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第147回 『レディースプラン』(2009年2月23日更新)
多くの映画館は毎週水曜日を「レディースデー」にしており、通常1800円のところを女性は1000円でロードショーを観られる。11日の建国記念日の日、そうとは知らず、JR品川駅前の品川プリンスシネマに行った。チケットを買おうとしたら、「今日はレディースデーですので、女性は1000円になります」といわれ、改めて「そうだったんだ」と気付き、随分と得をした気分になった。
こうしたサービスに対し、「なんで女性だけに、こういうサービスがあるのか」と思っている男性は多いようだ。映画館側には「レディースデー」を設けることによって、女性同士、また、男性にも「今日は映画を観にいこう」と女性と一緒に映画館に足を運んでもらえたらという目算がある。これまで「1人で映画を観るのはちょっと…」という女性にもアピールし、成功したのだろう。
女性を優遇したプランには、JRや私鉄で実施している女性専用席や、女性のみを対象としたパッケージツアーなどもある。飲食店のレディースランチやディナーもしかり。スキー場やカラオケ店、ガソリンスタンド、レンタルビデオ店でもレディースデーがあって、女性のみの割引などを行っている。サービスに敏感な女性に好評で、口コミでも結構広がっている。
男性を配慮した商品だって負けてない。私が大好きなのが「晩酌セット」だ。
「家に帰りたくない症候群」のおじさんたちをターゲットに考えられたのか、お酒とおつまみの量が適度でいい。JR市谷駅近くのトンカツ屋さんのセットメニューは、ビールと日本酒1本ずつ、野菜をベースとしたおつまみ2品と、ミニトンカツがついて1人1800円。十分ほろ酔い気分になれる。
サウナを上手く活用しているのも男性だ。先日、京都に日帰りの予定で出張した知人は、その夜に急きょ、大阪で友人と会うことになり、深夜バスで朝方、帰京することにしたそうだ。朝6時すぎにJR新宿駅に到着。その足でJR御徒町駅近くのサウナに行き、「風呂に入って、ソファで2時間横になって、シャンとして会社へ行ったよ。料金は1000円だった」。そんなこともある。
男性も女性もケース・バイ・ケースでサービスの恩恵をしっかり受けているのだ。性別、年齢、シチュエーション、内容、価格などを配慮したサービスに対する考え方は、社内報の企画や、各社イベントなどのヒントになることが多々あるような気がする。万人受けする企画の時代はもう終わった。特化しすぎた企画でも意外と関心が集まるかもしれない。
(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
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