vol.19 春キャベツと冬キャベツの違い
〜春キャベツはサラダなどの生食がおすすめ〜

 野菜は、今ではほとんどのものが年中いつでも食べられますが、季節によって特徴が違うものがいくつかあります。「春キャベツ」はその代表例です。「春キャベツ」以外では、「新タマネギ」や「新ジャガイモ」のように、「新」がつくものがあります。これはどれもみずみずしく、その時期しか味わえない素材です。今回は「春キャベツ」と「冬キャベツ」の違いを説明します。


「春キャベツ」について

 キャベツを大きく分けると、3月から初夏にかけて出回る「春キャベツ」と、年間を通して食べられる「冬キャベツ」の2種類があります。「春キャベツ」は、暖かい春の日差しを浴びて育っているため、葉がしなやかで鮮やかな緑色をしています。特に外葉は緑色が濃く、内葉は黄緑色です。葉の巻きが「ゆるやか」なのも特徴です。

 味はみずみずしく、やわらかくて甘みもあるので、サラダなどの生食がおすすめです。炒めものや煮物などの加熱調理をする場合は、火が通りやすいので、手早く短時間で済ませるようにしましょう。クセがないので、和風のサラダにもおすすめです。買う時には、軽くてツヤとハリがあるものを選ぶようにましょう。


「冬キャベツ」について

 一方、年間を通して食べられる「冬キャベツ」は、葉と葉の間の隙間が少なく、巻きが固いのが特徴です。葉に厚みがあって加熱しても崩れにくいので、生食よりもじっくりと加熱をして甘みを引き出すロールキャベツやポトフなどで代表される煮込み料理がおすすめです。そして、肉厚の葉を楽しむために、大きめにちぎって串揚げなどのつけ合わせにすると、シャキシャキとした食感が楽しめます。買う時には、ずっしりと重いものを選ぶようにしましょう。

 キャベツは葉物(はもの)が少なくなる夏の時期にはおすすめの食材です。時期に応じて「春キャベツ」と「冬キャベツ」を使い分けて、これからもおいしいお料理を楽しんでください。

(2013.3.25)

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