vol.23 メダカの飼育方法(1)
〜上手に飼育して長生きさせよう〜


 宇宙空間でメダカが育てられたこともあり、メダカを飼育する人が増えています。

 メダカは、園芸店やペットショップ、金魚・熱帯魚店で手に入れることができ、室内の水槽でも、野外でも飼育できます。しかし、実際に飼育をしてみると、水槽にたくさん入れすぎて数週間で何匹も死なせてしまうケースも多いようです。メダカを上手に長生きさせるポイントがありますので、ぜひ参考にしてください。


メダカの飼育方法

1)水槽の大きさに適した数で飼う

 一つの水槽で飼育するメダカの数は、水2リットルにつき1匹くらいが目安です。多いときは別の水槽に分けます。たとえば30〜40センチの水槽に20〜30匹のメダカを入れて、さらに、そこに小魚(稚魚)が生まれた場合には、「過密状態」になります。過密状態になると、個々のメダカの成長が遅くなるのと、排泄物によって水質も悪化しやすくなります。お店で売られているメダカは、販売が目的のため「過密状態」になっています。


2)水槽を置く場所

 メダカは、室内の水槽でも、屋外でも飼育することができますが、室内では水槽に照明を取り付けるか、または日当りの良い場所に置いてください(ただし夏場の直射日光は不可)。また、夏場は水温が30℃以上にならないように日かげに置きましょう。


3)水草の入れ方

 ホテイアオイ・睡蓮(スイレン)・金魚藻・カナダ藻などの水草を、直射日光で消毒してから入れてください。

メダカ水槽の基本

4)水槽の水換え

 水換えは、フィルター付きのエアレーションを使う場合には、水換えは1ヵ月に1度くらいで十分です。しかし、そうでない場合は、2週間に1度は水換えをしてください。水は、水道水で十分ですが、必ず1日くみ置きしたものを使ってください。


5)エサやり

 餌は、1日置きに食べ切る量を与え、決して与えすぎないでください。特に夏季は、気温が高くなりやすく、餌の食べ残しが多いと水質の悪化につながります。


5)メダカが病気になったら

 病気にかかったメダカや元気のないメダカを見つけたら、すぐに別の容器に移して水槽の水換えをしてください。


6) メダカの産卵

 メダカは、水草の葉や根に卵を産みつけるので、産卵を確認したら別の水槽に水草ごと移します。生まれたての稚魚は、そのまま一緒にしておくと、成魚のメダカに食べられてしまう恐れがあります。  孵化した稚魚には微粉末にした餌を与えて、1ヵ月以上経過して体長が1.5センチ以上になってから親と同じ水槽に移してください。
 次回は、メダカの稚魚の育て方を解説します。



メダカ水槽の基本

(2019.7.19改訂版)

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