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手間のかかる工程を省いて
「タルト・タタン」は、20世紀初め、フランスに実在したタタン姉妹によって生み出された。そのエピソードはざっとこんな風だ。
初めはリンゴのタルトを焼くつもりだったが、手順を間違えてリンゴと生地を逆にして焼いてしまった―。タタン姉妹の失敗作として知られているのだが、れっきとした「創作説」もあり真相は謎だ。
本格的に作るには、パイ生地作りから始めなければならない。今回は手間がかかるこの工程を省いている。その名も〈簡単タルト・タタン〉。
「『簡単』と付けたのは、市販の冷凍パイ生地を使って工程をぐんと簡略化していることに加え、リンゴをからめるキャラメルソースを楽に作れるようにしているから」と語るのは、辻調グループ校の製菓担当、斎藤寿貞さん。
キャラメルソースは普通、砂糖を煮詰めて、こげ茶色になる一歩手前で火を止めて余熱で仕上げるが、このタイミングが初心者には難しい。
「今回のレシピでは、こげ茶色になるまで煮詰めてから火を止めています。すぐにバターを加えて温度を下げるので、焦げ付く心配がないんです。ぜひ試してみてください」(新海幸子)
簡単タルト・タタン
※こちらの原稿はサンプルとして掲載しております。この原稿を無断で雑誌等に転載することは禁じられております。使用を御希望される方は当研究所までご連絡ください。
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