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味の素
サプリメント
「抵抗活力アミノ酸シスチン&テアニン」

2020.08.03

最新記事免疫力活性化、健康への備えサポート

 健康な体作りには、食事・睡眠・運動の三つが重要といわれている。特に体のもとになる食事には気をつけたいもの。今回の「これは優れモノ」は日ごろの食事では不足しがちな栄養素を補うサプリメントを取材した。

シスチン&テアニン

世界初の発見生かし

 「アミノ酸が体の抵抗力を高める可能性を世界で初めて発見しました」と話すのは、味の素ダイレクトマーケティング部開発担当の梶原賢太さん(55)。大学・大学院の薬学部での研究テーマはアミノ酸。以来30年以上にわたりアミノ酸研究一筋で薬剤師の資格も持つエキスパートだ。
 人の体は水分60%、タンパク質20%、脂肪15%、糖質その他5%でつくられている。このうちタンパク質は、血液や骨、内臓、筋肉といった体のほとんどの部分の主要成分であり、生命維持のための必須の栄養素。人の体には約10万種類のタンパク質があるといわれている。
 この10万種のタンパク質のいずれもが、わずか20種類のアミノ酸がつながってできている。これらのアミノ酸の一つでも欠けるとタンパク質は合成されない。アミノ酸が「全ての生命の源」といわれるゆえんだ。
 フランスの科学者らによって世界で最初のアミノ酸が発見されたのは、1806年のこと。アスパラガスの芽の抽出物から見つけたことからアスパラギンと名付けられた。日本では、1908年に東京帝国大学(現東京大学)の池田菊(きく)苗(なえ)教授が、昆布だしのうまみがアミノ酸の一種であるグルタミン酸であることを発見、これを受けて味の素の創業者である鈴木三郎助がうま味調味料として事業化に成功。やがて、この調味料は、日々の食事に加えることで、バランスの良い栄養を摂取できることが分かり、世界中の料理に使われることになった。
 「当社では、アミノ酸をうま味だけではなく、体の健康維持に活用する方法を研究してきました」と梶原さんは、体を構成する20種のアミノ酸以外にも、抵抗力をサポートするアミノ酸が存在すると話す。
 味の素では2002年からアミノ酸と抵抗力の関係性に関する研究をスタートし、シスチンとテアニンという2種類のアミノ酸に注目した。シスチンは鶏肉など肉類に、テアニンは緑茶などに多く含まれている。

抗酸化物質の低下防ぐ

 この二つの成分を掛け合わせ摂取することでグルタチオンという免疫細胞の活性維持に必要な抗酸化物質の低下を防ぐことが分かった。グルタチオンは、体に激しい運動やストレスを加えると減ってしまう。
 日々厳しいトレーニングをしているアスリートらは、過剰な炎症反応と同時に抵抗力の低下が起り、特に試合後に風邪をひくなど体調を崩しやすい状況にあるといわれている。
 「大学の駅伝選手などを対象にシスチン、テアニンを摂取してもらったところ体調管理にも貢献していたようです」と梶原さん。また、別の試験でも抵抗力をサポートする力に優れることが確認されている。
 こうした確かな研究結果から2007年に生まれたのが、「抵抗活力アミノ酸シスチン&テアニン」だ。
 「内側から備えるということで、今年に入って品切れになるほどです」と製品の実力に人気が追いついたと遠慮がちに語る梶原さんだった。

interview 味の素
ダイレクトマーケティング部 学術担当   梶原 賢太 氏

高齢者やアスリートの体調管理で評価

開発のきっかけは

 当社の睡眠支援サプリ「グリナ」の開発にあたって、主成分アミノ酸のグリシンを研究していく中で、シスチンとテアニンというアミノ酸成分に抗酸化作用や炎症を防ぐ機能が備わっていることが分かった。この二つのアミノ酸の組み合わせによる有用性は、世界初の発見であり、数多くの検証や国内外での学会発表を通じて、高い評価を得ている。

この二つの成分は食事からは摂れないのか

 どちらも自然界の食物の中に存在している。シスチンは鶏の胸肉など肉類に多く含有しているし、テアニンは緑茶に多く含まれている。ただ有用な量を摂ろうとすると、例えば鶏肉なら350グラム、緑茶なら12杯を毎日摂取しなければならない。普段の食事に加えて、わずか1.5グラムのスティック1本で、1日の摂取目安であるシスチン700mg、テアニン280mgを摂り入れることができる

この商品の反響は

 われわれは、シスチンとテアニンを「抵抗活力アミノ酸」と命名し、健康食品として2007年から販売を開始した。知る人ぞ知るという商品だったのだが、体調管理への関心が高まり、最近では一時欠品になるほど販売が伸びている。国内外の学会でもその有用性が注目を浴びるほどになった。

具体的にどのような効果が報告されている

 学会などから数多くの検証結果が報告されている。具体例では、インフルエンザワクチンの抗体価を上げたり、風邪の重症化を防いだりといった報告や手術前の患者に摂取してもらうことで、術後の経過が良くなったというデータもある。米国ではクリニックでこの製品を幅広く販売している。国内においても高齢者やアスリートなどからは、体調管理ができたとの声も多くいただいている。今年に入ってからは、医療従事者を支援するため「抵抗活力シスチン&テアニン」の寄贈を行っている。最前線にいる人たちの健康に貢献することで、この商品の認知度を高め、より多くの人々の健康に役立ちたいと考えている。

フジサンケイ ビジネスアイ掲載記事・これは優れモノ