Vol.249 春夏人気のターコイズ

2005年6月7日更新

 石をモチーフにした服飾雑貨が大流行です。サンダルやバックはもちろんのこと、ベルトやTシャツのロゴに至るまで、大小の石を細工して宝飾したものが今年はたくさん出回っています。
 特に、昨年と大きく違うのは、ガラス球を細工したスワロスキーを縫い付けたり、つなげたりして装飾したものが人気だったのに対し、今年は天然石を加工したものが人気ということ。特に、目に付くのがターコイズ(トルコ石)です。

  
春夏人気のターコイズ
  

 ターコイズはカジュアルにも、ゴージャスにも装えるジュエリーですから、トルコ石を使った装飾は、ベルト、時計、ネックレスといったジュエリー本来の使い方だけでなく、サンダルやバックの飾りやTシャツのビーズ刺繍などに使うと、カジュアルにもフォーマルにもなる不思議な石です。また、今年、この石が特に人気なのは、ターコイズブルーという自然の海や空を彷彿させる青色だから。今年のファッショントレンドによくマッチングする色と雰囲気を演出できるからということのようです。このターコイズのブルーは自然から生まれた色なので、赤や黄色、もちろんメタルにだって不思議にマッチしてしまいます。だから、色々な天然石との組み合わせを楽しむことだって出来るし、もちろん、このブルーの石の大小の組み合わせだけでもゴージャスに装うことが出来るという優れものですので、人気のターコイズ服飾を、あなたも1品お買い上げされてはどうでしょう。

 そこで、少しターコイズのお話をしましょう。12月の誕生石として知られるトルコ石(Turquoise)を英語読みでターコイズと呼びます。ターコイズは決してトルコでは産出されないのに、トルコ石と命名されたのは、13世紀頃、エジプトのシナイ半島産のターコイズがトルコを経由してヨーロッパに持ち込まれ、このトルコの商人らがターコイズを護符として指輪などにして身に着けていたからだとも言われています。ですから、最上級とされるイラン産のものが鮮やかで深みのある青空の色なのに、トルコ石の命名に関係のあったエジプト産のものがやや緑がかっているので、青緑色をターコイズブルーと呼んでいます。

 ターコイズは、硬度も6で、傷が付き易く、また、熱や湿気にも弱いデリケートな石ですから、取り扱いは丁寧にして、汗や汚れは柔らかい布でキレイに拭き取るなど、毎日のお手入れも大切です。