための実践的な広報セミナーを開催いたします。今回のテーマは「不意打ち取材にどう対応するか」です。

 経済専門誌などのミニコミ誌への取材対応を誤ったため、不都合な話が燎原の火のように広がり、大手の新聞、週刊誌からも突然の取材攻勢を受けて、かえって大きく扱われてしまうこともあります。また、インターネットの普及は、広報のあり方を変えつつあります。ネット上での書き込みにとどまらず、電話による抗議や不買運動などにエスカレーションし、新聞や雑誌から突然の取材を受けるケースが増えています。

 取材してくるメディアの性格をよく知った上で、早めの対応をしないと思わぬ広報リスクを負ってしまいます。そこで今回のセミナーでは、新聞社社会部、週刊誌、専門誌、ミニコミ誌の記者から不意打ち取材を受けてしまった場合の対応策とネットの書き込みに対する事前防御策などについて専門家がアドバイスいたします。

 講師は、産経新聞前社会部長で現編集長の近藤豊和氏と大手IT企業で広報部長を務め、現在は多くの企業や団体で危機管理広報のコンサルティングをされている佐藤宏之氏です。他では聞けない困ったときの広報対応を学べるコースです。この機会にぜひご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

参加者の方々にはエフシージー総合研究所作成の限定版小冊子「事案発生―危機管理の要諦集」をプレゼントいたします。

プログラム

14:30
〜15:30
ネット上の書き込みを現実世界の事件としないための法則
【講 師】
株式会社メディア・ソリューション ディレクター 佐藤 宏之 氏
15:45
〜16:45
一般メディアと特殊メディアの見分け方と対処方法
【講 師】
産経新聞編集局編集長
近藤 豊和 氏
16:45
〜17:00
広報上の危機管理のポイント
―「事案発生―危機管理の要諦集」の解説―
【講 師】
エフシージー総合研究所 常務取締役
小林 静雄 氏
17:00
〜18:00
取材への対応模擬演習
―記者からの引っ掛け質問に乗らない回答方法―
※事前にお渡しする資料に基づき、参加者に講師からの模擬取材の質問に答えていただきます。何人かの参加者の方をその場で指名いたします
【講 師】
産経新聞編集局編集長
近藤 豊和 氏

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広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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