(67)親しみ感じてもらえるよう発信

三菱地所 広報部専任部長 渡辺昌之氏

日本工業新聞社の経済情報紙「フジサンケイ ビジネスアイ」にて、広報部門のエキスパートに取材をしてご紹介しております。

フジサンケイ ビジネスアイ
コーナー 「広報エキスパート」
取材先 三菱地所 広報部専任部長 渡辺昌之氏
新聞発行日 2018年4月12日(木)掲載

広報のプロに広報戦略を聞く。広報エキスパート

【プロフィル】
渡辺昌之(わたなべ・まさゆき)
 1993年慶大法卒、三菱地所入社。名古屋支店開発課、商品企画室(住宅事業のラインスタッフ)、横浜支店などを経て、2013年広報部副長。17年から現職。


─「スーパーラグビー」のタイトルスポンサーとなりました
 2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップに向けて盛り上がりが期待される中、ラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に参戦している日本チーム「サンウルブズ」のホームゲームを対象に、18年シーズンのタイトルスポンサーとして協賛しています。開幕戦からホームゲームの大会名は「三菱地所スーパーラグビー」として開催されています。 
 ラグビーはフィールドにいる15人の選手の役割分担が決まっています。街づくりも会社の仕事も、多くの人が関わり、それぞれの持ち場で全力を尽くし一つの方向に向かっています。このような取組みが合致することから応援することにしました。


─昨年、丸ビル開業15周年、新丸ビル開業10年を迎えました
 9月に、「丸ビル竣工(しゅんこう)から15年間における丸の内の変化」をニュースリリースで配信。丸の内エリアはかつての「月曜から金曜の街」ではなくなり、休日に街を訪れる人は約2.5倍に増えたこと、「丸の内イルミネーション」や「打ち水プロジェクト」など季節に応じたイベント開催が丸の内の活性化に結び付いていることなどを発信しました。
 その内容は多くのメディアに取り上げられました。吉田淳一社長や、当時の社長、開発事業部の担当者インタビュー記事も掲載され、注目を浴びて三菱地所のブランドアップに結び付きました。


─本社を移転しました
 今年1月5日に「大手町パークビル」に移転しました。目的は旧来型の働き方を見直すためです。2月9日に内覧会を開催、メディアの皆さんに見学いただきました。3階から6階に入居する新本社の事務スペースは、移転前に比べて8割の面積ですが、共有スペースを3倍に広げました。オフィス全体を1つのパーク(公園)に見立て、社員みんなが楽しめる空間を目指しています。一般社員は(固定の席がない)フリーアドレス化、役員の個室は廃止しました。


─「ゴジラ ギャラリー」が話題になっています
 現在、東京駅日本橋口前で開発中の「東京駅常盤橋プロジェクト」A棟新築工事仮囲いに、高さ3メートル、全長約140メートルの「常盤橋ゴジラ ギャラリー」の展示がこの2月からスタート。周辺街区で働く人、道行く人たちの話題になっています。この工事は10年超にわたりますが、東京駅前という立地を活かし、今後も当社に親しみを感じていただくための展示やイベントによる発信を行っていきたいと考えています。


─広報体制は
 メンバーは総勢20人です。メディア対応では、三菱地所全般、丸の内エリア再開発、丸の内以外の国内外の街づくり、住宅関連担当に分けています。メディアの皆さんに今後とも、業界を代表する企業として捉えていただくため当社の取り組みを積極的かつタイムリーに発信し、「さすが三菱地所」と前向きに評価していただけるよう挑戦を続けます。大切なことはいろいろな側面を取り上げていただくこと。丸ビル開発15周年で、当時の社長や担当者にフォーカスしていただいた時はうれしかったです。こうした動きができるような広報にしていきたいと思っています。


(エフシージー総合研究所 山本ヒロ子 2018.5.2更新)