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第186回 『サントリーザ・プレミアム・モルツドリームマッチ2009』(2009年7月14日更新)
7月6日、東京ドームで開催された「サントリーザ・プレミアム・モルツドリームマッチ2009」を観戦した。今年は「ザ・プレミアム・モルツ球団」と「ワールド・ジャパン2009チーム」の対戦だ。モルツ球団は、往年のプロ野球選手で構成され、「W・J2009チーム」は、日本代表として大リーグなど世界の野球界で活躍した選手で結成された。まあ、真夏の夜のお祭りである。
1995年にスタートし、今年で15回目を迎えるこのビッグイベントには、ドームがほぼ満席になるほど人気がある。野球好きの知人が、ネット席のチケットを申し込み当選したのだが、本人は急用のため断念。「良かったら」と回してくれた。めったにない機会だ。早々に仕事を切り上げ、ドーム近くの交番の前で友人と待ち合わせた。もちろん、ビールのおつまみもしっかり買い込んだ。
午後6時半プレイボール。モルツ球団は、大沢啓二総監督、張本勲GM、山本浩二監督のもと、往年の名選手28人で構成され、W・Jチームは坂東英二GM、田淵幸一監督のもと、同21選手から構成されている。1回裏、W・Jチームで桑田真澄投手が登板。バースから三振を奪った。6回表、モルツ球団で東尾修投手が登板したが、すぐに「疲れたから交代を」と合図する和やかさだ。
私たちの後ろの席で観戦していた30、40代と思われるサラリーマン5人組の話が面白かった。「木豊選手は相変わらずオールラウンドプレーヤーだね」「バースはあの腹で走れるのかな。でも、阪神3人男、バースと掛布雅之、岡田彰布選手のプレーぶりを見られて良かったよ」「庄司智久選手は相変わらずやるねぇ」。長年のファンなのだろう。適切な解説として聞かせてもらった。
午後8時すぎても、OL、サラリーマンたちが絶え間なく入ってくる。いまプロ野球の試合で、これほど観客が入ったことはここ数年あっただろうか。なぜ、こんなに人気があるのだろうか。かつての人気者の顔を見たい、プレーを見たい。それにもまして、おたがい選手の体を思いやりながらプレーをする選手たちの暖かさが感じられるところにあるのではないかと思う。
7回表、打者・桑田選手がホームランを放ち、試合は佳境に入ったところだったが、冷たいビールを飲みたかったこともあってドームを後にした。「何年経っても、人を呼べることは素晴らしい」「失敗があるかもしれないけど“あなたを信用していますよ”と、観客の目が温かかった」「そんな先輩になりたいよ」−そんな思いで友人と飲んだビールはやけにおいしかった。
(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
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