 |
第163回 『東品川海上公園と屋上庭園』(2009年4月20日更新)
わが社から歩いて5分、目黒川が天王洲南運河に注ぎ込む河口に、2007年に全面オープンした東品川海上公園がある。いつもは通り過ぎるだけだったが、同じビルに入っているグループ会社のIさんから「陽気がいいし、サクラが満開だった先々週は、お昼はいつも、お弁当を持って藤棚の下のベンチで食べていたのよ」と聞いて、早速、外出した帰りに公園に寄ってみた。
りんかい線「天王洲アイル」駅で下車し、エスカレーターで地上に上がると目の前に人工芝を敷き詰めたグラウンドがある。いつも野球やサッカーをやっていて活気に溢れている。その横の細い道を入ると、もう公園だ。オフィスがある6階から眺めるより、そこに立つと、ずっと広い。犬に散歩をさせているご夫婦、小さなお子さん連れのお母さんグループなどで結構、にぎわっていた。
オープン当初の園内は、芝生を敷いているだけの公園に見えたが、とんでもない勘違いだった。季節の草花や樹木が随所に植えられ、水遊びなどができる人工の川やおしゃれな遊具があり、ベンチの数も多く、大人でも十分楽しめる。公園は運河をはさんで南北に分かれ、大きなアーチを描くおしゃれなアイル橋がつないでいる。晴れた日には、この橋の上から富士山がきれいに見える。
南側の公園は東京都水道局の東品川ポンプ場と一体になっており、公園の地下は雨水の貯水池になっている。ポンプ場建物のエレベーターから、小学5、6年生ぐらいの女の子4人が「お花、きれいだったね」と言いながら降りてきた。エレベーター横に貼られたチラシを読むと、2階と3階の屋上部分が公園になっていると書いてあった。知らなかった。ワクワクしながら階段を上った。
2階屋上は、日本庭園、円形庭園、水生植物や生物のいるビオガーデンだった。小さな池もあった。3階屋上はイングリッシュガーデン。広々としていて屋上とは思えないほどだ。ここから眺める公園の全景、そのバックの天王洲アイルのビル群との都市美もすばらしい。視点が変わると、こんなにも景色が変わるものなのか−と納得した。
新人のころ、先輩から「新しいオフィスタウンや美術館、テーマパークなどができたら、まず足を運んでみること。新しい発見があるから」と教えられた。それを実践してきたつもりだったが、会社の目の前に、心をいやしてくれる、すばらしい公園があることに気がつかなかった。これからは昼休みなどを利用して会社の周辺を歩いてみよう。今回の“公園発見”は、気持ちを新たにしてくれた。
(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
|
 |