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キッコーマン飲料
「デルモンテ つぶ野菜」シリーズ

2021.04.05

最新記事必要な栄養素を手軽においしく摂取

 コロナ禍で朝・昼・晩の食事作りに悩んだ人も多かったのではないか。いつもより1品減らして手間を省いたり、スーパーの惣菜で済ませたりといった声もよく聞く。今回の「これは優れモノ」は栄養バランスをとるために欠かせない野菜を手軽にとれる飲料を取材した。  

つぶ野菜シリーズ

コロナで食事バランス考慮

 「新型コロナウィルスの影響で野菜ジュースを飲む習慣が広まった印象があります」と話すのは、キッコーマン飲料プロダクト・マネジャー室新分野商品開発グループ長の藤元康平さん(43)。リモート・ワークなどで運動不足になりがちになり、食事バランスにも気を使う人が増えたからではないかと藤元さんは考えている。
 厚生労働省では1日350gの野菜を食べることを推奨している。野菜にはビタミン、食物繊維、カリウムなどが豊富に含まれており、生活習慣病を予防する効果があるといわれているからだ。
 しかし、現代人にとって、1日に350gの野菜を食べるのはハードルが高い。スーパーなどで売られているカットサラダは1袋当たり100gほどだから、1日に3.5袋を食べる必要がある。
 もちろん、他の料理にも野菜が含まれることもあるし、生野菜である必要もないが、日本人の実際の平均摂取量は成人男性で約290g、成人女性で約270gとなっている。厚労省の推奨値まで、あと60~80gの摂取が必要となる。

1500億円規模市場に拡大

 健康ブームを背景に、体は食べるものからできているという考えから、野菜を手軽に摂取できる野菜飲料はその市場を拡大してきた。データのとり方により、数字は異なるが、現在の野菜飲料市場は1000~1500億円の規模だといわれている。
 野菜ジュースの原型が世に出たのは、1929年の米国に端を発した大恐慌が原因だといわれている。失業者が街にあふれ、食べるものにも困る状況に陥った。そこで、ウィリアム・ピーコックという米国の起業家が、必要な栄養素が野菜から摂れると分析し、トマトをベースにニンジンなど8種類の野菜を混ぜてジュースにした。これが、米国でヒットし、世界中で販売されるようになった。
 キッコーマンは、1963年にデルモンテブランドのトマトジュース、1972年にベジタブルジュース(現 野菜ジュース)を発売。以来、野菜や果物をベースにしたさまざまなタイプの飲料を販売してきた。
 3月から販売を開始したのが、900gペットボトル入りの野菜・果実ミックス飲料の「デルモンテ つぶ野菜 まるごと搾り柑橘mix」と「デルモンテ つぶ野菜 すりおろしりんごmix」だ。どちらの商品も、自宅のジューサー・ミキサーでつくったような細かな野菜や果実の食感も楽しめるという「優れモノ」。
 「飲んで満足いただけなかったら、全額返金するキャンペーンも実施中です」と藤元さんは、商品の出来栄えに対する自信を語った。  

interview キッコーマン飲料 
プロダクト・マネジャー室 新分野商品開発グループ長
藤元 康平 氏

つぶつぶ食感で食べていることを実感

野菜ジュースもコモディティー化している

 誤解を恐れずに言うと、おいしく飲めるのと健康に良いと実感してもらうのは、相反するテーマだ。おいしく飲んでもらうために、果実をブレンドするなどして甘みを出すと、口当たりはいいが、本当に野菜の成分が入っているのかというお声をいただくこともあった。反対に、野菜の青臭さなどが残ったままでは、消費者は敬遠する。これまでの野菜ジュースとの差別化を図るため、おいしく飲めて、野菜をしっかりとっていると実感してもらえる商品に仕上げた。

具体的にどんな点で差別化したのか

 「デルモンテ つぶ野菜 まるごと搾り柑橘mix」では、すりおろしたニンジンとリンゴをベースに丸ごと搾ったグレープフルーツやレモンなどの柑橘類を加えた。つぶつぶした野菜の食感で、まさに野菜を食べていることを実感できる。柑橘類を加えたことでさわやかな自然な甘さを感じられ、おいしく飲めることにもこだわった。ニンジンのほか、ブロッコリーやカボチャなど全部で13種類の野菜や果実をブレンドしている。もちろん、砂糖・食塩・香料などは一切使用していない。

商品化で苦労した点などは

 商品化にあたって、自宅のジューサー・ミキサーでつくったような野菜ジュースの味を再現することにこだわった。濃縮させて濃い味にして、ドロッとした口当たりにするのではなく、あくまでも自然な風味や飲み心地で、野菜の食感を残すという技術的にハードルの高いことに挑戦した。食感のキーとなる原材料のニンジンについては、産地や収穫時期にこだわった国産のものを厳選して使用している。

主なターゲット層は

 まずは、野菜ジュースを飲む習慣のある 30代以降の層を取り込んでいきたい。将来的には、子供たちがおやつ代わりに飲むようになってくれたらうれしいと思っている。コップ一杯(200ml)に1.5食分の野菜を使用している。また、カロリーもコップ一杯当たり67~69キロカロリーだ。おいしく飲めて、野菜をしっかり摂っていると実感してもらえる点において、これまでの野菜飲料とは一線を画す商品だ。満足いただけなければ、全額返金するキャンペーンも行うので、ぜひ一度飲んでいただき、本当の野菜飲料を実感してもらいたい。

フジサンケイ ビジネスアイ掲載記事・これは優れモノ