食品料理研究室
2004年度の企画概要
アイコン
新聞掲載用レシピ制作『阿木燿子の ほんのりきぶん』
ライブビストロも経営する女優・作詞家の阿木燿子さんが、お得意の酒の肴を教えてくれました。お酒にまつわる楽しいエピソードもお楽しみに。
新聞掲載用レシピ制作
 
7/2

さっぱりとして夏にぴったり

 時として、人は妙なことを自慢の種にするものだ。
 私は子供のころから野菜が好きで、体に良いとされる食べ物が好物だった。
 たとえば、魚ならアジやサンマの青魚が好きだし、三度の食卓に海藻を欠かしたことがないし、豆腐や納豆などの大豆製品には目がない。要するに、血液をサラサラにする食品が好きなのだ。
 私は何故(なぜ)かそれが自慢である。人に「阿木さんは食べ物では、何がお好きですか」と尋ねられると、鼻に皺(しわ)を寄せて(私の得意な時の癖)、先に列記した食品を挙げる。そして必ず、子供のころから甘い物はほとんど食べないで、おやつもキュウリやトマトだったんですよ、と付け加える。
 事実、私は親にケーキやチョコレートをねだった覚えがない。風邪を引いた時でも、何が食べたい? と尋ねられると、大根おろしをおどんぶり一杯食べたい、などと答えていた。
 そんな風だから、とくに好物の枝豆には思い入れが激しい。枝豆に関する限り、私はエゴイストだ。大皿に盛られていても、ほとんど一人で食べてしまう。
 また豆腐もよく食べる。今なら冷や奴を口に運び、よくぞ日本人に生まれけり、などと悦に入っている。
 ただ、豆腐の原料である大豆が、枝豆で出来ていると知ったのは、比較的最近だ。お恥ずかしい話だが、それを知って始めて、枝豆と同じくらい、大豆製品が好きな理由を、自分なりに納得した。
 そんな訳で私の大好物の納豆を、もっと沢山の人に食べて貰(もら)いたくて、考えたのがこの一品。酢の物にすると、臭みも気にならないし、さっぱりするしで、夏のおつまみにはぴったり。
 さー、みなさん、今年の夏は納豆の酢の物を食べて、血液をサラサラにして、暑さを乗り切りましょう。(文・調理 あき・ようこ=作詞家)

納豆の酢の物

※こちらの原稿はサンプルとして掲載しております。この原稿を無断で雑誌等に転載することは禁じられております。使用を御希望される方は当研究所までご連絡ください。

画面を閉じる Copyright(C) FCG RESERCH INSTITUTE