(33)マニキュアを速く乾かす方法は?

 12月に入ると、クリスマスのイルミネーションが街並を彩り、パーティなどに出る機会も多くなります。 メイクやファッションに気を使うのは勿論ですが、飲み物を持つ指先にもマニキュアをプラスすると美しい所作につながります。
 ここ最近は、サロンでのジェルネイルから、自宅でのセルフネイルに戻ってきている人も少なくないようですが、乾かしている間に、きれいに塗れたマニキュアにものが触れてグニャッとヨレたり、傷がついたりしたときのショックは非常に大きいものです。「マニキュアは乾くまでに時間がかかる」そんな不満を感じている人は多いはずです。

 そこで、速乾剤や巷でよくいわれているマニキュアを速く乾かす方法で乾かすと、自然乾燥に比べて時間がどのくらい短縮されるのかを比較してみました。


【評価方法】
 マニキュアを2度塗りしたネイルチップ(1度塗りと2度塗りの間は15分空けて塗布)を、①自然乾燥②速乾剤(スプレータイプの速乾剤をマニキュア塗布直後にスプレーし、自然乾燥)③ドライヤー(ドライヤーの冷風を当てる)④冷蔵(冷蔵庫で予め冷やしたマニキュアを使用し、自然乾燥)⑤氷水(マニキュア塗布後、氷水に爪を浸せき)の条件で乾かし、2分毎に綿棒で触って、跡がつかなくなった時間を計測しました。


【結果】
 5つの乾燥条件の中では、②速乾剤が最も速く乾きました。③ドライヤーも①自然乾燥よりは時間が短縮できましたが、短縮できる時間が短いことや実使用で両手に風を当てることは難しく、ドライヤーを触ることでヨレや傷ができるリスクを考えると、あまりすすめられないといえました。④冷蔵は自然乾燥と変わりなく、⑤氷水については今回の評価に使用したマニキュアでは①自然乾燥よりも時間がかかった上に、ツヤが消え、曇った感じになってしまいました。

 今回の評価から、マニキュアを速く乾かす方法としては、速乾剤が断然おすすめでした。また、トップコートの中には速乾性タイプのものがありますので、マニキュアの耐久性を考慮すると、重ね塗りするのもいいでしょう。
 マニキュアはいろいろな小細工をせず、じっと我慢で待ち続ければ、確実にきれいに乾かせますので、好きな音楽を聞きながらゆったりと過ごすのもアリかもしれません。


マニキュアが乾くまでの時間

(2013.12.13)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

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