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タ バ コ シ バ ン ム シ か ら 分 離 さ れ た 微 生 物 −第3報−
○川 上 裕 司(エフシージー総合研究所)・清 水 一 郎(ヨシダ消毒)・高 橋 治 男(千葉県衛生研究所)
演者らは,人の生活圏に極めて普通に生息するタバコシバンムシが「衛生上問題があるかもしれない」との懸念から,本種から微生物の分離調査を行い,この結果,本種が“vector”(伝播者)となりうる可能性があることを本学会等で発表してきた(日本家屋害虫学会大会,1999,2001,2003;衛生動物,2002,2003)。本大会では,追調査として2003年9〜11月に食品製造工場など食品を扱う7つの施設で採集した本種から分離された真菌類について発表する。
これまで,一般住宅や公共施設で採集された真菌類の中にはカビ毒を産生する Aspergillus ochraceus や A. fumigatus などが含まれていたが,今回調べた施設からもこれらのカビが分離された。
オクラトキシンを産生する A. ochraceus は製麺工場で採集した9個体から186株(平均20.7株/個体)が分離され,製粉工場で採集した4個体から448株(平均112株/個体)が分離された。また,ステリグマトシスチンを産生する A. versicolor も高頻度で分離された。これらの結果から本種の“vector”としての可能性を更に考察する。 |
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