広報ショートコラム
 
第137回 『アトレ品川』(2009年1月19日更新)

 弊社がオフィスを西新宿から天王洲アイルに移転したのは1998年。当時、通勤で品川駅から天王洲アイルに来るには、バスを利用するのが一番早かった。歩けない距離ではないが、朝の20、30分はちょっときつい。とはいうものの、改札口から港南口(現在の東口)のバス停に出るまで、地下の暗い通路を10分ぐらい歩かなければならない。そんな大変な時期があった。

 しかし、この10年間で、品川駅は大きく変わった。東海道新幹線が品川駅に停車するようになったのが2003年。08年3月からは全列車が停車するようになり、横須賀線が新ホームとなって、品川駅始発・終着列車が新設された。こうした便利さに伴い、駅ビル「アトレ品川」をはじめ、駅に隣接する高層ビルのレストラン街はますます混み始めた。

 駅ビルは結構、時間と経費の節約につながる。アフター5に、会社の仲間と「軽く一杯」というような時、会社近くの駅に出たほうが、だれもが自宅へスムースに帰りやすい。「二次会でも…」と、他の店に寄って多少遅くなったとしても、終電になって自宅最寄り駅からタクシーで帰るということには滅多にならない。駅にいることが、逆に「あわただしく終電などに乗りたくない」という意識にさせるようだ。

 鎌倉に住んでいる知人と、年に数回会って仕事やプライベートな情報交換をするのだが、二次会は必ず「アトレ品川」にあるバーを利用する。食事は済ませているので、注文は飲み物だけ。ウイスキーの水割りが1000円前後。ナッツ類を頼んで水割りを3杯飲んでも1人3000円。11時前の横須賀線に乗れば、知人が自宅に着くのは「午前さま」にはならない。

 時間が取りにくい時、夜遅くの打ち合わせ場所としても駅ビルは便利だ。夜9時に、某社広報部長さんと「アトレ目黒」のワインバーで待ち合わせたことがある。食事はそれぞれ済ませておき、いわば二次会感覚で1時間半ぐらい話をして別れた。彼は二子玉川に住んでいるので11時すぎには家に着いたようだし、私は歩いて7〜8分でわが家だ。

 時々、「もう忙しくてね。夜もなかなか時間が取れなくて困っちゃうよ」と、忙しいことを自慢げに語る人がいる。しかし、時間は工夫すればいくらでもつくれるものだ。要は、会いたい、会おうという気が本当にあるのかどうかだと思う。早朝だっていい。昼食時だって1時間あれば情報交換には十分だ。時間とおカネは有効に使いたいものだ。最近、つくづくそう感じる。


(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
あなたの会社が、何らかのトラブルで記者会見を行わなければいけない...。突然の記者会見対応...。そのときになってから対策を講じていては、間に合いません。いざというときのために、事前に模擬記者会見を体験してはいかがでしょうか。
いままでのコラムを見る
フジサンケイ広報フォーラムとは?
BACK Copyright(C) FCG RESERCH INSTITUTE
詳しくはこちら 記者会見から迫真の会見体験まで 危機管理メディアトレーニング 広報コラム