| |
5/19
やわらかな食感は混ぜ方次第
薄くしなやかな絹織物のシフォンにも似て、舌に当たる感触はあくまでもデリケートでやわらかい。にぎやかにデコレーションを施すわけでもなく、仕上げは極めてシンプル。しかし、シルクタッチのこの生地は、口にしてこそ伝わる華やかさを秘めている。
「このケーキの持ち味は、あくまでもふわりとした食感にあります。その状態にするには、いいメレンゲを作ること。そしてこのメレンゲと、粉の入ったベースの生地をほどよく合わせることがポイントになります。難しい? いえいえ、“混ぜる”作業は多くなりますが、工程的にはとても単純ですよ」と笑顔で答えてくれたのは、辻調グループ校の製菓担当、喜多村貴光さん。
メレンゲは、砂糖を一度に入れると泡立ちにくいので、3回に分け、入れては混ぜることを繰り返せばツヤよく、きめ細やかに仕上げることができる。
これをベースの生地と混ぜるときは、ボウルを少しずつ回しながら木べら、またはゴムべらで生地を底からすくってさっくりと混ぜればいい。ぐるぐる早回しにして混ぜ過ぎたり、こねたり練ったりは厳禁。ほどほどが肝心だ。(新海幸子)
レモンのシフォンケーキ
※こちらの原稿はサンプルとして掲載しております。この原稿を無断で雑誌等に転載することは禁じられております。使用を御希望される方は当研究所までご連絡ください。
|
|