Vol.388 3シーズン使えるジレ(ベスト)

2008年9月8日更新

  夏のバーゲンシーズンは 終わりましたが、バーゲン前の6月後半から売れだしていたのがジレです。
 ジレ(gilet)は、フランス語でいう胴着で、ベスト(チョッキ)のことです。元々は豪華な装飾を施した袖なしの婦人用の胴着を指しました。紳士の国イギリスでは、男性が着用する最上衣の下に着用する胴体部分を覆う胴着をウエストコート(waist coat)と言い、アメリカ英語ではベスト(vest)になります。ウエストコートの最も典型的なデザインは、正面に縦一列で並んだ5個ないし6個のボタンで留め、前見頃は背広と同じ生地で、後見頃は裏地と同じ生地というものです。 

  
3シーズン使えるジレ(ベスト)
  

  このベスト・ウエストコートと 同類のアイテムをフランス語では男女を問わずジレと表しますが、日本でジレというと、女性用でウエストコートのような前開きのボタン留めで前と後ろで素材が違うデザインを指しているようです。

 近年、レイヤードで重ね着するスタイルが定番となっていることもあって、この夏はTシャツや薄手のアウターにベストやジレを重ね着するスタイルのコーディネートが注目されました。この秋以降も、このジレやベストは要注意アイテムです。夏前に購入した方、夏のバーゲンで安く購入した人方も、重ね着で気回しできるジレやベストは秋以降も使える便利な一枚となること間違いなしです。 

 これから購入を考えている方は、裏地のついた物ですから、ちょっと生地の薄手のタイプを選ぶようにすると良いでしょう。薄手のものだと、秋から春の3シーズン、そして初夏あたりまで使えるアイテムになるはずです。

 今年の秋冬は、ここ数年続いたフェミニン全盛からマニッシュミックスされたスタイルが注目されています。フェミニンを基調にマニッシュさをプラスするのにジレは最適のアイテムでしょう。スタイルやデザインが男仕立てでありながら、素材は柔らかく薄手に仕上げたジレなら、今年らしいマニッシュ感をさりげなく演出することが出来るはずです。

 この秋冬は、男仕立てのデザインにこだわったジレで、今年風のエスプリを効かせたファッションを楽しんで下さい。