食品料理研究室
2004年度の企画概要
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新聞掲載用レシピ制作『阿木燿子の ほんのりきぶん』
ライブビストロも経営する女優・作詞家の阿木燿子さんが、お得意の酒の肴を教えてくれました。お酒にまつわる楽しいエピソードもお楽しみに。
新聞掲載用レシピ制作
 
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我が家のキッチンは実験室

 料理のレシピを考えるのは楽しい。その間中、ルンルン気分だ。実際、私はルンルンと言葉に出し、鼻歌まじりだ。
 ということは傍目にも分かりやすいらしく、私がこの状態に突入すると、マネージャーは、またお料理のことを考えているのですね、と指摘する。そんな時の私の反応は能天気なものだ。“大当たり!”。
 マネージャーにしてみれば、このくらい仕事も張り切ってやってくれればいいのに、と思っているに違いないが、私はそれに気付かない振りをする。そろそろ詞の〆切りが、などと言われると、せっかくの気分が台無しになるからだ。
 閃(ひらめ)いたレシピを形にするのは、さらに心ときめく作業だ。キッチンに篭城(ろうじょう)すると、時間の経過が分からなくなる。ふと気が付くと5、6時間、立ちっ放しなどということも珍しくない。
 オリジナル料理にチャレンジするのは、小学校の理科の実験に近いものがある。素材や調味料のバランスによって起こる化学反応を、注意深く見守っている感じだ。
 今回の〈蕎麦(そば)ゼリー〉も、我が家のキッチン、いや、実験室から生まれた。最近はお蕎麦屋さんでも凝ったメニューを出すところが増えているが、おいしくお酒を頂くには、おいしい料理が不可欠だ。
 飲んだ後、この蕎麦ゼリーを食せば、サラリと胃に収まること、受け合い。フムフム、我ながら上出来。
 一人悦に入っていると、横から、あのー、お料理のエッセイの原稿が……。
 マネージャーの言葉が心にグサリ。いくら好きな料理とはいえ、原稿の〆切りはまた別だ。弾んだ心が突然、萎(しぼ)んでゆく気がする。
 これから隔週毎にルンルンレシピと、鬱々エッセイをお届けさせて頂くので、どうぞ、よろしく。(文・調理 あき・ようこ=作詞家)

蕎麦ゼリー

※こちらの原稿はサンプルとして掲載しております。この原稿を無断で雑誌等に転載することは禁じられております。使用を御希望される方は当研究所までご連絡ください。

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