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ネットの荒波に新聞「紙」市場は縮小
−生き残りかけたチャレンジ続く フジサンケイ広報フォーラムは、6月20日(金)に6月・月例会を日本記者クラブで開いた。産経新聞経済本部の谷口正晃経済部長が「ネット時代 経済報道と企業広報はどう変わったか」をテーマに講演した。 ―講演要旨は次の通り―
産経新聞では、昨年10月にニュースサイト「MSN産経ニュース」を立ち上げた。そのほかブログサイト「iza:イザ!」、サンケイスポーツ「SANSPO.COM」、夕刊フジ「ZAKZAK」、ビジネスアイ「Businessi.」を合わせたユーザー数は3500万人。日本のインターネット人口の40%が利用している勘定になる。この5サイトはアルバイトを含め、120人で運営。世界的に見てもネット事業が黒字の新聞社が少ない中、健闘している。 これらの運営にあたって産経は、“ウエブファースト”の姿勢で、紙媒体の特ダネをほぼリアルタイムでネットに載せている。また、情報量も紙媒体を上回る場合が多い。社内的には異論もあり、実験段階にある。紙媒体とネットでは記事の編集が大きく異なり、さまざまな試みを行っている。いま爆発的なページビューをかせいでいるのが「法廷ライブ」だ。法廷内のやりとりを逐一レポートしており、人気がある。 ネット媒体の優位性が指摘されて久しいが、ネットはメディアツールとして弱点も多い。情報の価値判断が分かりづらいし、パソコンの使い手の能力に左右される。重要な記事を効率よく読むには適していないと実感している。一方で、予想を超える破壊力も持つことも確かで、新聞はそのネットの荒波に呑み込まれつつある。 新聞が生き残れるかどうか、曲がり角に来ている。新聞には140年を超える歴史があり、寿命という側面もあるかなとも思うが、今後の目指すべきポジションが定まらない。何をするかで命運が決まる。しかし、市場は縮小し、全員が生き残ることはないだろう。広告収入の落ち込みが経営を圧迫した米国の新聞社は破綻の危機にあるが、日本は差し迫った状況ではないもののベクトルは同じだ。各社とも広告料の落ち込みが顕著。新たな収入の柱を早急に確立することが急務だ。 |
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――以下参考用に6月の月例会の御案内の内容を全文掲載しています―――― 【6月・月例会のご案内】 産経新聞・谷口経済部長を迎えて
フジサンケイ広報フォーラム6月・月例会は、4月から産経新聞経済部長に就任した谷口正晃氏を講師に、「ネット時代 新聞の経済報道と企業広報はどう変わったか」をテーマにお話いただきます。 インターネットの登場で新聞は読まれなくなるのではないか―と言われてきましたが、さきごろ発表された「全国メディア接触・評価調査」(日本新聞協会)によると、新聞を読んでいる人は92.3%で、「社会的影響力もあり、情報源として欠かせないメディア」と評価しています。 産経新聞では、インターネットのニュースサイト「MSN産経ニュース」を昨年10月に立ち上げ、順調に読者を増やしており、新聞、ネットそれぞれの読者を意識したニュースを発信しています。 谷口部長は、アメリカのシリコンバレー支局で最先端のインターネット事情を取材、その後も、通信、放送業界を取材してきました。ネットの登場で新聞はどう変化したか、今後の展開は―などを語るにふさわしい経験をお持ちです。さらに、産経新聞経済部の取材活動についても、お話しいただきます。 関連部門の方にも声をおかけいただき、ご参加くださいますようご案内申し上げます。 |
| 【と き】 |
2008年6月20日(金) 午後3時15〜5時15分 |
| 【ところ】 |
日本記者クラブ「宴会場」 東京都千代田区内幸町2−2−1 日本プレスセンタービル9F TEL 03-3503-2721 |
| 【テーマ・講師】 |
「ネット時代 新聞の経済報道と企業広報はどう変わったか」 産経新聞経済本部 部長・谷口正晃氏 |
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