(75)カーペットのゴミを効率よく取る方法

毛足の長いカーペットは、念入りに掃除をしたつもりでも、髪の毛や米粒などの細かいゴミが残ったままになっていることが多く、なかなかキレイになりません。何かよい方法がないか身近なアイテムを使って調べてみました。

イメージ

テストには、①ゴム手袋 ②ゴム手袋(薄手) ③ゴム手袋(塩化ビニール) ④ブラシ ⑤粘着クリーナー ⑥粘着クリーナー(強粘着) 比較のために⑦掃除機の7アイテムを選びました。毛の長さ27mmのアクリル製カーペット表面を35mm間隔のマス目に区切って長さ30㎜の毛髪と生米一定量ずつ落とし、各アイテムで掃除しました。テストの結果にバラつきがないように、掃除は同じ研究員が実施し、落とした数と掃除後の残った数を目視で数えました。テストはそれぞれ2回行い、2回の平均を除去率としました。

テスト結果

毛髪の除去率は⑤=⑥▶②▶①▶⑦▶③▶④という順でした。毛髪のような絡まるゴミは掃除機よりも粘着クリーナーのほうが効率よく取れることが分かりました。また、髪毛の掃除に使えるとネットなどで紹介されているゴム手袋も掃除機と同じくらいの効果があることが分かりました。毛髪は細長く、表面積が小さいので吸引の風を受けにくくカーペットの毛に絡んでしまった毛髪は掃除機では掃除しにくいゴミのようです。

生米は、⑦▶④=⑥▶⑤▶③▶①▶②の順でした。生米は毛に絡まず、表面積も大きいので、掃除機が効果的と言えます。また米粒のようなものは、毛の奥に入り込みやすいのでブラシでかき出すのも効果的でした。一方、粘着クリーナーは表面しか取れないので掃除機やブラシほどは取れませんでした。

掃除機を出してくるのが面倒なときは、ゴム手袋やブラシをお試しください!

(2014.10.10)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』
生活科学研究室