Vol.375 2008年春夏のモードは色と柄のアート

2008年2月25日更新

 立春が過ぎても日本列島は今期最強の寒気にすっぽりと覆われ、寒い日々が続いていました。こんな寒い冬は、お洒落をする気持ちも薄れてしまいがちですが、街角の花屋のウィンドウを覗くとそこはすっかり春の気配です。

  
2008年春夏のモードは色と柄のアート
  

 今年の春夏は、花屋の軒先を思わせるようなファッションが私達を楽しませてくれます。目にも鮮やかな色と柄で咲き誇る花たちの競演と、抽象的でもお花畑を思わせるようなモードな柄、色使いが楽しめるまさに春を感じさせるファッションで、少しレトロテイストなデザインがたくさんお目見えします。
 記憶にまだ新しい今期のグラミー賞の授賞式で印象的だったのは、エイミー・ワインハウスでしたね。主要3部門を含む5冠を達成し、最優秀楽曲賞と最優秀レコード賞を獲得した楽曲「リハブ(Rehab)」は、50年代?60年代の女性グループを意識したサウンドが特徴で、彼女のメイクやヘアメイクにもそんなレトロ感がプラスされ、曲のイメージを魅力的に刺激しています。そんな彼女のファッションと曲の人気も、今春夏のモードにはしっかりと反映されています。

 グッチは、50年代風のグラフィックとロックの要素がミックスされたデザインで、レトロ感と斬新さを併せ持ち、ヴィヴィッドな色合いで今年のトレンドを感じさせます。
 ダークな色調に色鮮やかで抽象的な花柄をあしらったプラダは、70年代のエッセンスが効いていて幾何学柄との組み合わせが新しく、インパクトのある仕上がりになっています。
 また、花柄をふんだんに使用したD&Gは、70年代フォークロアやヒッピー調を上手にアレンジしたプリントとプリントを組み合わせたデザインです。鮮やかな色同士、プリティな柄に幾何学柄、リアル柄に抽象的な柄、などと柄と柄を組み合わせて絶妙なレトロ感とナチュラル感を醸し出しています。

 柄や鮮やかな色合いのものが多いため素材使いは軽やかなものが多く、ジョーゼットやシフォンなどの薄い生地で柄や色合いの強さを和らげています。また、フリルを何段にも重ねたティアード仕立てでウォーキングとともに動きが出て、春の息吹や躍動感を感じさせるデザインなど、心が浮き立つデザインの服がたくさん陳列されています。
 家で眠っているお古を引っ張り出してリメイクすれば、まさに今春夏のモードになるはず!お店を回って目を肥やしたら、自宅の押入れを漁ってみてはいかがでしょうか。