(30) ワンタッチ式部分白髪染め

染めるにはまだ早い、全体を染めるほど白髪はない、そんな人が気になる生え際や分け目の根元の白髪を手軽にかくしたい時に、ワンタッチ式の白髪かくし(一時着色料)は便利です。白髪を自然にカバーでき、自分で好きな時間、好きな場所で簡単に使えると人気です。そこで、くし付きマーカータイプ、マスカラタイプ、泡タイプ3種類8点について使用感や毛染めの性能を評価しました。


ワンタッチ式部分白髪染め

【使用感評価】
使い勝手が一番良かったのは、くし付きマーカータイプ。特に「分け目のつけやすさ」「手へのつきにくさ」「地肌へのつきにくさ」「髪のゴワつきのなさ」の評価は高くなりました。次は、泡タイプ。ただし、塗布後「経時による色落ち」「寝具や衣類への色移り」「色の定着」などは低い評価になりました。マスカラタイプは「生え際へのつけやすさ」の評価は高かったものの、その他の項目の評価が全般的に低くなりました。


【毛染めの性能評価】
毛束やウサギの毛を使って、「地肌へのつきにくさ」「乾きの早さ」「白髪の目立たなさ」「ゴワつき感」「耐水性」を評価しました。くし付きマーカータイプは、液を含浸したマーカーが、くしの長さより少し短く配置され、地肌に液がつきにくい設計になっているのが特徴です。誰でも地肌を汚すことなく使用できました。乾きは早くゴワつきのない仕上がりなので、広範囲にも染められ、使いやすいタイプです。

マスカラタイプは、ブラシの先まで液が絡んでいるので、地肌や手指にも染料がつきやすいのが特徴で、使用には慣れが必要でした。ただ、ブラシで髪に色をのせるような要領で、細かい部分などピンポイントで使うことができます。泡タイプは、くしの間に出す泡の量によっては地肌につきやすくなるので、使う際には泡の量の調整が必要でした。乾きも早めでゴワつきも比較的少ないので、くし付きマーカータイプと同様、広範囲に使えるタイプです。

また、色の定着効果を表示しているものについては、繰り返し使用することで洗髪しても染料が髪に残る(定着する)ことが確認できました。
白髪の範囲や目立ち具合にあわせてタイプや商品を選ぶと良いでしょう。


テストしたワンタッチ式部分白髪染めの地肌へのつきにくさ

(2013.11.22)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

【関連情報】
商品研究レポート「ワンタッチ式・部分白髪染めの性能評価」(2013.08.22)
ワンタッチ式の白髪かくし(一時着色料)について、使用感や毛染めに関する性能について評価を行ないました。

美容科学研究室