vol.2 日本で表示される洗濯機洗い表示は?


 これまでの取扱絵表示では、家庭洗濯の表示(旧40℃洗濯機)は、洗濯機で標準コースでの洗濯に相当しましたが、新しい新JISでは “弱い”操作を示す(弱い洗濯)の表示に該当します。数字の「40」は、洗濯をする際の上限温度を表しますが、日本をはじめアジアで普及している縦型のパルセータ式洗濯機では、高温水の給水が危険なこと、またそもそも高温水で洗濯する設計ではない洗濯機であるために不具合が生じる可能性が懸念されるために、40℃以下という液温の表示をすることになります。


 洗濯機の機械力は、
① 標準の(通常の洗濯)が、MA値 85 ~ 105

② 弱い洗いの(弱い洗濯)が、MA値 70 ~ 85

③ 非常に弱いの(非常に弱い洗濯)が、MA値 55 ~ 70
 *MA値は布のダメージ具合(数値が高いほどダメージが大きい)


 日本国内で出回っているドラム式の洗濯機、縦型洗濯機のどちらも、②の「弱い洗い」に相当します。
 つまり、私たちが日常的に使っている洗濯機は、欧州やアメリカで使われている洗濯機とは根本的に違っていて、通常洗いコースといっても、その洗い方は欧米で使用されるものに比べると非常に穏やかであるということを、しっかりと理解する必要があります。
 つまり、“弱い”操作を示す(弱い洗濯)の表示が付いてるからと言って、その衣類を洗う際に、洗濯機の標準コースではなく、弱い洗いコースに下げて洗濯する必要はないということです。

(2017.01.16)


日本で表示される洗濯機洗い表示


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