前々回の「ファッションちょっと」Vol.421では、スタッズ(STUDS)を取り上げ、スタッズで装飾された服やバッグ、靴を紹介しました。
今回はジッパーが主役のファッションアイテムをご紹介します。
この秋冬のトレンドである80年代グラムファッションの影響で、ロックテイストのスタッズやジッパーで飾ってある靴やバッグは大人気です。中でも、これまでなかったバックやサイド、アッパーなどの機能を無視してジッパーで飾り付けてある洗練されたジッパーシューズ(ジュゼッペ ザノッティ プール バルマン)は、特に注目されている靴です。
装飾としてのジッパー使いは、靴だけではありません。バッグやライダースジャケット、ニットワンピース、スカートなどなど、ありとあらゆるものがジッパーで様々に飾り付けられています。ジッパーは飾れば飾るほど、ロックテイストのグラムファッションを演出してくれる不思議なグッズです。
この装飾としてのジッパー使いをハードテイストだけでなく、ソフトに仕上げることでも可能性を広げたジッパーが、YKKの独自技術による編込みファスナー「フラットニット_」です。フラットニットは、ニットテープとエレメント部分を一体化して編み込むことで、より薄く、そして軽い、しなやかで柔らかいファスナーを実現しました。体にフィットする特徴のあるニット素材がよりフィットし、ファスナーで曲線を作るデザインを可能にしました。
このフラットニットは、「G.V.G.V.」や「motonari ono」でも採用され、繊細なレース使いのワンピースや圧縮ウール使いのニットワンピースなどとの組み合わせで、様々な直線や曲線でジッパーを使い、今年らしいジッパーファッションに仕上げています。
ジッパー使いは帽子にも見られます。この夏、大人気だったハット帽は、秋冬も健在です。センタークリースのソフトフェルトハットは男女を問わず人気が続くでしょう。硬いフェルトで作られたフォーマル帽のホンブルグハットも注目される中、やはり遊び心をくすぐられるジッパー使いのソフト帽は気軽にお洒落を楽しめるアイテムとして、パンツやジーパンなどだけでなく、ティアードスカートなどと組み合わせてもトレンド感ある装いが楽しめますので、80年代グラムファッション必須アイテムになること請け合いです。