| こちらの原稿は「労組情報センター」の会員に配布される『情宣ニュース』のサンプルページです。会員になられた方には毎月これらの内容を収録した冊子を毎月お手元にお届けいたします。今月はその中から「くらしと金言」「暮らしと経済」「つかちゃんの一席お付き合いを」をご紹介します。 | |
| |くらしと金言|暮らしと経済|つかちゃんの一席お付き合いを| |
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【つかちゃんの一席お付き合いを】 蕎麦屋で「冷や」を頼んだら… 美食に走りたくなる季節、さらっと、つるっと蕎(そ)麦(ば)もいいよね。 話の中味と酒の好みがドンピシャの友から、いい店を見つけたと声が掛かり、すぐに出掛けました。 蕎麦は、締めに食べるので、ここで大事なのは、自信をもっていい店だと誘いたくなる肴(さかな)、蕎麦の前にどんな味が楽しめるか。 その店、酒は、全国各地の知る人ぞ知る銘酒、無名なれど唸(うな)る酒など、品揃えは豊富。しかし、しかし、いい蕎麦屋でも日本語が通じなくなった。「冷やでね」と言ったら、ガラスの冷蔵庫から一升瓶を出して来てトクトクトク。表面張力の後、タラタラーっとこぼれるサービスは嬉(うれ)しいのですが、冷やした酒は欲してないのに。 「あのー」と客の方が、揉(も)み手をしながら、「そのー、冷やしてないやつはー」「常温ですとこれだけになります」と来たもんだ。「なります」も首を捻るけど、「じょうおん」ってのには、ガックリ。 吟醸酒ブームが始まった頃からでしょうか。冷蔵庫に入れた一升瓶が増えてきて、いつのまにか「冷や」という日本語が変わっちまいました。「冷や」ってのは、燗(かん)をしていない、まんま、そのまんまの酒のことだったのに。 嘆きつつ、今どきの「冷や」を飲み、好きな「冷や」を飲っている時、食したことのないものだったので注文した「莫(ば)久(く)来(らい)」という珍味が来ました。「冷や」がツーッと入って行く、ほんとの「冷や」にドンピシャの肴と出くわしました。 海(ほ)鞘(や)と海(こ)鼠(の)腸(わた)を和えた物で、口の中で潮の香り、波が砕けて、昔の東映映画が始まる感じ。素晴らしい味。蕎麦も美味しく、やっぱり、いい店でした。 (フジテレビ 塚越 孝) ** 本誌2月号から**
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