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第187回 『夏の大阪城』(2009年7月17日更新)
今週14、15日の2日間、大阪へ出張した。新幹線が新大阪駅に到着し、ホームに下りると熱風が体にまとわりついてくる。夏の大阪は相変わらず暑い。気持ちを切り替え、取材先のZ社、大阪工場へ向かう。場所は摂津市、新大阪駅から東海道線に乗り換え吹田駅で下車、そこからタクシーで約20分のところにある。出迎えてくれた受付嬢の笑顔で疲れはいっぺんに吹き飛んだ。
工場内はクーラーがよく効いていた。工場長はじめ現場責任者3、4人の最近の活動状況を聞く。現場での話は説得力があり、どんどん話にのめりこんでいく。午後1時から始まった取材は夕方近くになった。「お時間がありましたら、場所を変えて情報交換させていただいていいですか」という広報部長からのお誘いもあり、社員の厚生施設でお食事をいただきながら、また話がはずんだ。
その日は、大阪・心斎橋にあるホテルに泊まった。移動の疲れもあり、シャワーを浴びるとすぐに寝てしまった。翌日は、午前7時に目が覚める。X社の広報部長とホテルのラウンジで会う約束の時間までかなりある。そこで、久しぶりに大阪城を訪ねてみることにした。最寄り駅から天守閣のある場所までは、ゆるやかながらも上り坂になるため、往きはホテルからタクシーに乗った。
タクシーに乗車し、行き先を伝えると「お客さん、いい車に当たりましたね。私の専門は大阪城のガイドなんです」と運転手さんが語りかけてきた。小・中学時代、大阪城を通って通学していたらしい。まず、大阪城公園までの7、8分、市内の東西南北を結ぶ道路の説明から始まった。公園近くにある大阪歴史博物館のPRも忘れない。「大阪の大体のことが、この博物館で分かります」と。
心斎橋方面から天守閣近くまでタクシーで行くには、大手門か玉造口から入るが、「玉造口から入ります。天守閣が徐々に見えてきて美しいコースです。料金は変わりませんから」と運転手さん。ほんとうに、阪城大好き人間なのだ。天守閣の最上階は8階。高台に建てられているだけに、東西南北の景色がよく見える。3、4階は大阪城を築いた豊臣秀吉のゆかりの品々が展示されている。
帰りは徒歩で天守閣から公園内を通り、大手門口から最寄り駅の地下鉄・谷町4丁目駅へ出た。ホテルを出て、再び戻ってくるまで1時間半弱。短時間の最高の観光となった。運転手さんのガイドも良かったが、「大阪という街を知ってほしい」というその気持ちが外部の人間にひしひしと伝わってきたことが何よりもまして大阪の大きなPRになったことは否めない。大阪府、大阪市の職員の皆さんに、少しでもこんな心意気を持っていただきたいと思う。
(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
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