(5) まつげを育てる美容液の実力は?

顔の印象を左右する目元。アイメイクの中でもポイントとなるまつ毛は、ここ最近、マスカラだけでなく、つけまつ毛、まつ毛パーマ、まつ毛エクステンション(まつ毛に接着剤で人工毛を貼り付ける施術)などを利用する人が増えてきました。その一方で、まつ毛の傷みを感じ、まつ毛をケアしたい人も増え、悩みを解決する「まつげを育てる」ための医薬品(まつ毛貧毛症治療薬)や化粧品の「まつ毛美容液」がいろいろと登場しています。

そこで、医薬品(1点)とまつ毛にハリコシを与えると表記されている化粧品(3点)を連続使用し、まつ毛の様子を比較観察しました。

評価品一覧

研究員1名につき、左右のまつ毛にそれぞれ違う評価品を塗布しました。使用開始から4ヶ月間の経過と、使用を中止して1ヶ月後のまつ毛(目元)の写真撮影を行い、「まつ毛の長さ」「まつ毛の本数」「目の印象」「目元の色素沈着」を評価しました。

【まつ毛(上まつ毛)の長さ】
使用8週目を過ぎた頃から、医薬品はまつ毛ののびが確認でき、化粧品にも、のびが目立ってくるものがありました。

【まつ毛(上まつ毛)の本数】
まつ毛の本数については、どの評価品も顕著な変化はみられませんでした。

【目の印象】
まつ毛の1本1本が太く黒々として、目元写真の印象が徐々に変化しました。自己申告のコメントでも、「ハリコシやツヤ感の変化を感じる」などがあげられていました。
また、50代後半の研究員では、まつ毛の根元が太くなった影響からか、一重だったまぶたが二重のまぶたになるという、意外な効果が現れるケースもありました。

【目元(眼下)の色素沈着】
医薬品と場合によっては化粧品でも、徐々に眼下の色素沈着が目立つケースがありました。

まつ毛に医薬品を連続使用した場合のbefore-after

評価の結果、使用前後で、まつ毛ののび、目の印象の変化が確認できました。ただし、使用に伴い、目元の色素沈着が目立つものもありました。
また、今回評価した4点でも、入手方法や価格、商品形態は様々でした。
医薬品については、効果性は高いものの、医師処方のため入手が容易ではなく、高価になります。
化粧品では、効果性が高いものから緩慢なものまであり、価格も安価なものから高価なものまであります。ブラシの形状も様々で、塗りにくいものもありました。
それぞれに長短所がありますので、ご自身にあったものを選んで、健やかなまつ毛を育ててください。

(2013.5.31)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

【関連情報】
商品研究レポート「まつ毛美容液の性能評価」(2012.12.25)
まつ毛を育てるのに効果的という「まつ毛美容液」がいろいろと登場しています。
実際に連続使用して、その効果を検証しました。

美容科学研究室