フジテレビ商品研究所

今までの研究レポート

自宅で簡単白髪ケア

〜ヘアカラートリートメントの実力を比較

 頭髪にチラチラと気になる白髪。メイクや服装をバッチリ決めても、年齢を感じさせる悩みの種に。美容院に染めに行くにはコストがかかる、まだ早いと感じるものの何とかしたい、と思ったときのワンステップとして手に取りやすいのが浴室などで使えるトリートメント効果を謳う化粧品。ヘアカラーとは違い、髪表面を着色するため徐々に色付きます。使う前に知っておきたい染まり具合や仕上がり、肌への着色などについて評価しました。お気に召す逸品を見つけてみて下さい。

評価① 染毛時間は?

 評価するヘアカラートリートメント(以下、染毛料。表1)の使用方法に記された塗布後の放置時間をグラフ化しました。最も短いのはAの3分、長いのはDの20分です。待ち時間が短いものは時間に余裕のない日でも使いやすいでしょう。

図1放置時間

評価② 染毛力・退色抑制効果

 白い毛束(ヤギ毛)を使用し、染毛前後の色を分光測色計で測定し、色差を算出しました(図2)。染毛は各使用方法に則り、乾いた状態で使用するものはそのまま、シャンプー後に使用するもの、どちらも可のものは毛束を濡らしてから同量の染毛料を塗布し、各放置時間後、洗い流して乾燥。染毛は3回繰り返しました。結果、A 、D 、F は1回でもよく染まりました。3回染毛後はC 、E については染まりがあまく、最も染まりが良かったのはBでした。
 染毛後1週間経過したことを想定し、染毛3回後の毛束でシャンプー&コンディショナーを7回繰り返した後、色を測定し、洗髪前後の色差を算出しました(図3)。数値が低いほど染めた毛色の退色を抑えると判断しました。その結果、中ではB、Cの抑制効果が高いことが分かりました。
 評価② で使用した染毛前、染毛1回、染毛3回、洗髪7回後の毛束を撮影し、画像を表2に示します。

図2染毛力図3退色抑制効果

表1評価に使用した商品

評価③ まとまりは?

 染毛3回後の毛束を台に置いて毛先を垂らし、毛束のまとまり具合を観察しました。写真を表2に示します。まとまりが良かったのは、C、E、F、G。A、B、Dはやや広がる感じの仕上がりでした。

評価④ 手触りは?

 染毛後の手触りについて摩擦感テスターを使い、摩擦係数を測定しました。数値が小さいほど摩擦が少なく、手触りが良い指標となります。結果は、Gが最も数値が低く、表面の滑りが良いことが分かり、トリートメント効果が得られそうです。

図4手触り

評価⑤ 肌への着色は?

 染毛時に気になる肌への着色を調べるため、同量の染毛料を腕に塗布し、それぞれの放置時間後、洗い流しました。マイクロスコープ(MS)で拡大したのが表2内の画像で、表面やキメに茶色く残って見えるのが染毛料です。また明るさの指標となるL値も測定しました。染毛料自体は暗いため、落ちるほどL値は高くなります。その結果、Bは出した直後はクリーム色で徐々に暗く変色しましたが、ほとんど残らず落ちているようです。それに次ぐのがE、F、Cでした。そして浴室や洗面所での使用を想定し、陶器でも着色の有無を確認したところ、肌と同じような傾向が見られました。着色が不安なときは使用時にビニール手袋を使用する、事前に濡らす、付着したらすぐに洗い流すなど注意して使うと良いでしょう。

評価⑥ すすぎやすい?

 染毛料の流しやすさを確認するため、毛束に同量塗布し、各放置時間後、1分洗い流しました。軽く水気を切ってペーパーで1分はさみ、色移りの具合を目視で3段階評価した結果を表2に示しました。○はほとんど色付かず、△ははっきりと色付き、×は濃く色付いてしまいました。△や×はすすぎが不十分だとタオルオフ時に色移りする可能性があるため、時間を掛けてよく洗い流す必要があると言えます。
 時短や染まり具合、色の持続、仕上がりや着色の有無など重要視する点は人それぞれ。お好みの商品を試してみてはいかがでしょうか。

表2評価結果

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(2018.11.1 美容・健康部門)

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