広報ショートコラム
 
第132回 『異業種交流会』(2008年12月29日更新)

 先週土曜日、午後4時から開催され異業種交流会「フォーラム21」に初めて出席した。ふだんから取材などで存じ上げている某社広報部長Hさんから、「ぜひ一度、顔を出してみてください」と声をかけられたからだ。これまでも、そういう類のお誘いは幾度かあり、都合が合えば出席させていただき「出会い」を楽しんできた。

 今回は様子がちょっと違った。Hさんが「20年間続いているんです。その間、脳腫瘍で倒れ、手術して再び元気に参加している人や、離婚した人、定年退職し、第二の人生を歩み始めた人などが集まっているんです」と熱心に誘ってくれる。私も、波乱万丈の人生を歩んでいる方の話を直接うかがってみたい、といつもの野次馬根性が出て、いそいそと出かけた。

 会場は品川プリンスホテルの38階レストランの個室。レインボーブリッジ、フジテレビ、東京湾が望める最高のロケーションだ。集まったメンバーは14人。ふだんの活動のメーンは月1回の勉強会だ。講師はメンバーが交代で務め、講師代はタダ。会議室は京橋にある公共施設を利用するので会場費は安く、土曜日午後3〜5時の開催のため、部屋がとれないという心配もない。

 会員は40人だが、月例の勉強会参加者は14〜15人。情報交換にはちょうどいい人数だ。メンバー同士の関係がおもしろい。AさんとBさんは大学浪人時代、下宿が同じだった。大学はライバル校に分かれ、卒業後は、それぞれ異業種に就職。30代後半に久しぶりに顔を合わせ、AさんがBさんに「フォーラム21」に誘ったところ、Bさんは居心地の良さがすっかり気に入ってしまった。

 CさんとDさんは、職場の上司と部下の関係だった。Cさんが50歳を過ぎてグループ会社へ異動。それを機に上下関係がなくなり、飲み仲間となった。お互い、「結構、いいヤツじゃないか」と思うようになり、CさんがDさんに「フォーラム21」を紹介した。見学がてら勉強会に参加したDさんだったが、そのまま居つき、いまは会計係を務めている。

 異業種交流会には、いろいろなタイプがある。名詞交換や仕事の付き合いだけに終わってしまう会合もあれば、家族を交えての付き合いに発展しているものもある。どれが良いと言い切れるものではないが、「信頼感と心地よさ」が重要なポイントになると思う。「フォーラム21」には、初めて参加する人に、そう感じさせない暖かさがある。会の運営にとって一番大切なことだ。


(広報フォーラム事務局・山本ヒロ子)
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