情報調査部

広報セミナー(開催レポート) 広報セミナーとは

新任広報担当者のための
夏期セミナーを開催

マスコミの幹部記者、企業・団体の広報部長らが広報のA to Zを伝授
日 時:2017年7月7日(金)〜8月4日(金)(計5回)
会 場:日本記者クラブ 大会議室(第1回〜第4回)
台場フロンティアビル 会議室(第5回)

 エフシージー総合研究所では、毎年7月に企業・団体の新任の広報担当者を対象に全5回の集中セミナーを開催しています。フジテレビ、産経新聞の幹部記者や経済誌の編集長、企業の広報部長らを講師として招き、広報に関するイロハを学んでもらうもので、今年で15年目。今号では、この7月に開催した「新任広報パーソン夏期講座」の模様について紹介します。

広報エキスパート養成のための定番セミナー

 派手な宣伝はしていませんが、本セミナーの修了者の多くが、企業・団体の広報エキスパートとして活躍されています。広報担当者の登竜門的な講座としての評価を得られ、15年目を迎えました。
 今年もメーカー、金融、建設、大学さらにはベンチャー企業など幅広い業種からプロフェッショナル広報を目指す担当者が参加。参加者の半数以上は女性でした。マスコミの幹部記者、メディアコンサルタント、企業の現役広報部長ら12人の講師が、7月から8月の第一週にかけて実践的な講義を展開しました。

広報パーソンに求められる基本知識とスキル

 セミナー初回は、広報業務の基本知識と広報担当者の“顧客”である新聞、雑誌記者の取材活動などについて、3人の講師が講義。
 本セミナーの修了者でもある永谷園ホールディングス執行役員広報部長の久我光枝氏は、広報担当の仕事の本質や求められるスキルや行動など、女性役員ならではの視点から実務の基本を解説しました。

 また、「週刊東洋経済」編集長の西村豪太氏は、経済誌記者と新聞記者の視点の違いや取材方法などについて説明。産経新聞経済本部長兼経済部長の吉田憲司氏は、新聞記者と広報担当との人間的なつながりの重要性と残念な広報の例などを取りあげました。

本セミナーの修了生でもある永谷園ホールディングスの久我光枝氏(左)と広報エキスパートとして20年以上のキャリアを持つキッコーマン臼井一起氏による熱血講義 本セミナーの修了生でもある永谷園ホールディングスの久我光枝氏(左)と広報エキスパートとして20年以上のキャリアを持つキッコーマン臼井一起氏による熱血講義

SNSの活用とプレスリリースの書き方の基本

 第2回は、企業や自治体などにSNSの実践方法を伝道している、博報堂DYメディアパートナーズの森永真弓氏が、活用のためのチーム作りや具体例を分かりやすく解説。参加者から多数の質問が出て、SNS活用への関心の高さがうかがえました。

 本セミナーの看板授業、ニュースリリース作成講座では、産経編集センター長の日野原信生氏が記事掲載のための秘訣を伝授。実習も含めた2時間の“タフな講義”で読まれる文章の基本を徹底指導しました。また、講義終了後には講義の模様を報じた号外も配られました。

博報堂DYメディアパートナーズの森永真弓氏(左)と損保ジャパン日本興亜の青木潔氏の講義テーマは実践的と好評だった 博報堂DYメディアパートナーズの森永真弓氏(左)と損保ジャパン日本興亜の青木潔氏の講義テーマは実践的と好評だった
ニュースリリースの講義では、当日の講義の模様を号外として配布した ニュースリリースの講義では、当日の講義の模様を号外として配布した

CSRと社内広報活動の強化策を学ぶ

 第3回は、「月刊総務」編集長の豊田健一氏が企業経営における、社内広報の重要性を強調、社内報に網羅すべきコンテンツを説明しました。
 CSRは企業活動にとって必須であり、広報の重要なツールにもなりうるものです。損害保険ジャパン日本興亜執行役員広報部長兼CSR室長の青木潔氏が、自社のCSR活動の実践例を挙げ、社内の結束力を高めて、対外的にもアピールする方法を分かりやすく話しました。

平時と緊急時の広報活動の違いはどこにあるか

 平時の広報活動の評価項目の一つは、マスコミからの取材件数です。第4回は、産経新聞編集局副編集長の小川記代子氏が、読者閲読率の高い文化・生活面に記事を掲載するためのアプローチ方法を説明しました。「多くの読者は、経済面の記事だけを読んでいるわけではない」という当たり前の事実は、新任の広報パーソンに大きなヒントになったようです。

 20年以上にわたり広報エキスパートとして活躍されている、キッコーマン執行役員コーポレートコミュニケーション部長の臼井一起氏は、広報責任者の視点から緊急時の広報活動の重要性を解説しました。

 さらに、産経新聞社会部長、編集局次長などを歴任し、現在は紙面の核となる「正論」の責任者である正論調査室長の近藤豊和氏が、不祥事発生時の対応法について最新の事例を挙げて、説明しました。

フジテレビ見学会とテレビ報道の仕組みを現役テレビマンが解説

 セミナー最終回は、フジテレビの見学会とフジテレビの2人の講師による講義を行いました。
 フジテレビジョン取材センターデスク担当部長兼解説委員室の智田裕一氏はテレビ記者が求めるネタとは何かを話し、テレビ取材を受けるためのアプローチ方法を解説しました。

 フジテレビ見学会後には、フジ・メディア・ホールディングス経営企画局次長の時澤正氏による最終講義。時澤氏は、フジテレビの情報番組プロデューサーなどを歴任、現在は企業の広報活動を支援するフジテレビラボLLCの代表も兼務しています。
 テレビの特徴とテレビマンのキャリアパスについて説明。全国の消費者にあまねく、瞬時に伝えられるツールはテレビしかないと述べ、テレビメディアの有用性を熱っぽく説きました。

 セミナー参加者からは、広報パーソン同士の横のつながりができ、有用なセミナーだったなどの感想を多数いただきました。
 弊社では、これからも広報担当者に役立つ実践的なセミナーを企画していきますので、ふるってご参加ください。

フジテレビ見学会での参加者の集合写真(左)修了者に贈られた修了証盾(右) フジテレビ見学会での参加者の集合写真(左)修了者に贈られた修了証盾(右)

――以下、参考用に開催したセミナー情報を掲載します――

 フジサンケイグループの一員であるエフシージー総合研究所では今年も、企業や団体の新任の広報担当者のための5週連続の実践的な広報セミナーを開催いたします。広報の基本知識からマスコミへの情報発信、社内広報、危機管理、新聞・テレビはじめ各マスコミへのアプローチ方法など広報のA to Zを体系的に学べるプログラムです。

 講師陣は経験豊かな現役広報担当者をはじめ、産経新聞、フジテレビの編集・報道責任者など、全員広報と報道の最前線にいる現役のメンバーです。広報業務を改めて見直したいとお考えの担当者にもお勧めです。少人数制クラスで、フジテレビの見学会のほか、初回には懇親会を開いて講師陣とご参加の皆さまとの情報交換、広報担当者同士のネットワークづくりをお手伝いいたします。

テーマ 『新任広報パーソン夏期講座』
日 時 第1回 2017年7月7日(金) 13:30〜18:00 (懇親会付き)
第2回 2017年7月14日(金) 13:30〜17:00
第3回 2017年7月21日(金) 13:30〜17:00
第4回 2017年7月28日(金) 13:30〜17:00
第5回 2017年8月4日(金) 13:30〜17:30
会 場 (第1回〜第4回)
日本記者クラブ 大会議室 map
東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル

Tel.03-3503-2721(代表)
※セミナー最終回の第5回はフジテレビの見学会のため、会場が変更となります。
参加費 一般=90,000円
フジサンケイ広報フォーラム会員=70,000円
(ともに税別)
定員 25名
※定員になり次第締め切りとさせて頂きます。

プログラム

第1回 7月7日(金) 13:30〜18:00 日本記者クラブ大会議室
■ 講習のテーマ 「広報パーソンに求められる基本知識とスキル」
13:30〜15:00 「広報業務の基本的な考え方と弊社の取り組み」
企業広報の現役幹部が広報担当者に求められるスキルと資質をアドバイス
15:00〜16:00 「経済誌の取材体制と経済誌記者からみた企業広報」
経済誌編集長が経済誌の記者の特質と企業広報の在り方を伝授
16:00〜17:00 「新聞社の取材体制と新聞記者から見た良い広報パーソンとは」
産経新聞経済部長が新聞の取材体制と好かれる広報について解説
17:00〜18:00 名刺交換を兼ねた懇親会

第2回 7月14日(金) 13:30〜17:00 日本記者クラブ大会議室
■ 講習のテーマ 「ウェブによる情報発信」と「記者に拾われるニュースリリースの作り方実践講座」
13:30〜15:00 「ソーシャルメディアの基本知識と企業広報での効果的な活用方法」
―ウェブ上でのコミュニケーションの注意点をお教えします―

ソーシャルメディアの専門プロデューサーがSNSの注意点などについてアドバイス
15:00〜17:00 「記者に拾われるニュースとは―新聞社編集責任者が教える選別のポイント」
―読まれるニュースリリースの作り方、実践講座―

読まれるリリースや文章の書き方、見出しの書き方などについて徹底指導

第3回 7月21日(金) 13:30〜17:00 日本記者クラブ大会議室
■ 講習のテーマ 「社内報づくりのポイントと社内広報活動の強化策」
13:30〜15:00 「社内広報の重要性と訴求すべきコンテンツ」
社内報制作の専門家が読まれる社内報のテクニックを披露
15:15〜17:00 「ダイバーシティ推進と社内コミュニケーションの連携・強化策」
企業の担当者が社内活動の方法を紹介

第4回 7月28日(金) 13:30〜17:00 日本記者クラブ大会議室
■ 講習のテーマ 「平時と緊急時の広報活動」
13:30〜14:30 「ニュースになるのは経済面だけではない」
―掲載数を増やすための極意を教えます―

現役新聞社編集局幹部が記事にしてもらうための秘策をアドバイス
14:45〜16:00 「平時と緊急時の広報活動」
―緊急時に慌てないために―

企業の広報責任者が平時と緊急時の広報の対応指針についてアドバイス
16:00〜17:00 「緊急時のマスコミ対応」
―炎上させない広報対応のポイント―

産経新聞現役幹部が事件発生時の記者の動きと望まれる広報対応を伝授

第5回 8月4日(金) 13:30〜17:30
■ 講習のテーマ 「テレビメディアと広報」・フジテレビ見学会
13:00〜14:30 「報道番組と企業広報」
フジテレビジョン報道局担当によるテレビ報道についての講義
15:00〜16:30 フジテレビ見学会
16:30〜17:30 「テレビ局の組織とテレビマンの特徴」
フジテレビジョン幹部によるテレビマンの特質やその考え方についての解説

お申込み受付中のセミナー

広報セミナーとは

当研究所では、広報活動に関するさまざまなセミナーを開催しています。セミナーのテーマは、危機管理からニュースリリースづくりなど、幅広く展開。主なものに「事件と広報」「製品回収事件と広報」「インターネットのリスク管理」「新任広報マン夏期講座」「何がニュースになるか」「戦力としての広報ウーマン」「読まれる社内報づくり講座」などがあります。
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