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新型コロナウイルス感染症対策
〜IPM研究室 環境微生物学の研究者の立場から〜
第2回:高齢者を二次感染から守ることを考えよう!

 子どもの頃に毎週欠かさず観ていた「8時だよ全員集合!」、そして、現在、毎週楽しみに観ている「天才!志村どうぶつ園」。志村けんさんの新型コロナウイルス感染症による逝去は、筆者にとっても衝撃的でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 この事実から、特に、高齢者の方々は「自分は大丈夫」という楽観的な考えは止めた方が良いことが周知されることを願います。


【高齢者に感染させないためにできること】

 新型コロナウイルス感染症の症状については、既に良くご承知のことと思いますが、死亡者の大半を占める高齢者や基礎疾患のある方を最優先にした感染対策を国や地方自治体は具体的に示す必要があると思います。

 厚生労働省と東京都のホームページなどから、間違いない情報としては、下記にあてはまる症状が2つ以上出た方は、2日間様子を見ることなく、一刻も早く最寄の保健所に連絡し、その指示に従って信頼できる病院へ行くことが肝要です。

  1. 強いだるさ(倦怠感)
  2. 息苦しさ(呼吸困難)
  3. 37.5℃以上の発熱
  4. 基礎疾患(糖尿病・高血圧・心臓血管系の疾患:狭心症、心筋梗塞)がある


 このコラムをご覧いただいている読者の方々の高齢者(ここでは70歳以上とします)との関わりはそれぞれ異なると思います。一番身近な高齢者としては、両親や祖父母が挙げられると思いますが、各自が他人事とは考えずに、自分の場合、具体的にどうすれば良いか考え、実行することが必至の事態に来ていると思います。


 筆者の場合、94歳の父と89歳の母が健在(と言ってもかなり弱ってきている)で、自宅から徒歩5分の所に住んでいます。これまで、週末には必ず様子を見るために訪問していましたが、新型コロナウイルス感染症の罹患者数が増加し始めた3月初旬からは敢えて訪問を控えるようにしています。この感染症の厄介なところは、「8割は罹患しても軽症であるばかりでなく、全く無症状の方が含まれていること」で、これは周知の事実ですが、無症状の若者から高齢者への二次感染の具体的な対策案が示されていません。


  私と同じような状況にある方のために「高齢者を新型コロナウイルス感染症から守るためのチェックリスト」(表2)を参考例として示します。自分の家庭環境を鑑みて、自分なりの対策案を講じておく必要があるように思います。
(文章責任:川上裕司)


表2 近くに住む高齢者の家族を新型コロナウイルス感染症から守るためのチェックリスト

(2020年4月1日)


IPM研究室