(1) 化粧用パフと指で仕上がりが違う!?

パウダーファンデーションの付属品として使用されている化粧用パフ。最近ではリキッドファンデーションにもパフの使用を推奨して付属するものや別売りパフがみられるようになりました。
満足度の高い仕上がりを実現するメイクギアの一つとしてニーズは広がっています。そこで、パフと指で液状タイプの化粧下地やリキッドファンデーションを塗った際の使用感と仕上がりを比較しました。

使用感評価では、総合評価を含め多くの項目でパフのほうが高い評価となり、指が高い評価となったのは2項目に過ぎませんでした。

まつ毛に医薬品を連続使用した場合のbefore-after

仕上がりについては、「のび」、「カバー力」、「均一性」、「耐久性」の4項目を評価しました。同量のリキッドファンデーションを塗布して比較をしたところ、使用感評価と同様に、カバー力の項目以外はパフのほうが良い結果となりました。

【のび】  肌のキメを模した凹凸感のある人工皮革にのばすと、指はすぐにかすれてしまうのに対して、パフは長く均一にのばすことができました。

【カバー力】  肌トラブルをイメージしたイラストの上にリキッドファンデーションを塗布したスリガラスを重ねたところ、厚付き感はあるもののパフよりも肌トラブルは目立たなくなりました。

【均一性】  毛穴や肌の凹凸感をイメージしたすだちや卵の殻の表面に塗布したところ、指は厚付きになってムラや指紋の跡が目立つのに対し、パフにはムラがみられず、均一な仕上がりとなりました。

スダチの表面に塗ったリキッドファンデーションの違い

【耐久性】  リキッドファンデーションを塗布した人工皮革に表情の動きを想定した負荷をかけ、負荷前後の表面をマイクロスコープで観察したところ、パフにはヨレなどの化粧崩れはほとんどみられませんでした。

今回の評価結果から、化粧下地やリキッドファンデーションなどの液状タイプのものは、化粧用パフで塗布することにより、指よりも均一に塗布でき、耐久性のある仕上がりになることが確認できました。ただし、指にくらべ薄付きにはなるので、肌トラブルが気になる場合は、コンシーラーをポイント使いするといいでしょう。

化粧用パフをプラスして、より満足度の高い仕上がりを実感してみてはいかがでしょうか。

(2013.5.3)

産経新聞掲載記事『比べる×調べる』

 

【関連情報】
商品研究レポート「化粧用パフの性能評価」(2013.05.21)
満足度の高い仕上がりを実現するメイクギアとして、リキッドファンデーションにもニーズが広がりつつある化粧用パフ。
タイプの異なるパフでベースメイクを仕上げた際の使用感や性能について評価を行いました。

美容科学研究室