Vol.255 浴衣で涼しくクールビズ

2005年7月19日更新

 夏の定番、浴衣!今年はどんな浴衣を着たいですか?
 着物を着る習慣がほとんどない!という人も、夏ぐらいは浴衣を着ます!という人は意外に多いもの。さらに今年はクールビズ!

  
浴衣で涼しくクールビズ
  

 ビジネスの中でも浴衣が注目されています。例えば、広島市役所の「浴衣で仕事しんさい」や、大阪では商店街での浴衣を着ての接客などなど・・夏の仕事着として着てみたら?という動きもたくさんあります。NPO法人の中では、東京の温度を下げる試みとして「東京の路地に打ち水を!」という運動をしているところもあり、浴衣で打ち水を!という昔懐かしい風景も見られるかもしれません。
 このように、昔の習慣であった浴衣を夏の風物詩として、ただ「着る!」というのではなくて、今年は地球環境に結び付けて、クルールビズという流行の言葉に引っ掛けて「浴衣を着る」という風に、ファッションだけでなく、涼しく過ごせる夏の衣類として注目されている様です。

 ところで浴衣ですが、そんなに涼しいのでしょうか?「ゆかた」は「浴衣」と書くように、沐浴時の衣です。つまり、湯上りに汗が引くまでの間、さっと引っ掛けて羽織り着るもので、その後は、床に入るときに着る「寝巻き」に着替えるというのが普通でした。ですから、湯上りの体温が上がっている時に汗を引かせ、さらに湯冷めしないための衣類から始まった「浴衣」ですから、暑い夏に涼しく過ごせる衣類としては、うってつけなんでしょう。ですが、実際、皆さんが浴衣を着てみるとどうですか?「涼しい」という感覚からは程遠いものではありませんか?浴衣の下に肌襦袢を着て、裾除けもし、しっかりと着崩れしないように胸元をつめて、見た目にキレイに着て帯をしっかりと締めてしまうと、本当に暑いだけの衣類になってしまいます。
 室温28℃のクールビズのために着るんだったら、少し崩して着ることです。帯もゆったりと締めて、胸元も親指一関節分開けて襟合わせするといいでしょう。そうは言っても仕事着として着る場合、着崩れすると大変なことになりますので、コツとしては、肌襦袢を着た後に、ウエスト部分にタオル一枚を半分にして巻いておくといいでしょう。帯をゆったりと巻いても、腰紐をきつく締めなくても腰紐が緩むことを防いでくれて、着崩れを防いでくれます。

 浴衣は着ている人はそんなに涼しく感じないものですが、なんと言っても浴衣を着ている人を見る側の私たちにとっては、涼しさを運び、感じさせてくれる絶品のアイテムであることは事実です。