(69) 日焼け止め 秋の紫外線対策

暦の上ではもう秋になりましたが、紫外線に対する油断は禁物です。これからの時期は行楽や運動会などのイベントが増えますね。外にいる時間が長くなるなら、日焼け対策は欠かさずにしたいものです。そこでまだまだ手放せない日焼け止めについてタイプが異なる製品をドラッグストアで購入し、比べてみました。選んだ基準はSPF(紫外線B波の防御指数。数値が大きいほど効果が高く、最高50+)50以上、PA(紫外線A波の防御指数。+の数が多いほど効果が高く、最高++++)+++以上で、「顔・体用」と表記されたスプレー、ジェル、カシャカシャと振ってから使うミルク(以下、2層式)の3タイプです。

まずは使用感で気になる塗りやすさについて自分では届きにくい背中に塗ることを想定し、濡れると色が濃く変わる紙(縦16cm×横24cm)を肩から背中に貼付して日焼け止めを塗ってみました。スプレーは10秒噴射、ジェルと2層式は人さし指から薬指3本にたっぷり取り、10秒塗りました(図1)。色が赤くなっているほど日焼け止めが塗れていることを表します。結果は、スプレーが最も広範囲にわたって塗れていました。他の2点はジェルの方がやや広がりが大きいですが、大差はないようです。スプレーが短時間で塗り広げられると言えます。

図1:日焼け止めの塗りやすさ

続いて、水に強いかを見るため、撥水性を比べてみました。白色の皮革に同量の日焼け止めを塗り、表面が乾いた状態で色水を1滴落としてはじき具合を見ました(図2)。結果はウォータープルーフと謳っていることもあり、2層式がきっちり水滴になってはじき、水に強いことが分かりました。次いで、スプレーもまずまずでした。一方、ジェルはコロッとした水滴にはならず縁がなじんでしまい、水には弱いと言えそうです。他のジェルでも試しましたが、同様の傾向でした。

図2:日焼け止めの撥水性

今回の結果からタイプにより特長は異なりそうです。真夏ほど万全にするのは面倒という人でも手軽なスプレーはパッケージにも記載されていますが、髪にも塗り広げやすく、また塗り直し時に重ねるのも簡単です。使うシーンに合わせて使い分けても良いかもしれません。

(2014.08.29)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

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