(40) かかと角質ケア商品

人の全体重を支えるかかとは、非常に大きな圧力がかかるため角質層が体の中で最も厚く硬くなります。皮脂腺もないため常にかさつきやすい部位といえます。特に、乾燥する冬場は、かさつきが増して、ひどくなるとヒビ割れをおこすこと人もいます。そんなガサガサかかとを自宅でも手軽にお手入れできるという「かかと角質ケア用品」が新旧織り交ぜ、いろいろと市場に登場しています。そこで、タイプの異なるかかと角質ケア商品4タイプ6点(①角質軟化タイプ:サポーターとシート状の2点、②角質軟化+自然剥離タイプ1点、③角質軟化+削るタイプ1点、④削るタイプ:ヤスリと軽石の2点)の使用感とその効果について、評価・観察してみました。

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【使用感評価】
「使い勝手」はその場で手軽に使用できる①と④の評価が高くなりました。「角質の取れ感」は直接的に角質を削る③と④が、「肌への刺激感」は保温や保湿を目的とした履く・貼るだけの①が高い評価となりました。


【性能評価】
研究員1名につき、左右の足にそれぞれ違う評価品を使用してかかとの状態を2週間観察しました。①は角質自体を取るものではないので、翌日ややしっとりしてかさつきが目立たない状態になりましたが、その後は劇的な変化はみられませんでした。②は使用後3、4日目くらいから角質がめくれ始め、約1週間めくれ続けた後はつるんとして潤いのあるすべすべした状態になりました。③は使用後にややかさつく感じもみられましたが、2週間後になると使用前に比べしっとりとしてすべすべした状態になりました。④は翌日かさつきがやや軽減されたものの、それ以降はかさつきの度合いが以前よりも増してしまいました。


角質なんか+自然剥離タイプ(かかと中央部)

今回評価した6点のなかでは、②と③が、かかとのかさつきやごわつきをより軽減できることが確認できました。ただし、②の足全体を薬液に浸けるものの場合、かかと以外の角質が薄い部分も浸かることになりますので、使用には十分注意が必要になります。無理に剥がしたりせず、刺激を感じた際には使用を中止し、状態に異変を感じた場合は、すぐに専門医に相談するようにしてください。

また、しっとりと潤ったかかとをキープするためには、保湿が重要ポイントになってきます。ケア商品を使って終わりというのではなく、最終ステップにはクリームを塗って潤いを逃がさないようガードすることが大切です。

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(2014.02.07)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』
美容科学研究室