食品料理研究室
2004年度の企画概要
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新聞掲載用レシピ制作『阿木燿子の ほんのりきぶん』
ライブビストロも経営する女優・作詞家の阿木燿子さんが、お得意の酒の肴を教えてくれました。お酒にまつわる楽しいエピソードもお楽しみに。
新聞掲載用レシピ制作
 
2/11

ワインに合う可愛いおつまみ

 最近、めっきり酒量が落ちている。一昔前は気の合った仲間と、深夜までバーをはしごすることも少なくなかった。
 私が覚えている自己最高ベストは、生ビールの中ジョッキを二杯、カクテルを三十六杯というものだ。
 時間にして四時間弱。あるパーティーでのことだ。そのパーティーはおしゃれな趣向が凝らされており、ジャズの生演奏が入っていた。それに加えて、日本のバーテンダーの草分けとも言うべき高名なバーテンダーが来ていた。
 ステージではご機嫌な演奏が続いている。どれも聞き覚えのあるスタンダードナンバーだ。
 バーテンダーは曲が変わるたびに、その曲のイメージに合わせてシェーカーを振る。たとえば『酒と薔薇(ばら)の日々』ならば、グラスの中に薔薇色のカクテルが注がれるといった感じだ。
 心地良いリズムに合わせて体を揺すっていると、お酒がスイスイ入ってゆく。酔いがまわるにつれ、何杯目なのか意識をしなくなる。バーカウンターに寄りかかり、注がれるままにグラスを空けていく。
 そしてラストソング。ふと曲目のリストに目を落とすと、三十六曲目、ということは、何とカクテルを三十六杯飲んだことになる。
 しかし、バーテンダーがベテランだったせいか、体調が良かったせいか、二日酔いはせずに翌日、すっきり目が覚めた。
 もうあのころのようには飲めないが、美味(おい)しいおつまみがあれば話は別。それに誘われて、ついグラスに手が伸びる。
 やはりワインにはチーズが合う。そこでチーズにちょっと手を加えてみたくなった。見た目も可愛(かわい)らしく、サイズがミニなので、食べやすいところがミソ。
 もう若くはないのだから、飲み過ぎには気をつけねば。(文・調理 あき・ようこ=作詞家)

4種のチーズのゼリー寄せ

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