vol.24 メダカの飼育方法(2)
~メダカの稚魚の育て方~


 前回はメダカを上手に長生きさせるポイントをご紹介しました。
 今回は、メダカの稚魚の育て方を解説します。


メダカの飼育方法(2)

メダカは、水草の葉や根に卵を産みつけます。ところが、生まれたての稚魚をそのままにしておくと、大人のメダカ(成魚)に食べられてしまいます。そこで、基本的にメダカの稚魚は別の水槽に分けてしばらく育てます。


1)メダカの卵を見つけたら

メダカは、藻の葉や根に卵を産みつけますので、水換えの時にこまめに確認をしましょう。
卵の大きさは1.5ミリくらいで、無色透明です。藻にメダカの卵を発見したら、別の水槽を用意して、そちらに(卵の付いた藻のまま)移してください。このときに藻は卵の付いた藻だけでなく、多めに入れるようにしてください。また、親の水槽には、別の藻を補充してください。


2)エサは与えすぎないこと

1〜2週間で卵から稚魚が孵ります。体長は4〜5ミリくらいで、注意深く観察すると、水面のあたりを泳いでいるのが観察できます。
稚魚が活発に泳ぐようになったら、エサを与えてください。稚魚用のエサは粉末状のエサが売られていますが、通常のメダカのエサをすり鉢で細かくすりつぶすか、紙にはさんで指ですりつぶして与えても代用できます。
 ここで注意してほしいのは、「エサを与えすぎないこと」です。エサは1日おきに、稚魚が全部食べきるくらいを与えてください。量にすると、耳かき1杯で十分です。「チョット少ないかな?」の気持ちで十分です!


3)水槽の水換え

水換えは、最初は(稚魚をつかまえるのが難しいので)一度に全部を変えないで、半分くらいを交換するようにしてください。稚魚の個体がはっきり見分けられるようになったら、最初に稚魚を別の水槽に移してから水を交換するようにしてください。稚魚は粉末洗剤用のスプーンですくうと簡単に移動できます(ただし、スプーンは事前によく洗ってから使うようにしてください)。水換えのときには、藻も丁寧に洗うようにしてください。藻に付いて孵らなかった卵は捨てましょう。そのままにしておくと、カビが生えて水質の悪化につながります。


4)稚魚がたくさんいる場合は

稚魚がたくさんいる場合には、2リットルのペットボトルの片側、側面を切って水槽の代用にすることもできます。5匹以下であれば、このまま成長を観察しながら飼育することも可能です。

メダカの稚魚の飼育方法

5)稚魚の体長が1.5センチ以上になったら

1ヵ月以上経過して、稚魚の体長が1.5センチ以上になったら、親と同じ水槽に移してください。ただし、一つの水槽で飼育するメダカの数は、(前回も書きましたが)水2リットルにつき1匹くらいです。数が多いときは別の水槽で飼育しましょう。


6)稚魚が途中で死んでしまったら

メダカの稚魚が途中で死んでしまうとしたら、酸素不足か、水質の悪化が主な理由です。エサを与えすぎると、残ったエサで水質が悪化して、全滅することもあります。エサは、少ないかな?と思うくらいが適量です。 メダカの稚魚は、最初はたくさん生まれますが、全部がそのまま成長できるわけではありません。このあたりも理解した上で育てましょう。



メダカの飼育方法

(2019.7.19改訂版)

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