vol.5 パソコンのハードディスクが壊れてしまったとき...
〜早い発見と対処が大切〜

 パソコンを購入して数年後に「パソコンの立ち上がりが異常に遅い」とか、「パソコンの立ち上げ時に『ウイーン』とか、『カタッ、カタッ』という音がする」ことがありませんか?

 しばらく待っていると立ち上がるけど、いつもよりも時間がかかる....とか、何かおかしいなあ...って思ったら、パソコンのハードディスクの故障が考えられます。


(1)パソコンのハードディスクが故障するとどうなるのか?

 パソコンのデータやソフト(プログラム)はハードディスクに収納されているので、そのデータが読み出せなくなります。パソコンの起動ソフトが収められている領域に問題がなければ、パソコンは立ち上がるのですが、データの収められている領域が故障をしていると、データの読み出しができなくなります。

 また、パソコンの起動ソフトが収められている領域に問題があると、パソコンは起動しなくなりますが、データが収められている領域に問題がなければ、(全部壊れてしまった...と思っていても)調べてもらったら実はデータは大丈夫であった...という場合もあります。


(2)ハードディスクの故障の前兆

 パソコンの立ち上げ時に『ウイーン』というような音がしたり、使っているうちに『カタッ、カタッ』という音がしたりすると故障の前兆です。
また、最初は『ウイーン』という音がして何も画面が出なかったのに、しばらくすると問題がなかったかのようにパソコンの画面が出ていた...ということがあります。これも故障の前兆です。

 もしも、変な音がするな...と思ったら、できるだけ早めにデータのバックアップ(データのコピー)を取るようにしましょう。データのバックアップとは、DVDディスクや外付けのハードディスクなどにデータコピーを取る作業です。

 ハードディスクは非常に精密に作られていますので、もしも異音がする場合は、いつ故障をしてもおかしくない状況である...と思った方が賢明です。昨日は大丈夫だったのに...、翌日から一切動かなくなる...ということもありますので注意をしてください。


(3)壊れてしまったら...

 基本はメーカー修理に出すのが正しい修理方法ですが、メーカー修理では、もしもハードディスクの故障と診断された場合、ディスクを交換するという修理になりますので、その中に入っているデータはまずは元に戻らない...と考えてください。
 もしも周囲にパソコンに詳しい人がいたら、修理に出す前にその人に調べてもらうのがおすすめです。パソコンに詳しい人なら、故障の原因を調べてもらえるのと、もしも軽い故障であれば、一時的にパソコンを起動してハードディスクのデータのコピーを取ってもらえることがあります。

 最近では、ネット等でハードディスクの修理をうたう業者がいますが、この業者に相談する場合は、必ず修理を依頼する前に見積もりを取るようにしてください。ハードディスクの修理は(修理の内容にもよりますが)非常に高額になる場合があります。時には数十万円の費用になる場合もあります。安易に発注をせず、見積もり金額を確認してから判断をするようにしてください。


(4)日頃の対策

 パソコンのハードディスクは特にメンテナンスをする必要はありませんが、非常に精密な機械なので、高温多湿は避けて、部屋の空気はできるだけきれいな環境で使うようにしてください。チリやホコリ、タバコの煙などはできるだけ少ない環境で使うようにして、湿気の多いキッチンや暖房器具のすぐ近くでは使わないようにしてください。

 パソコンに保存しているデータは、定期的にバックアップ(データのコピー)を取るようにしましょう。
バックアップはDVDディスクにコピーをしたり、外付けのハードディスクをつないで保存するなどの方法があります。USBメモリやSDカードなどに保管する方法もありますが、これは一時的な保管にして、大切なデータはCD-RやDVDディスクにコピーをしておくのがおすすめです。

(2012.11.26)

メディア開発室