食品料理研究室
2003年度の企画概要
新聞掲載用レシピ制作『わたしのイチ押し クイック丼』
食事の支度をする時間がないときや面倒なときに重宝する丼もの。
料理研究家の方々にとっておきのアイデアを教わります。
新聞掲載用レシピ制作
 
8/14

料理研究家
瀬尾幸子さん

市販品を上手に利用して手早く

 水ようかん、白玉ぜんざい、宇治金時のかき氷など、蒸し暑いこの時期は、小豆を使ったおやつが大活躍。でも、小豆の料理となると、思い浮かぶのは赤飯くらいのものではないだろうか。
 「私だって、そうでした。それが、たまたま残ったゆで小豆で、ものは試しとチリコンカーンを作ってみたら、予想以上にぴったり! 本来の赤インゲン豆より小粒でやわらかいから、しっとりなじんで、たっぷり食べられるんですよ」と、料理研究家の瀬尾幸子(ゆきこ)さん。
 チリコンカーは、豆とひき肉をチリパウダーなどで煮込んだメキシコ料理。豆を戻すことから始めては“クイック”にならないので、急ぐ際は無加糖のゆで小豆を利用する。好みで大豆や金時豆、ヒヨコ豆(ガルバンゾ)などの水煮でもいい。10分煮るだけで、食欲をそそる、ピリ辛のチリコンカーンが完成。炊き立てのご飯にバターを混ぜた、即席バターライスにかけると、カレーライスのようにパクパクといける。
 「もともと濃い味つけの料理なので、料理下手でも味をはずす心配なし! ポイントといえば、タマネギと牛ひき肉を焦がし気味にいためて、香ばしさを付けることくらい。鍋肌に焼き付いても、黒く焦がさない限りはセーフです。レンコンやゴボウのみじん切りを加えると歯応えが出るし、目玉焼きや温泉卵をのせてもおいしいですよ」
 それに、冷凍しておけるのも、いざというときにとても心強い。
 「レンジでチンしてご飯にのせるだけなら、男の人一人でも、なんとかなるでしょう? ちょっと家をあけるときは、この手のものを用意しておくと便利なんです」
 パスタ、パン、タコス、ナンなどにも合うから、常備としてもお勧めの、とっても使える一品なのだ。
 ところで、瀬尾さんの調味料入れにグッドアイデアを発見! 砂糖の容器には計量スプーンの大さじが、塩の容器には小さじが入っていて、ひとすくいでサッと量れるようになっている。
 「いちいち洗う必要もありません。しょうゆや酒も、指一本で開閉できるキャップ付きのびんに移し、片手でパッと注げるようにしてるんです。料理って毎日のことだから、一番使うもの、ちょっとしたことでも絶対に省けない部分を合理化すると、ものすごく楽で効率アップ確実!」(並木伸子)

小豆のチリコンカーン丼

※こちらの原稿はサンプルとして掲載しております。この原稿を無断で雑誌等に転載することは禁じられております。使用を御希望される方は、当研究所までご連絡ください。

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