![]() 満席となったセミナー会場12月8日(木)、東京・内幸町の日本記者クラブで、広報担当者を対象に日常の取材対応から不祥事会見の乗り切り方までを解説するセミナーを開催しました。講師は、多くの企業や団体で危機管理コンサルティングをされている青柳栄一氏と産経新聞元社会部長の鈴木裕一氏の2人です。鈴木氏には講演の他に、実際の不祥事会見の映像を参加者に見せながら、会見でやってはいけない注意事項の解説もしていただきました。 ![]() 現役記者のノウハウが詰まった会見対応集について解説する小林静雄 ![]() 誠実な対応こそが広報に求められる第一の要件と述べる青柳栄一氏 ![]() 不祥事会見を乗り切る十ヵ条を解説する鈴木雄一氏 また、本セミナーでは、特典として参加者に不祥事会見を乗り切るための重要ポイントを列挙した小冊子「不祥事会見 べからず集」を配布しました。セミナー参加者だけに配布する限定版で、新聞社やテレビ局の記者の現場感覚を基にした不祥事取材、会見への実戦的な対応・ノウハウが凝縮されています。当日は、弊社常務取締役の小林静雄(元産経新聞編集局次長兼政治部長)が、冊子の内容を説明しました。 第一部の講演は、青柳栄一氏に一般メディアと特殊メディア(ブラック情報誌など)の取材への対応の違いと対策について、ご自身の経験に基づきアドバイスをいただきました。まず、青柳氏は「悪い情報ほどいち早くトップに報告するのが、傷口を拡げないための最初のステップ」と述べ、マスコミや社会に対して誠意ある対応をとることが必須の要件と強調しました。 その場しのぎのウソで、会社が潰れたり、社長が起訴されたりした事例をあげて、広報は身内の論理に引きずられることなく、社内野党として世間常識にそった提言をトップに対して行うべきだと述べました。取材対応では、特定のマスコミにだけネタを提供するようなことはせず、だれにも万遍なく情報を提供し関係を強化しておくことが危機管理につながると説明しました。都合の悪い取材を逃れる裏技も披露し、慎重な対応が必要な経済誌についても解説いただきました。 第二部は、鈴木裕一氏に自社にとって不都合な取材があった場合の対応方法を解説いただきました。冒頭、鈴木氏は取材を受ける側にとって都合の悪い取材とは、「記者にとっては『当たり』の取材になる」と述べ、このテーマで講師を引き受けるのをためらったことを苦笑交じりで話し、会場を沸かせました。不都合な取材を受けると明確な回答を避けたり、うそをついたりして、かえって傷口を拡げるケースが後を絶たないとし、誠実な対応こそが一番の対処方法だと述べました。 事件や事故が発生した場合は、事実関係の調査担当、社内連絡担当、電話取材担当なといった役割を分けたほうが、速やかで正確な初期対応が可能となると説明。記者会見を開くにあたっては、関係者全員が共通の目的意識をもつことが前提となると強調し、会見者の選定や何を話すべきかなどをきちんと決めておくことがポイントになると解説しました。 実際の会見映像を見ながら講師の解説を聞く参加者セミナー最後のプログラムでは、過去の6つの不祥事会見の映像を流し、鈴木氏が用意したレジュメに書かれた「会見をスムーズに終わらせるための10か条」に照らして、現実に行われた会見の問題点を詳細に解説いただきました。講演後の講師陣との名刺交換の場でも、参加者からの質問が相次ぎ、予定時間をオーバーしてセミナーを終了いたしました。 エフシージー総合研究所では、本セミナーの続編を含めて、広報担当者・危機管理担当者のための実践的なメディア対応セミナーを定期的に開催してまいります。 |
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