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第318回 大手町〜内幸町ウォッチング(2012年2月6日更新)
先日、東京・大手町の産経新聞から日本プレスセンターがある内幸町まで約1時間かけて歩いた。ふだんは都営三田線を使ってものの5分で着いてしまうのだが、この日は次の打ち合わせまで1時間30分。たまにはタウンウオッチングもいい、そんな気持で歩き出したのだが、建替え中のビルや観光客のイキなファッションを眺めたり、思いもよらぬ刺激的で貴重な時間を過ごすことができた。
産経新聞を出て、オフィス・商業施設に建替え中の旧みずほ銀行大手町本部ビルを右手に眺めつつ、大手町交差点に向った。角にある三井住友銀行大手町本部ビルも2015年には「三井住友銀行本店東館」(仮称)として竣工する。大手町、丸の内、有楽町はいま、三菱地所の再開発計画の真っ只中にあり建替え中のビルが多い。旧ビルの懐かしさとともに、ビルで働いていた各社広報部長さんの顔が思い出される。
交差点から皇居方面を望むと、改装中のパレスホテルが見えた。今年5月17日にホテル棟とオフィス棟からなる「パレスホテル東京」としてオープンする。新大手町ビルの居酒屋でさんざん飲んで食べて、ホテルの最上階のバーによく行ったものだ。そんなことを思い出しつつ有楽町方面に向った。「丸の内MY PLAZA」(明治安田生命ビル)、東京會舘、帝国劇場、丸の内警察署を過ぎると、もう日比谷公園だった。
何年も行ってないが、公園内のレストラン「日比谷松本楼」はどうなっているのだろう?翌日、ネットで調べてみた。これまで通り午前10時から午後10時まで営業。日比谷公園を眺めながらゆったり食事できるとあって、日替わりランチ(1030円)は相変わらず人気らしい。3階のフレンチレストラン「ボア・ド・プローニュ」もリーズナブルで、サラリーマンの利用が多いようだ。今度、久しぶりに行ってみよう。
日本プレスセンターが見えてきた。道路を挟んだ目の前に日比谷公会堂がある。修復工事はたびたび行われてきたが、外観はほぼ1929(昭和4)年の竣工時のままだ。太平洋戦争で東京が焼け野原になったときも戦火をくぐり抜けて生き残った。都心のビルの建て替えが相次ぐ中、こういう建築物は貴重だ。日本のカーネギーホールといわれ外観に重厚感があり、何よりも私たちの気持をほっとさせてくれる。
打ち合わせの会場には20分前に着いた。わずか1時間のタウンウオッチングだったが、多くのことを見て学ぶことができた。思わぬ時間が出来たとき、喫茶店で本を読んだり、百貨店などで新商品チェックするのもひとつの方法で勉強になる。しかし、たまに屋外を観察していると、季節の移り変わりも感じ取ることが出来る。突き刺すような冷たい空気の中にも、やわらかな日差しに春の訪れが近いことを感じた。
(フジサンケイ広報フォーラム事務局・山本 ヒロ子)
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